ヴォクシーとハリアーを徹底比較！ファミリーカーとSUV、あなたに合うのはどっち？

トヨタの人気モデル、ヴォクシーとハリアー。ミニバンとSUV、異なるカテゴリーの2台を比較して、どちらが自分のライフスタイルに合っているか、迷っている方も多いでしょう。

そこで今回は、ヴォクシーとハリアーをさまざまな観点から徹底比較しました。購入を検討している方は、参考にしてください。

ヴォクシーとハリアーの比較

ミドルサイズミニバンのヴォクシーと、高級SUVのハリアー。

異なるカテゴリーに属する2台ですが、どちらもトヨタの人気モデルであり、比較検討されることも多いです。

そこで、まずは以下を比較しました。

• 車体サイズとデザインの違い
• エンジン性能とパワートレインの特徴
• 燃費性能

車選びの基本になる情報なので、参考にしてください。

車体サイズとデザインの違い

車種	全長(mm)	全幅(mm)	全高(mm)	ドアタイプ
ヴォクシー	4,695	1,730	1,925	両側スライドドア
ハリアー	4,740	1,855	1,660	ヒンジドア

ヴォクシーとハリアーで目を引くのが、車体サイズとデザインの違いです。

ヴォクシーは、全長4,695mm、全幅1,730mm、全高1,895mm(4WDは1,925mm)と、ハリアーと比較すると、全高が高く、広々とした室内空間が特徴です。また、スクエアなフォルムは、ミニバンらしい力強さを感じさせます。

一方、ハリアーは、全長4,740mm、全幅1,855mm、全高1,660mmと、ヴォクシーより全長が長く、全幅も広く、全高が低いです。流麗なクーペフォルムは、都会的で洗練された印象です。

また、ヴォクシーは、両側スライドドアを採用しています。狭い場所での乗り降りや、荷物の積み下ろしに便利です。

対してハリアーは、一般的なヒンジドアを採用しており乗車人数は5人。このような違いは、乗車人数や、積載する荷物の量を左右します。

どちらが優れているという話ではなく、用途に合っているかどうかが重要です。

エンジン性能とパワートレインの特徴

車種	エンジンタイプ	最高出力(kW[PS]/rpm)	最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)	駆動方式
ヴォクシー	2.0L 直列4気筒(ガソリン)	125[170]/6,600	202[20.6]/4,900	2WD/4WD
	1.8L 直列4気筒＋モーター(ハイブリッド)	72[98]/5,200	142[14.5]/4,000	2WD/E-Four
ハリアー	2.0L 直列4気筒(ガソリン)	126[171]/6,600	207[21.1]/4,800	2WD/4WD
	2.5L 直列4気筒＋モーター(ハイブリッド)	131[178]/5,700	221[22.5]/3,600～5,200	2WD/E-Four

ヴォクシーとハリアーは、エンジン性能とパワートレインも大きく異なります。

ヴォクシーは、2.0L直列4気筒エンジン(ガソリン車)と、1.8L直列4気筒エンジン＋モーター(ハイブリッド車)の、2種類をラインナップ。

また、ハイブリッド車には、電気式4WDシステム「E-Four」搭載モデルも設定されています。

一方、ハリアーは、2.0L直列4気筒エンジン(ガソリン車)と、2.5L直列4気筒エンジン＋モーター(ハイブリッド車)、そして2.5L直列4気筒エンジン＋モーター(プラグインハイブリッド車)の、3種類をラインナップ。

また、ハリアーのハイブリッド車には、後輪をモーターで駆動する、電気式4WDシステム「E-Four」が設定されています。

ヴォクシーは、燃費性能と、扱いやすさ。ハリアーは、動力性能と、環境性能を重視した設計と言えるでしょう。

燃費性能の比較

車種	エンジンタイプ	燃費(km/L)
ヴォクシー(ガソリン車)	2.0L 直列4気筒	14.3～15.0
ヴォクシー(ハイブリッド車)	1.8L 直列4気筒＋モーター	22.0～23.0
ハリアー(ガソリン車)	2.0L 直列4気筒	14.7～15.4
ハリアー(ハイブリッド車)	2.5L 直列4気筒＋モーター	21.6～22.3

ヴォクシーとハリアー、燃費性能にも違いが見られます。

ヴォクシーのカタログ燃費(WLTCモード)は、ガソリン車が14.3～15.0km/L、ハイブリッド車が22.0～23.0km/Lです。対してハリアーは、ガソリン車が15.4km/L、ハイブリッド車が22.3km/Lです。

