2022年4月21日にホンダは新型の大型SUVである「ZR-V」を発売しました。
シビックのプラットフォームをベースにしていることで、存在感のある外観デザインや爽快かつ快適な走りを追求できる車として注目を集めています。
この記事では、ZR-Vの値引き交渉を成功させるための方法やお得に購入する方法をご紹介します。
ZR-Vの値引き目安
2023年3月時点でのZR-Vの値引き目安額をご紹介します。価格ドットコムに掲載されている値引き情報の口コミ欄では、以下の実績が紹介されていました。
グレード | 車両値引き | オプション値引き |
Z | 30万円 | 10万円 |
Z | 10万円 | 5万円 |
参照:価格ドットコム
上記値引き価格はあくまで直近の2件の投稿の平均値になりますが、車両値引きとオプション値引きを合算した場合の値引き合計が27万円となりました。
オプションや付属品を合わせた値引きは、グレードによって異なる場合があるため、実際の交渉の際の確認が必要です。
またZR-Vの場合、発売前の予約時点での値引きと発売後の値引きも異なります。発売前の値引きの場合、限界まで交渉しても車両と用品の値引きを合計して15万円が限界でしょう。
一般的に車両価格からの値引き目安額は、車両本体価格の約10%といわれていますが、約400万円からの車両価格であるZR-Vからみると、少し値引き金額が少ない傾向があるでしょう。
グレードや交渉内容によっては、上手に交渉することで40万円以上の値引きに成功しているケースもあり、値引きにも期待できます。
ZR-Vの値引きを成功させる方法
ZR-Vの値引きを成功させる方法を3つ紹介しましょう。
- 競合車種と比較する
- ディーラー同士で比較する
- 決算時期に購入する
これらの方法を実践することで値引き交渉を有利に進めることができるでしょう。
競合車種と見積もり比較する
ZR-Vの値引き交渉を有利に進める際には、競合車種と見積もりを比較すると効果的です。
ZR-Vの競合車種としては、CX-5やエクストレイルなどがよいでしょう。ZR-Vと競合する車種との特徴としては、内外装の質感や車両本体価格が高い傾向があります。
そのため、値引き交渉を有利に進める交渉術としては、ZR-Vの魅力を伝えつつ、競合車種の「車両本体価格」や「内外装の質感の高さ」が捨てきれないと話すことをおすすめします。
特にZR-Vの場合、値引き以外にも「納期」が気になる車です。販売スタッフからしても、納期がかかる車のため、少しでも早く成約に結びつけたいと考えている場合がほとんどでしょう。
納期面も考慮して、もしZR-Vを前向きに検討している場合には、担当の営業の方に素直に自分の気持ちを話すことも最大限の値引きを引き出す方法の1つになります。
決算時期に交渉する
自動車業界の中でも特に「決算時期」では、車の値引きが大幅に可能になる時期です。
決算時期の交渉であれば、他の月以上の値引き交渉を実現できる可能性も高くなるでしょう。
中でも特に大幅な値引きが期待できる時期としては「1月〜3月」の期間です。決算時期には、ディーラーや中古車販売店でもお得なキャンペーンを開催しており、来店客を呼び込もうと意識しています。
また、自動車業界では、毎年3月が締めの時期であり、1台でも多くの販売台数を記録させるために、車両値引きが緩くなる傾向もあります。
もしZR-Vをお得に購入したい方は、決算時期を狙って車の商談を進めてみるのも1つの賢い方法になるでしょう。
ディーラー同士で見積もり比較する
ホンダのディーラー同士で見積もりを比較する方法も、大幅値引きを実現させるために効果的な方法です。
地域や県によって経営しているホンダの法人が異なるため、ZR-Vの見積を比較するだけでもディーラーによって見積金額や条件が異なるケースがあります。
また、ディーラー同士で見積を比較することで、販売店ごとの値引き競争が始まり、より多くの値引き金額を提示してもらいやすくなるでしょう。
ディーラーの営業の方も毎月のノルマがあるため、1台でも多くの車を販売したいと思うはずです。
そのため、ディーラーによっては、よりよい条件を提示して購入希望者に成約してもらえるような提案もしてくれるでしょう。
もし、ディーラーの店舗に足を運ぶことが面倒と感じる場合には、インターネット上でも見積の申し込みができるサービスもあるため、ぜひ活用してみることもおすすめします。
