トヨタの高級ミニバンとして圧倒的な人気を記録するヴェルファイアは約8年ぶりにフルモデルチェンジを実施しました。
前モデルから根強い人気があるヴェルファイアでしたが、新型ヴェルファイアの特徴はどうなのでしょうか。
また、内外装の魅力や各グレードの違いが気になる方も多いでしょう。
そこでこの記事では新型ヴェルファイアの特徴や内外装の魅力や各グレードの違いを解説します。新型ヴェルファイアの特徴が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
新型ヴェルファイアの特徴
新型ヴェルファイアはアグレッシブさと存在感を追求した外観スタイルに特化しつつ、力強い走りと風雅な乗り心地を両立させた車です。
外観デザインは力強さを残しつつ、細部のマテリアルから放たれる大胆さとエネルギッシュさ、高級感のある魅力的な姿にも特徴があります。
今回の新型アルファードでは、歴代モデルから継承していた2段ヘッドライトを進化させつつ新たにクリアランス&ウィンカーを追加した2段構成となっています。
ヴェルファイアの歴代モデル
ヴェルファイアの歴代モデルを以下で解説します。
【2008年〜2015年】初代ヴェルファイア
初代ヴェルファイアは2代目アルファードの発売と同じタイミングで発表されました。
「威風堂々」を開発コンセプトに発売された初代ヴェルファイアは「上品さ」と「洗練さ」を兼ね備えた先進モデルとして多くの方に高い人気があった車です。
アルファードとは一味違う個性的な車として発売されていました。
【2015年〜2023年5月】2代目ヴェルファイア
アルファードのモデルチェンジと同時に発売されていました。
このモデルでは、大空間高級サルーンを開発コンセプトに「大胆・不敵」というテーマをもとにアルファードとは異なる車としての個性を演出しました。
新型ヴェルファイアの外装
新型ヴェルファイアの外装の特徴は以下3つです。
- 力強さがあるフロントフェイス
- 二段ヘッドランプ
- 特徴的なリアデザイン
それぞれ詳しく解説します。
力強さがあるフロントフェイス
フロントバンパーには、ワイド&ローを強調するメッキモールを施すことでアルファードとの差別化を図っています。
大型フロントフェイスにはヴェルファイアらしい車としての力強さがあります。
二段ヘッドランプ
初代モデルから続いた二段式ヘッドランプを継承しつつ、彫りのよい整骨な目つきへと進化させています。
ライトには「LEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム)クリアランスランプ、フロントターンランプの機能を全て一体化した「大型コンビネーションランプ」を採用しています。
特徴的なリアデザイン
リア部分のライトには「LEDリアコンビネーションランプ」を採用しています。
ブレーキ制動時に後続車への視認性を確保しつつ、デザイン性を調和させたLEDハイマウントストップランプも装備されています。
新型ヴェルファイアの内装
新型ヴェルファイアの内装の特徴は以下の5つです。
- 後席用パワーサイドサンシェード
- スーパーロングオーバーヘッドコンソール
- 12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
- パワーバックドア
- JBLプレミアムサウンドシステム
それぞれ詳しく解説します。
後席用パワーサイドサンシェード
トヨタ車で初となる下降タイプのサイドサンシェードを設定しています。
サンシェードの作動音は静粛であり、快適な車内空間でくつろげます。
後席用パワーサイドサンシェードは、後席からだけなく前席から一括での操作も可能です。
スーパーロングオーバーヘッドコンソール
ロングサイズのヘッドコンソールを天井部分に配置しています。
スーパーロングヘッドコンソールでは、証明やスイッチ類、エアコン吹き出し口などの機能を車両センター部分に集約することで、どこの後席にいても利便性の高さを追求できます。
12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
4つのテイストと3つのレイアウトからお好みのメーカー表示に変更可能です。
マルチインフォメーションディスプレイでは複数の情報を同時に入手できるよう、左右、中央の3種類で表示できます。
カラーヘッドアップディスプレイ装着車であれば、中央に地図を表示することも可能です。
パワーバックドア
リアゲート開閉スイッチを車両側面両側に配置しています。
パワーテールゲートは、車両の横に立った状態でも開閉動作が可能です。
任意の位置で安全を確保しつつ、開閉動作を行えます。
JBLプレミアムサウンドシステム
高性能12chアンプを搭載していることで、最適な音質を確保できるJBLサウンドシステムです。