そのため、ヴォクシーのハイブリッド車が、低燃費という結果です。しかし、ハリアーのハイブリッド車も、ヴォクシーのガソリン車より、低燃費を実現しています。

燃費性能は、購入後のランニングコストに大きく影響します。購入前によく確認しておくとよいでしょう。

室内空間と快適性を比較

ヴォクシーとハリアーは、ボディタイプが異なるため、室内空間の広さや快適性にも違いがあります。

乗車人数や用途によって、重視すべきポイントは異なります。

ヴォクシーの広々とした室内とシートアレンジ

ヴォクシーの最大の魅力は、広々とした室内空間と、多彩なシートアレンジです。大人7名（または8名）がゆったりとくつろげる、居住性の高さが自慢です。

また、セカンドシート、サードシートを多彩にアレンジ可能。乗車人数や荷物の量に合わせて、最適な空間を作り出せます。

たとえば、セカンドシートをロングスライドさせれば、足元に広大なスペースが生まれます。さらに、サードシートは、左右へ跳ね上げ式の格納が可能。

そのため、大きな荷物を積む際にも便利です。ファミリーユースに最適な、使い勝手の良い一台と言えるでしょう。

ハリアーの高級感あふれるインテリア

ハリアーのインテリアは、SUVの中でも、トップクラスの高級感を誇ります。インパネ周りやドアトリムなど、随所にレザー調素材やステッチが施され、上質な空間を演出しています。

またシートは、座り心地とホールド性を両立した設計です。長時間のドライブでも疲れにくく、快適な乗り心地を提供します。

さらに、静粛性も高く車内は常に静かで落ち着いた空間です。オーディオから高音質な音楽を流し、優雅な移動時間を楽しめるでしょう。

ハリアーは、移動中も、上質な時間を過ごしたい方に最適な一台です。

収納スペースや荷室容量の違い

ヴォクシーとハリアーでは、収納スペースや荷室容量にも違いがあります。ヴォクシーは、大人数が乗車でき、多くの荷物を積載可能です。また、床下収納やオーバーヘッドコンソールなど、収納スペースも豊富に用意されています。

一方、ハリアーは、ヴォクシーほどの積載量は期待できません。しかし、SUVとしては、十分な荷室容量が確保されています。

また、トノカバーや、デッキボードなどを標準装備。荷物を見えにくくしたり、上下で仕切ったりと、使い勝手も良好です。日常の買い物から旅行まで、幅広いシーンに対応できるでしょう。

走行性能と乗り心地の比較

ヴォクシーとハリアーは、走行性能と乗り心地においても、異なる特徴を持っています。

それぞれの特性を理解し、自分のライフスタイルに合ったモデルを選ぶことが重要です。

ヴォクシーの安定したファミリー向けの走行性能

ヴォクシーは、ファミリー向けのミニバンとして、安定感のある走行性能を重視しています。低重心プラットフォームの採用で、ふらつきを抑え、快適な乗り心地を実現しています。

また、スムーズな加速と、優れた燃費性能を両立しています。さらに、ハイブリッド車には、電気式4WDシステム「E-Four」を搭載したモデルも。悪路や雪道でも、安心して走行できる車両です。

