未使用車は値引きできる?新車との価格の違いやお得に購入するためのポイント

未使用車 値引き

未使用車はお得に車を購入したいと思っている方が車を購入する1つの選択肢になります。在庫があることが前提の未使用車ですが、そもそも値引きができる時期などはあるでしょうか?

一般的に年度末の2月から3月にかけては、自動車販売業界にとって忙しい時期です。多くの自動車がこの期間に売れます。そのため、買い手にとっては非常に有利な時期となり、大幅な値引きが行われることがよくあります。

しかし未使用車の場合は、値引きができるでしょうか?未使用車の値引きや新車との価格の違いについて詳しく解説します。

目次

未使用車も値引きできるが少なめ

結論からすると、未使用車は新車よりも安い価格が魅力ですが、値引きはあまり期待できません。

新車の場合、約1割程度の値引きがあることもありますが、未使用車はすでに車両本体価格が安く設定されているため、追加の値引きは少ないです。

また、車両本体価格が安くても、別途手数料や諸費用がかかるため、最終的には値引きが少ないケースもあります。

未使用車を購入する際は、車両価格以外の費用も含めて、本当にお得かどうかを確認することが重要です。未使用車の値引きは少なめということを念頭におき、どの購入方法がよいのか検討しておきましょう。

値引きした未使用車と新車の比較

新店舗外観 カミタケモータース

「新古車」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、その定義や具体的な内容については曖昧な部分もあるかもしれません。

登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。自動車公正取引協議会に加盟している販売店では、「新古車」という表現は使いません。消費者に誤解を与える可能性があるからです。「登録済」とは、陸運局での登録が済み、ナンバーが交付されている車を指します。

未使用車の多くはディーラーが新車として登録した車です。走行距離は通常100km未満で、ほぼ新車の状態です。それでも新車よりも安く購入できるのが大きな魅力です。多くの場合、新車保証をそのまま受けることができます。

このような特徴がある未使用車ですが、新車と比較すると未使用車は在庫があるという点や登録されているという点が比較ポイントです。

新車よりも早く納車できるというメリットがありますが、登録されているので中古車という扱いです。価格面で値引きが少なめの未使用車と、オプションもセットにして値引きができる新車との違いがあるので、見積もりの比較が必要でしょう。

未使用車がお得な時期はある?

手続き

未使用車は登録されてから、中古車として在庫されます。そのため、新車とはお得になる時期が異なる場合があります。未使用車が増える傾向がある時期やお得になる理由を見ていきます。

在庫が増えるときほど、キャンペーンや値引きがあり、お得に購入できる可能性があるでしょう。

4月(3月の本決算直後)

1年の中で自動車業界が最も忙しいのは、3月の決算月です。そして、4月になると未使用車の在庫が増えることがあります。

自動車販売店は、決められた台数を決算月までに販売する必要があります。台数が足りないと、報酬として受け取れる額が減少してしまうからです。

そのため、目標を達成できなかった場合、販売店が不足分の車を買い取って報酬を得る仕組みがあります。売れ残った車両がある店舗なら、4月に多くの未使用車を在庫していることが多いのです。

10月(9月の中間決算直後)

新古車が多く市場に出回る時期として、2番目に多いのが10月です。中間決算月となる9月に、目標台数を設定していることがあります。このため、自社で買い取ったり、販売店に卸したりして、販売した新車台数を確保します。

その結果、9月に売れ残った車が新古車として10月に市場に出回るため、この時期も新古車が増える傾向があります。

7月・12月(企業のボーナス支給時期)

企業の中には年に1回から2回、ボーナスを支給するところが多く、ボーナスの支給月を7月や12月としている場合が多いです。このため、自動車販売店はボーナス支給に合わせて在庫を確保します。

ただし、7月や12月に新古車が多く出回るのは主に中古車販売店です。ディーラーは新車を中心に販売しているため、この時期に新古車を多く在庫していることは少ないでしょう。7月や12月に新古車を購入したい場合は、中古車販売店を訪れるのがベストです。

未使用車のメリット

料金

新車より価格が安いことがある

新車価格よりも安く、すでに新車登録されているため重量税もかからずお得です。少しでも安く新車に近い状態の車を手に入れたい方には適しています。

もちろん値引き幅は限られているので、トータルで本当にお得なのかチェックする必要はあるでしょう。

納車までの日数が短い

未使用車のメリットは、納車までの期間が短いことです。新車は納車まで待つ必要がありますが、未使用車なら在庫があるので納車までが短くなります。

納車まで短いのは中古車も同じですが、未使用車なら新品同様の状態です。走行距離が非常に少なく、内外装もほぼ傷んでいません。誰かが使用した車に抵抗がある方や、古い車が苦手な方には特におすすめです。

未使用車のデメリット

注意

メーカーオプションが選べない

新古車はすでに完成した車なので、メーカーオプションを追加することはできません。そのため、自分の好みのカラーやグレードを見つける必要があります。

特定のカラーやグレードを求めると、出会う機会が少なくなることがあります。一度逃してしまうと再び手に入れるのが難しいため、根気よく探す必要があります。また、新古車の価格は新車より安いですが、一般的な中古車と比べると高めの設定です。

車検のタイミングを考える必要がある

すでに登録されているので、中古車という扱いになります。そのため初回の車検のタイミングが短くなるケースがあります。

納車してから次の車検まで、予想しているよりも短いという場合もあるため、どのタイミングで登録されているのか確認しておきましょう。

結局どちらがおすすめ?