ZR-Vの魅力
ZR-Vの魅力は大人気車種である「ホンダ・シビック」のプラットフォームをベースに縦スリットのグリルを採用しており、かつ爽快な走りを実現できる点にあります。
また存在感のある「内外装のデザイン」は高次元の質感を両立している1台といっても過言ではありません。
モデル設定では「ハイブリッドモデル」と「ガソリンモデル」の2つをラインナップしており、購入希望者の希望に合わせた走りを実現できるでしょう。
純正アクセサリーをZR-Vに追加すれば、より外観デザインや内装装備の充実度が高まるでしょう。
ZR-Vの魅力を最大限に引き出してくれる純正アクセサリーも多いため、自分好みの車により近づけることも可能になります。
ZR-Vのモデルチェンジ情報
ZR-Vはホンダが世界で発売する「ミドルサイズクロスオーバーSUV」であり、北米市場では「HR-V」という名称で2022年6月から発売が開始されています。
日本では、2022年9月から先行予約を開始しており、発売は2023年4月21日に延期されているのが現状です。
ホンダは2022年にZR-Vを日本国内に導入することに合わせて「CR-V」を廃止しました。そのため、ZR-VはフラッグシップSUVとしても注目を集めています。
シビックのプラットフォームを基本ベースとして開発されたことで、内外装の質感の高さや新開発の「e:HEV」もハイブリッドモデルに搭載など、多くのSUVファンを魅了する装備やデザインも充実しています。
ZR-Vの支払額を抑える方法
ZR-Vの支払額を抑える方法を解説します。
オプションを抑えて社外品にする
ZR-Vの支払額を抑えるためには、社外品のオプションを選択する方法もおすすめです。
具体的には、ナビやドライブレコーダーを純正品で揃えるのも良い選択とは思いますが、オプションを最小限に抑えつつ、社外品を装備することで支払い総額を安くできます。
社外品でもオプションによっては純正品と同じような質の高い商品もあります。
具体的には、フロアマットやナビ、ドライブレコーダーなどを社外品にすると、購入費用を抑えつつ、純正品と同じ性能のオプションを揃えることが可能です。
もし、ZR-Vの購入費用を少しでも抑えたいと考えている方は、装備面を社外品の選択にしてみることをおすすめします。
ZR-Vのおすすめグレード
画像引用元:ZR-V
ZR-Vを購入する場合には「Zグレード」がおすすめです。
ZグレードはZR-Vの中でも「上級グレード」として販売されるモデルであり、ステアリングシートヒーターやLEDアダティブドライビングビーム、運転席メモリー機能付きフロントパワーシート、マルチビューカメラシステムが標準装備されます。
そのため、内装の充実度がXグレードと比較しても飛躍的に向上しており、購入して損はしないグレードといっても過言ではありません。
さらに内装面では、内装カラーがブラック色以外にも「マルーン色」が選択可能であり、本革仕様のどちらかの内装も自分で選べます。
他にも、電動パワーテールゲートやブラインドスポットインフォメーション、LEDシーケンシャルもZグレードでは標準装備されており、内外装の質感と充実度は満足して頂けるモデルになります。
ZR-Vのリセールバリュー
画像引用元:ZR-V|Honda公式サイト
ZR-Vのリセールバリューは、どのグレードを選択しても比較的高い傾向にあります。
3年落ちと5年落ちのリセールバリューを比較した場合の予想数値は以下の通りです。
- 3年落ちZR-Vのリセールバリュー:約50%〜70%
- 5年落ちZR-Vのリセールバリュー:約45%〜55%
ホンダの同ジャンルの車種で、これまで販売されていたCR-Vのリセールバリューを目安に考えると、リセールバリューとしてよい数値が期待できます。3年落ちZR-Vのリセールバリューを確認しても残価率が50%以上と高い数値を記録していることが分かります。
また、5年落ちの場合でも、状態によっては50%以上のリセールバリューが残っており、希少価値の高い車ともいえるでしょう。
特にZR-Vの場合には「Zグレード」の方がリセールバリューが残りやすい傾向があります。
リセールバリューを考えて次の車を検討する場合には「Zグレード」を選ぶのも良い選択肢の1つです。
ZR-Vは中古車と新車のどちらがよい?