ハリアーのスポーティな走りと静粛性

ハリアーは、SUVらしい力強い走りと、高級車にふさわしい静粛性が魅力です。遮音材を効果的に配置し、静粛性も高められています。

プラグインハイブリッドモデルなら出力も高く力強い加速を楽しめるでしょう。

安全性能と装備の違い

ヴォクシーとハリアーは、いずれもトヨタの「Toyota Safety Sense」を標準装備。

しかし、一部機能に違いが見られます。ここでは、安全性能について詳しく見ていきます。

トヨタセーフティセンスの標準装備内容

ヴォクシーとハリアーには、どちらも「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。

具体的には、以下の装備が備わっています。

• プリクラッシュセーフティ
• レーントレーシングアシスト
• レーダークルーズコントロール

また、オートマチックハイビームや、ロードサインアシストなども、両車に標準装備。

いずれも、ドライバーの安全運転を、しっかりサポートしてくれます。安全装備の差は、ほとんどありません。

ヴォクシーとハリアーで異なる機能

ヴォクシーとハリアーでは、「Toyota Safety Sense」の内容が一部異なります。

ヴォクシーには、安心降車アシスト（ドアオープン制御付）がメーカーオプションで装備できます。後方からの自転車などの接近があると、警告してくれる機能です。

ほとんど同じとはいえ、後席のサポートがある機能がヴォクシーにはあります。

価格とコストパフォーマンスの比較

ヴォクシーとハリアーの価格は、エントリーグレードで、ヴォクシーは約309万円、ハリアーは約313万円からです。

一般的には、ハリアーの方が、高価格に設定されています。しかし、求める性能や装備によって異なるため、価格だけでお得かどうかは判断できません。

また、予算によっても、最適な選択は変わってきます。ヴォクシーは、ハリアーよりも、初期費用を抑えつつ、安全性能も充実しています。ファミリーカーとしてのコスパを求めるならヴォクシーが優れているでしょう。

用途別のおすすめ車種は？

ヴォクシーとハリアーは、用途別で選ぶことをおすすめします。それぞれの用途と、選ばれる理由についてまとめたので参考にしてください。

ファミリーで使うならヴォクシーがおすすめな理由

ヴォクシーは、広々とした室内空間と、多彩なシートアレンジで、ファミリーカーとして最適です。特に、小さなお子様がいる家庭には、両側スライドドアが便利です。

また、3列目シートを備え、最大8名まで乗車可能。さらに、低床設計で、乗り降りしやすいことも、おすすめポイントです。

そして、安全装備も充実。「Toyota Safety Sense」が、全車標準装備です。また、パーキングサポートブレーキなど、ファミリー層には嬉しい装備が充実しています。

デザイン性と高級感重視ならハリアーが選ばれる理由

ハリアーは、洗練されたデザインと、高級感あふれるインテリアが人気です。

また、上質な素材を用いたインテリアは、乗る人すべてに、ワンランク上の時間を提供します。

ハイブリッドモデルなら、さらに静粛性も高く快適なドライブを楽しめます。

まとめ

ヴォクシーとハリアーは、どちらも魅力的なモデルですが、特徴は大きく異なります。

どちらも安全装備が充実しており、インテリアやデザインもそれぞれです。

自分のライフスタイルに最適な一台を選び、充実したカーライフを実現しましょう。

どちらを購入するか、判断が難しい場合は、販売店で試乗することをおすすめします。

カミタケチャンネル

カミタケチャンネルでは、ヴォクシーとハリアーを比較しました。ファミリーカーとして定番のミニバンと流行のSUVは、比較されることがある車のタイプです。

利便性で言えばミニバンかもしれませんが、見た目はSUVが好きという方もおられるでしょう。ファミリーカーとして選ぶとするならどちらがよいでしょうか？

①今回レビューする車両の詳細

ミニバンは実用性、そしてSUVはロマンがあります。どちらがファミリーカーにぴったりなのか、最新の機能も含めて比較してみましょう。

そもそも今回の車両は、ヴォクシーは最上級グレードでハリアーは中間グレードとなっています。

スペックの面では、最小回転半径は5.5mで同じで、ハリアーの方が全幅が大きくなっているのがポイントです。

ヴォクシー外装

ヴォクシーは、ワイドはフロントグリルが特徴的です。開口口の感じは、ダイナミックなデザイン。ボックス感があるのが特徴となっています。

タイヤとホイールは、205/55R17タイヤ＆17×6Jアルミホイール（切削光輝＋ダークグレーメタリック塗装）となっており、存在感があります。

大きなボディになっているので、趣味の大きな機材を運ぶときにも活躍できるのがスタッフにとっても魅力です。趣味に車を使いたい方には、ミニバンのこの広さは魅力となるでしょう。

ハリアー外装

ハリアーの外装を見ていきます。切れ目のヘッドライトがかっこいいデザインです。

コーナーセンサーがついているので、障害物に近づいたときにセンサーで教えてくれるので安心ですね。

225/60R18タイヤ＆18×7Jアルミホイール（切削光輝＋ダークグレーメタリック塗装）とタイヤが大きいので安定感と存在感がありますね。

最低地上高があるので、乗り降りはちょっと厳しいかもしれません。ヴォクシーの方がミニバンで低床になっているので、小さなお子さまの乗り降りのしやすさはミニバンの方がよいでしょう。