未使用車にはいくつかのデメリットもあります。まず、超人気モデルの新型車で生産が追いついていないような車種はほとんど市場に出回りません。ただし、生産が十分に行われている人気モデルも多数存在します。

また、一度登録された車であるため、新車のように好きなグレードやオプション、色などを自由に選ぶことは難しいです。しかし、流通量の多い未使用車であれば、売れ筋のグレードやオプション装備車を見つけやすいでしょう。ただし、これらの人気グレードやオプション装備車はすぐに売れてしまうことが多いです。

目当てのモデルが見つからなかったり、自分好みのカスタムがしにくいことはありますが、これらは大きな問題ではありません。それよりも安く手に入ることが重要です。中古車店同士を競わせて、より安い方を選ぶのが賢明です。

未使用車の選び方

電球

国内には大小さまざまな中古車販売店が存在し、それぞれの販売店で得意とする分野や販売方法が異なります。同じ中古車でも、どこで購入するかによって質や価格が変わることも珍しくありません。

良質な登録済(届出済)未使用車を見極めるための基本的な知識と選び方のポイントをいくつか紹介します。

1. 自動車公正取引協議会加盟店で購入

まず、信頼性の高い販売店を選ぶことが大切です。自動車公正取引協議会に加盟している販売店を選ぶと安心です。この協議会では、自動車公正競争規約を定めており、表示方法についても厳しいルールがあります。

この規約の第3章第14条には、「新古車」という表現を使わないことや、中古自動車でないかのように誤認される恐れのある表示を禁止する項目があります。このルールは、協議会の加盟店にのみ適用されるため、店舗内に加盟店のステッカーがあるか確認しましょう。

2. 表示ルールが守られているかチェック

次に、表示ルールが守られているか確認することが重要です。規約では、「未使用車」ではなく「登録済(届出済)未使用車」と表示することが求められています。また、走行距離は100km未満が目安です。100kmを超える場合、公道を走って使用されたとみなされることもあります。

「登録済(届出済)未使用車」という表示と走行距離の確認を必ず行いましょう。表示ルールが守られていない場合、その販売店から購入するのは避けたほうが良いでしょう。

お得に購入するには全体の費用を考えよう

お金

登録済未使用車の購入にはメリットとデメリットがあり、新車とどちらがお得か迷うことがあります。どちらを選ぶべきかは、自分が何を重視するかによります。以下のポイントを参考に、慎重に検討してみましょう。

メリット

1. 車両価格が安い場合がある

車両価格は新車よりも安く、相場では1~2割程度安く設定されていることが多いです。特に1年落ちなど、登録から時間が経過した車はさらに安くなることがあります。

また、初回の自動車重量税は支払う必要がないため、コストが抑えられます。自賠責保険料は販売店によって月割計算で請求されることもあります。

デメリット

1. 支払総額で考える必要がある

本体価格や税金が安くても、車の購入にはその他の諸費用もかかります。税金、代行費用、納車費用などを含めた支払総額で判断することが重要です。

2. 購入時のサービスが少ない可能性

ディーラーは新車を販売することでメーカーからインセンティブを受け取るため、新車購入時には付属品の割引やガソリン満タンサービスなどの特典があることが多いです。しかし、登録済未使用車では在庫管理の費用がかかるため、積極的なサービスが期待できないことがあります。

3. 減税や補助金の対象外

新車購入時には、環境性能に優れた車などに対して国が定める補助金や減税制度が適用されることがありますが、登録済未使用車には適用されません。エコカーの場合には、補助金を取り入れてお得に購入できる場合もあります。

検討ポイント

新車と登録済未使用車のどちらがお得かは、自分が何を重視するかによって異なります。以下のポイントを考慮して検討しましょう。

本体価格と諸費用
本体価格が安い登録済未使用車は魅力的ですが、支払総額で比較することが重要です。

購入時のサービス
新車購入時には特典が多いことがありますが、登録済未使用車では期待できないことがあります。

減税や補助金
新車購入時には減税や補助金が適用される場合があるので、これも考慮しましょう。

新車購入するには新車1.99%の超低金利プランがおすすめ

お得に車を購入するには、未使用車や低金利プランの利用がおすすめです。

未使用車はこの記事で紹介したように、値引きが少ないことがあるので、未使用車と比較して新車購入を希望する方もおられるでしょう。もちろん未使用車も車種やグレードによってはお得に購入できるので、こだわりが少ない方にはおすすめです。

弊社カミタケモータースでは常時300台以上の在庫車両を展示しているので、好みの車を探していただきやすいです。最新の在庫情報はこちらから。

もし新車購入を検討しているなら、低金利プランの利用がおすすめ。新車購入ではローンを利用する方も一般的ですが、金利手数料の負担も考慮して比較するのがよいでしょう。

ローンは毎月の支払額を一定にできますが、金利手数料の負担が発生します。そのため完済までの手数料の負担額まで考慮して、検討してみるのをおすすめ。

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