車内に装備された15ヶ所のスピーカーにより、高音から低音までしっかりと車内で音質を感じられます。
音の力強さと広がりを追求したサウンドシステムです。
新型ヴェルファイアのシートアレンジ
新型ヴェルファイアの室内寸法は、室内長3,005mm、 室内幅1,660mm、室内高1,360mmです。
広々とした車内空間を活かせるシートアレンジが可能です。
新型ヴェルファイアのシートアレンジは「フロント・セカンドフルフラットモード」や「リアシートフルリクライニングモード」「4人乗車+荷室モード」などフレキシブルに調整できるので、乗車人数や使い方に合わせやすいでしょう。
ラケッジスペースも薄型サードシートを採用することで、広い荷室幅を確保しつつ、ラケージ床下に大容量の床下収納を設定しています。
サードシートを格納する際には、シート跳ね上げ位置が2箇所になり、最後方までずらしたときでもサードシートの跳ね上げが可能になりました。
シートアレンジも豊富なのに、荷室も調整しやすいのは魅力です。
新型ヴェルファイア各グレードの違い
新型ヴェルファイアの各グレードの違いを解説します。
- Executive loungeグレード
- Z Premierグレード
Executive loungeグレード
Executive loungeは、新型ヴェルファイアの中でも「最上級モデル」としてラインナップされているグレードです。
フロントグリルがガンメタ塗装になっている他、各種にメッキ装備が追加され高級感と力強さをより演出しています。
ブラック塗装の19インチアルミホイールにより、車全体に引き締まり効果も再現しています。
Executive loungeグレードは「ハイブリッド車専用モデル」であり、「ガソリンモデル」の選択がありません。
Executive loungeグレードの内装
Executive loungeグレードの内装のシート材質は、プレミアムナッパ本革、シートカラーはブラック色とオプション選択でサンセットブラウンの2色が選択可能です。
快適装備は「デジタルインナーミラー」や「14インチリアシートエンターテインメントシステム」「リアマルチオペレーションシステム」などを標準装備しています。
まさに「最高級グレード」に相応しいグレードです。
Z Premierグレード
「Z Premier」は、ヴェルファイアの中でも標準モデルとして販売されているグレードです。
「Executive loungeグレード」に引けを取らない高級感と高い質感を兼ね備えるグレードとしても高い人気があります。
グリルモール部分には各種、漆黒メッキが多用されており、Executive loungeグレードと比較すると、一回り落ち着いた外観デザインになります。
Z Premiumグレードでは「2.4L直列4気筒ガソリンターボエンジン」と「2.5Lハイブリッドエンジン」の2種類から選択可能です。
コストパフォーマンスに優れたグレードになります。
Z Premierグレードの内装
Z Premierグレードの内装シート材質は、プレミアムナッパ本革、シートカラーはブラック色とオプション選択でサンセットブラウンが選択可能です。
快適装備は「自動防眩インナーミラー」や「エグゼクティブシート」などが標準装備されています。
新型ヴェルファイアについてよくある質問
- 新型ヴェルファイアの特徴とは?
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新型ヴェルファイアは「アグレッシブさ」と「存在感を追求した外観スタイル」に特化しつつ、力強い走りと風雅な乗り心地を両立させた車です。
外観デザインは「力強さ」を残しつつ、細部のマテリアルから放たれる大胆さとエネルギッシュさ、高級感のある魅力的な姿が特徴的です。
- 新型ヴェルファイアの各グレードの違いは?
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Executive loungeは、ヴェルファイアの中でも「最上級モデル」としてラインナップされているグレードです。
フロントグリルがガンメタ塗装で施されている他、各種にメッキ装備が追加され高級感と力強さを演出しています。
一方、Z Premierは、ヴェルファイアの中でも標準モデルとして販売されているグレードです。
Executive loungeグレードに引けを取らない高級感と高い質感を兼ね備えていることで高い人気があります。
- 新型ヴェルファイアの内外装の特徴は?
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新型ヴェルファイアの外装は「力強さがあるフロントフェイス」と「二段式ヘッドランプ」が特徴的です。
内装面は「後席用パワーサイドサンシェード」や「JBLプレミアムサウンドシステム」が装備されています。