タントにアイドリングストップ非装着車が追加|設定変更方法を解説

タントアイドリングストップ

ダイハツ工業は、2023年1月に一部の車種にアイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)のグレードを追加設定して、2023年4月11日から全国で一斉に発売することを発表しました。

この記事では、アイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)の対象車種や価格、さらには「タント」のアイドリングストップ機能についての解説をしていきます。

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目次

eco IDLE非装着車のグレードが追加設定

タント

ダイハツ工業では、アイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)のグレードを追加設定する理由として、新型コロナウイルスの感染拡大などによる部品の供給が不足していること、さらには世界的に半導体が不足していることを上げています。

部品の供給の見通しがいまだに不透明な中で、アイドリングストップ機能がない新しいグレードを追加設定することによって、ユーザーに希望する商品をなるべく早く届けることができるようにしました。

対象車種

アイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)の追加設定がされた対象の車種は、フレンドシップシリーズを除いた「タント」と、「タフト」「ムーヴ キャンバス」の3車種が発表されています。

価格の違い

「タント」「タフト」「ムーヴ キャンバス」の3車種のeco IDLE仕様車とeco IDLE非装着車の価格を比較してみましょう。

車種eco IDLE仕様車eco IDLE非装着車
タント138万6,000円~199万1,000円135万3,000円~195万8,000円
タフト135万3,000円~180万4,000円132万円~177万1,000円
ムーヴキャンバス149万6,000円~191万9500円146万3,000円~188万6,500円

アイドリングストップレス仕様車(eco IDLE非装着車)の価格は、アイドリングストップ付きの仕様よりも、全ての車種が一律で3万3000円(消費税込み)安くなります。ただし、発表されている価格に関しては、メーカー希望小売価格(消費税込み)となっていますので、あくまでも参考価格となっています。

参考:ダイハツ

タントのアイドリングストップ機能

タント

アイドリングストップとは、運転をしている際に信号待ちなどでブレーキを踏んで車を完全停止させた時、自動的にエンジンがストップする機能のことです。

環境に良いとされていたり燃費性能も向上するといわれるため、多くの車種に搭載されている機能となっています。アイドリングストップをしている時に、ブレーキを緩めたり、ハンドルの操作をしたりすると、自動的にエンジンが再作動します。

ダイハツでは、アイドリングストップ機能のことを独自に「エコアイドル」という名称を採用しています。タントにも2代目のタントの後半モデルからアイドリングストップ機能の「エコアイドル」が搭載されるようになりました。

タントでは、ハンドルの右側にあるエンジンの始動または停止をする「エンジンスイッチ」ボタンの下にある、A OFFと表示がされているボタンが「eco IDLE(エコアイドル)OFFスイッチ」です。「eco IDLE(エコアイドル)OFFスイッチ」を押すことにより、アイドリングストップのオンオフの切り替えをすることができます。

なぜ、アイドリングストップ機能が搭載されるようになったのでしょうか。アイドリングストップ機能のメリットとデメリットを見ていきましょう。

アイドリングストップ機能のメリットとデメリット

タントにも搭載されている、アイドリングストップ機能を使うメリットにはどんなものがあるのでしょうか。メリットのうちの2点を挙げてみます。

アイドリングストップのメリット

燃費の改善が期待できる

メリットの1つは、燃費の改善効果が期待できることです。車はアイドリング中であっても、燃費の消費しています。アイドリングストップ機能は、停車中にエンジンを止めることができるので、燃料の消費を抑えられます。そのため、燃費をよくできるのです。

タントのカタログ燃費も2WDで21.2~22.7㎞/L、4WDで19.6~21.4㎞/Lとなっていますので、燃費性能はとても高くなっています。

排出ガスを抑えられる

メリットの2つ目は、エンジンが停止している間の排ガスの排出を抑えられます。アイドリング中は、二酸化炭素や窒素酸化物などの含まれたガスが排出されています。これらの排出ガスは、健康被害や地球温暖化の原因になっているといわれています。アイドリングストップ機能を使うことで、排出ガスを抑えられます。

アイドリングストップのデメリット

これらのメリットがある反面、デメリットもあります。アイドリングストップにはデメリットもあります。それでアイドリングストップ機能を使うかどうかは、運転環境などに合わせて個々で判断するとよいでしょう。

車内環境が維持できない

たとえばアイドリングストップ中は、エアコンも停止、あるいは送風に切り替わってしまいます。そのため車内の温度が上がったり下がったりしてしまいます。外気温と室内温度の差が大きいときには、アイドリングストップしない設定の車種もありますが、バッテリーの負担は大きくなります。

バッテリーに負担がかかる

また、信号機の多い街中での運転時には、アイドリングストップによってエンジン停止が多くなるため、バッテリーの充電と非充電が繰り返されます。さらにエンジンの始動時にバッテリーは、大電流を供給することになるので、バッテリーの負担が大きくなり劣化が早まってしまいます。

通常であれば、約3~5年乗るとバッテリーが劣化してくるので交換が必要と言われていますが、アイドリングストップ車であれば、交換の目安は約3年といわれていてアイドリングストップ非搭載車よりも短くなっています。さらに、アイドリングストップ搭載車であれば、専用のバッテリー交換が必要になりますので、交換時には注意が必要です。

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アイドリングストップの解除方法

タント アイドリングストップ

タントのアイドリングストップの解除方法です。タントのハンドルの右側にあるエンジンの始動停止をする「エンジンスイッチ」ボタンの下に、「A OFF」と表示がされているボタン、「eco IDLE(エコアイドル)OFFスイッチ」があります。この「eco IDLE(エコアイドル)OFFスイッチ」を押すことで、アイドリングストップの機能を解除することができます。

「eco IDLE(エコアイドル)OFFスイッチ」を押すと「eco IDLE OFF」表示灯が点灯します。もう一度、「eco IDLE(エコアイドル)OFFスイッチ」を押すとeco IDLE(エコアイドル)が作動する状態になり、「eco IDLE OFF」表示灯が消灯します。

アイドリングストップの設定変更方法

タントを運転している時にアイドリングストップがストレスだと感じてしまっている場合、アイドリングストップをキャンセルする方法もあるので、ストレスを我慢して使用する必要はないでしょう。

タントに乗っていてアドリングストップ機能を使用しない際には「eco IDLE(エコアイドル)OFFスイッチ」を、車に乗るたびに押してキャンセルをする必要があるので、面倒だと感じることも少なくありません。

それで、常にアイドリングストップをキャンセルしておきたいと思うようであれば、純正品ではありませんが「アイドリングストップキャンセラー」という専用のキットの取り付けを検討することもできるでしょう。

「アイドリングストップキャンセラー」の価格は、約3000~5000円で購入することができ、専門の知識がなくても取り付けることができます。さらに、スイッチを押すことによってアイドリングストップをオンにすることも可能となっていますので、機能性を損なってしまうということもありません。

アイドリングストップキャンセラーは、ネットでも購入することができます。

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もしもアイドリングストップ機能にトラブルがあったら

「eco IDLE OFF」ランプが消えない、あるいは点滅をしているなどのトラブル等があった際には、枚方近郊の方であれば、ぜひカミタケモータースへお問い合わせください。弊社では新車・未使用車の販売だけでなく、整備や車検まで取り扱っています。

経験が豊富な整備士も在籍していますので、不具合の原因を的確に判断することもできますし、さらに修理等が必要なのかなどのご提案をすることもできます。また、豊富な仕入れルートから部品を仕入れることもできるので、予算に合わせての整備のご相談も可能です。

ぜひこちらから、お気軽にお問い合わせください。

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