ZR-Vを購入する場合には「中古車」か「新車」のどちらを選べば良いのか分からない方も少なくありません。
結論からすると、車の状態が安定している新車の購入をおすすめします。
アウトドアや日常使いで使用することが想定されるZR-Vの場合には、年式の割に走行距離が少ない車両も中古車として探すことができます。
しかし、年数が経過しているZR-Vの中古車では、定期的に交換すべき部品が発生してしまうため、購入してからも整備が必要になるケースが考えられるでしょう。
その点、新車であれば、前オーナーがどのような使い方をしていたのか気になる心配もなく、長期間の充実した保証も受けられるため安心して運転できます。
しかし、新車の場合にはなかなか納車されないという納期の問題もあります。そのため、自分が想像している以上に早く納車されない場合には、中古車の購入という選択肢も1つの方法です。
ZR-Vと競合車種との比較
ZR-Vと競合車種といわれる3台と比較してみました。
- トヨタ RAV4
- 日産 エクストレイル
- マツダ CX-5
トヨタ RAV4
画像引用元:トヨタ
トヨタ車が販売するRAV4は「ミデュアムSUV」として高い人気を誇る車です。
ボディサイズを活かしたラケッジルームの最大容量は580Lであり、かつ室内空間が広く使い勝手の良さは他車の車を引きつけない魅力があります。
オフロードでも走破性に優れており、アウトドアやキャンプ、日常使いなど幅広い使い方が実現できる車です。
RAV4とZR-Vを比較する場合には、内装の充実度を比較検討にしていることを営業の方に伝えると効果的でしょう。
どちらの車も内装の充実度については両者とも高い魅力と特徴があります。RAV4にはプラグインハイブリッドが展開されているのは比較ポイントになるでしょう。
日産 エクストレイル
日産のエクストレイルは3列シート仕様の大型SUVとして高い人気があります。さらに2022年7月にフルモデルチェンジが行われ、ガソリンモデルが廃止されたこともあり、第二世代の「e-POWER」やダウンサイジング化されたVCターボなどで効率の良い走りを追求しています。
エクストレイルとZR-Vを比較する場合には「走行性能」を交渉材料に出すと良いでしょう。特にエクストレイルの場合、今回のフルモデルチェンジでガソリン仕様がなくなっています。
そのため、ホンダの「e-HEV」と日産の「e-POWER」のハイブリッドシステムを交渉材料に出すと値引きが引き出しやすい傾向があります。
マツダ CX-5
画像引用元:マツダ
マツダのCX-5はマツダ車を代表するクロスオーバーSUVです。街中で映える都市型SUVとしても高い人気と注目を集めており、ガソリン車に加えてディーゼル車も展開している特徴があります。
さらにディーゼル車と聞くと静粛性が悪い印象がありますが、マツダではクリーンディーゼルエンジンを搭載することで、静粛性と乗り心地のよい車へと進化を遂げました。
CX-5とZR-Vを競合させる場合には、室内の静粛性と燃費面を交渉材料に使いましょう。
ZR-Vも室内空間の静粛性は優れており、両者とも異なる車の魅力があります。そのため、室内空間の静粛性を交渉材料に利用すれば、商談が有利に進む可能性が高くなるでしょう。
ZR-Vを安く購入する方法
ZR-Vを安く購入する方法をご紹介します。
未使用車
登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車ですが、走行距離が少なく、車の状態も新車に近い車のことを意味します。
新車にこだわりがなく、すぐにでも車が欲しい方に人気です。コンディションを心配せずに、お得に購入できる方法だからです。
走行距離が少ない車両であると、車の故障や不具合を心配するケースが少なく安心して走行できるでしょう。
車の価値は車検証登録を実施したタイミングで一度、大きく下がります。そのため、未使用車であれば新車購入費用よりもお手頃の金額で希望する車が購入可能であり、予算以内で手に入れられるチャンスも高くなります。
また、新車で大幅値引きをした後の金額よりも安い金額でほぼ新車に近い未使用車を購入できるお得感も味わえるでしょう。
色やオプション装備にこだわりがない方や欲しい車をより安く購入したい方は「未使用車」も購入検討の材料にしてみましょう。
低金利ローン
実際に、400万円ほどの購入費用が必要になるZR-Vを現金一括で購入できる方は限られてきます。
そのため、400万円クラスの車をローンを利用して検討する方も最近は増えてきました。
ローンを利用するメリットとしては、毎月の支払い金額を常に定額料金にしつつ、自分が希望するグレードのZR-Vを購入できる点が挙げられます。
しかし、ローンの購入と聞くと「金利手数料の負担」を無駄に感じる方もたくさんいます。
ローンの金利は数%違うだけでも、手数料負担が数万円〜数十万円ほど異なるでしょう。
そのため、ローンでZR-Vを購入する場合には「低金利ローンの活用」がおすすめです。
低金利ローンのプランは、金利が低いお得なプランであり、他のローン会社のプランと比較しても、金利分の手数料負担がより安くなるメリットがあります。
そんな中でも特におすすめするカミタケモータースの低金利プランでは、新車1.99%の超低金利プランを取り入れているため、購入時の金銭面的な負担を最小限に抑えることが可能です。
また、低金利プランのOPプレミアムプランは、新車購入時に嬉しいお得なオプションセットもあるため、多くの購入者から大変喜ばれるプランでもあります。
ZR-Vの支払い総額がいくらになるのか少しでも気になる方は、ぜひお問合せください。