ヴォクシーの内装

乗り込んでみると、フロントガラスが大きいので視界も良好なのに気がつきます。

奥様が運転する場合でも視界が広いので安心できます。

オーディオも画面が広くなっていること、またスピーカーの数が多いので音楽も楽しめます。

10.5インチディスプレイオーディオ（コネクティッドナビ対応）Plus

車載ナビ機能/画面サイズ（8インチ→10.5インチ）/スピーカー（6→12）/CD・DVDデッキ/TV（フルセグ）視聴機能/HDMI端子/ETC2.0ユニット

メーカーオプション　190,300円

ハリアーのディスプレイオーディオは、9スピーカーになっているので、数に違いがありますね。

ハリアーの内装

運転席からの視界は、カメラから見たときはそれほど違和感はないですね。十分な視界が確保されていると感じます。しかしヴォクシーと比較すると、身長が低めのドライバーの場合にはちょっと見にくいかもしれません。

搭載されているのは、12.3インチHDディスプレイです。

12.3インチTFTカラーメーター＋マルチインフォメーションディスプレイ

このオプションでディスプレイオーディオも大きくなります。静電パネルで操作できるのもよいですね、

電動チルト＆テレスコピックステアリング（オートチルトアウェイ＆リターン機能付）

ステアリングの上下前後調整が電動になっています。トヨタ車でも高級な車両にしか装備されないのが特徴です。

運転席の快適さはヴォクシーとちょっと違いがありますね。運転席でのしやすさではハリアーの方が上であるといえるでしょう。室内イルミネーションがあるのも高級感があります。

ヴォクシーの後席

ヴォクシーの後席に移ってみます。ワンタッチスイッチ付ハンズフリーデュアルパワースライドドアで、両側とも電動で開閉可能です。開口部は低床で幅は780mmあり、大きな荷物をそのまま積載可能です。

スライドドアは、お子さんがいるときに足の操作で開閉できるの便利。ロングアシストグリップがあると、乗り降りが簡単になります。ユニバーサルステップ33,000円を組み合わせるのもよいでしょう。

両側のアームレストとテーブルがあるので、後席に座っているときも快適に乗車できます。

3列目シートはウォークスルーになっているので、車内の移動もしやすいです。

リアオートエアコンもあるなら温度調整もできるのでおすすめ。

快適利便パッケージ（High）メーカーオプションガソリン車は2WDの場合

151,800円

パワースライドドアの両側ハンズフリー機能/パワーバックドア/ナノイーX/ステアリングヒーター/2列目キャプテンシート機能追加（シートヒーター、オットマン、角度調整付アームレスト）

さらに快適にできるので、後席の利用機会が多いなら装備できるでしょう。

ハリアーの後席

後席の乗り降りはちょっと高めです。後席にもエアコンの吹き出し口があるので、後ろに座っても快適な温度に調整しやすいでしょう。

6：4分割可倒式シートになっているので、荷室に置いた荷物に合わせて調整することも可能です。

リアアームレストがあり、高級感のあるデザインです。

ヴォクシーの荷室

荷室をみていきます。3列目シートを使っているときは小さめです。シートを格納すると、さらにスペースを広げられます。

汚れ物を下に入れておくことができるスペースも活用できるでしょう。

ハリアーの荷室

思ったよりも広めの荷室です。下のスペースは小さめになっています。

スペアタイヤがないとさらに広くなるものです。自転車を積載するのはきついかもしれない大きさです。

燃費の比較

結論からするとほぼ一緒です。重量差も少ないので、ほとんど同じとなるでしょう

ヴォクシーがおすすめの人

• 後席空間の広さや収納の多さ、運転のしやすさ等、利便性の高さが魅力
• 質感が良くなっている
• 人が乗るだけでなく、高級感

ハリアーがおすすめの人

• 質感がよい、中間グレードでも満足できる高級感
• スタイリッシュさや男らしさがあるデザイン
• 運転席の快適性やデジタルインナーミラーなどで充実

よくある質問

ヴォクシーとハリアーはどちらがおすすめ？

ファミリーカーとしてのコスパや利便性を考えるならヴォクシーがおすすめでしょう。一方で運転席の快適性や高級感ではハリアーの方が有利です。

ヴォクシーとハリアーがおすすめの人は？

ヴォクシーは室内空間が広くなっています。またミニバンなので、スライドドアになっているのも特徴。ハリアーはSUVなので最低地上高も高くなっており、高級感があることや流行のSUVスタイルが好みの方におすすめです。