ホンダZR-Vの特徴に迫ってみる!エクステリアからインテリア、パワーユニットなど徹底解説

ZR-V

ZR-Vはホンダが生産・販売しているクロスオーバーSUVです。存在感のある内外装デザイン、爽快な走りっぷり、便利な機能満載などが特徴の車です。

この記事では、ホンダのZR-Vの特徴に迫ってみます。エクステリアからインテリア、パワーユニット、価格、納期、安全装備に注目してみるので、ZR-Vの購入を考えている人はぜひ参考にしてください。

目次

ZR-Vの特徴

まず、ZR-Vの基本的な特徴を紹介しましょう。

運転しやすい

ZR-V X

ZR-Vは運転しやすい車です。まず、視界が取りやすいのが魅力。ヒールポイントからヒップポイントの高低差を小さくし、ほどよいドライビングポジションを確保し、視認性を高めています。

運転席からボンネットの先端までもよく見え、車の先端部も確認しやすく、障害物ギリギリまで近づけることも可能。障害物に接近すると警報音と表示で警告もしてくれます。

ボンネットの両サイドとは盛り上がっています。盛り上がりにより車幅感覚がつかみやすく、全幅が広めのZR-Vでも狭いところを通行しやすいです。

ZR-V Z

後方視界も良好で、バックするときの操作もしやすくなっています。リアウィンドウの面積もしっかり確保され、Cピラーも細めであるためです。

ただし、各ウィンドウの下端部の位置が高いので、背の低いものは見えにくくなっています。必ず目視で確認しましょう。

運転をサポートする装備もついています。マルチビューカメラシステムやリアカメラdeあんしんプラス3など。前者は様々なビューで車両位置の把握ができます。後者はリアカメラで捉えた映像を表示し、駐車や安全運転をサポートする装備です。

優れたメカニズム

ZR-V

画像引用元:ZR-V|Honda公式サイト

ZR-Vにはハイブリッドモデルとガソリンモデルがありますが、それぞれ優秀なメカニズムを搭載しています。

ハイブリッドモデルでは、2.0L直噴エンジンLFC型と2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせ、燃費を向上させ、排出ガスを抑え、静粛性とスムーズな加速を実現。

ガソリンモデルでは1.5L直噴VTEC ターボエンジンであるL15C型を搭載し、高トルクと高出力をもたらします。

両モデルともにリアルタイムAWDを設定。雪道のような滑りやすい路面でも快適走行ができるようになっています。AWDではリアタイヤの働きぶりがしっかりと感じられ、コーナリングでもステアリングを切ったとおりに曲がってくれます。

ホンダらしくないデザイン

ZR-V X

ZR-Vはこれまでのホンダ車とはデザインが少し異なっています。流れるようなシルエットとスポーティーなデザインが球体に凝縮された感じです。近年のホンダ車というと、直線基調のデザインが多いですが、ZR-Vでは丸みが売りになっています。

異彩を放つ存在感のあるデザインは、見る者を惹きつけてやみません。輸入車のようなデザインが採用されているのもZR-Vの魅力ですね。

ZR-Vのエクステリア

ZR-V X

ZR-Vの全体的な特徴を紹介しましたが、ここからは個別の特徴を見ていきましょう。まずエクステリアからです。

ZR-Vのエクステリアは流れるような艶のあるシルエットと力強さが混在した美しいプロポーションになっています。スポーティーな外観と上質な色気によりひときわ存在感を放っています。

ZR-V X

個々の特徴を見てみましょう。バーチカル・フロントグリルは垂直のバー構成。周囲の造形と一体化し、力強い機能美を演出しています。ラジエターグリルは低い位置で大きく開口し、スポーティーな雰囲気に満ちています。バンパー下端位置は高めですが、水平基調のデザイン処理でそれほど高さを感じさせません。

ZR-V X

ボディー後端のルーフラインは高めで、キャビンスペースを大きく確保しています。リアは絞り込まれていて、すっきり。

安定した台形スタンスで、バンパーにはビルトインエキパイフィニッシャーがあり、下回りを引き締め、スポーティーさを強調しています。

ZR-Vのインテリア

ZR-V X

次は、ZR-Vのインテリアについての解説です。

まずインテリア全体の特徴は上質で洗練されたデザインです。デジタル造形デザインを国内ホンダ車で初めて採用し、デザインが統一され、傷が目立ちにくくなっています。仕立ても上質で、大胆で伸びやかな外観につややかな色気を漂わせ、高揚感と心地よさをもたらします。

個々の特徴を見てみましょう。

ZR-V Z

インストルメントパネルやハイデッキセンターコンソール、アームレストなど身体が触れる部分にはソフトパッドの表面にガラスパールをちりばめたパール調表皮を採用。ソフトパッドは身体を優しく包み込んでくれ、パール調表皮はつややかです。

ZR-V X

エアコンアウトレットは横一文字。ワイド感を強調しながら、表面のパンチングメタルによって精緻かつ上質な印象を与えています。

ZR-V X

「e:HEV X / X」グレードのシート素材はプライムスムースとファブリックを組み合わせたコンビシート。シートカラーは「X」がブラック、「e:HEV X」がブラックかマルーンのいずれかを選択できます。

ZR-V X

上位グレードの「e:HEV Z / Z」のシートは本革シート。上質でラグジュアリーな雰囲気を漂わせます。ステアリングホイールにはスムースレザーがあしらわれ、操作性と機能美を向上させました。

様々なポケッテリアが備わっているのもZR-Vです。次のようなポケッテリアがあります。

  • ドリンクホルダー(ハイデッキセンターコンソール)
  • センターコンソールアンダートレー
  • グローブボックス
  • サングラスホルダー
  • リアセンターアームレスト(ドリンクホルダー付き)
  • ボトルホルダー
  • 充電ポート
  • シートバックポケット(運転席・助手席:運転席はZ・e:HEV Zのみ)

フロントシートのドリンクホルダーはハイデッキセンターコンソールに2個あります。運転席からも助手席からも手が届きやすく、深くて安定しているので、走行中に飲み物がこぼれにくいです。

ZR-V Z

ハイデッキセンターコンソールの下段にはアンダートレー付き。スマホなどを収納できます。グレードにより充電ポートもあるので、走行中に充電できますね。

グローブボックスは助手席側にあります。車検証や自賠責保険証などの書類を収納するのにちょうどいい場所です。

ZR-V X

サングラスホルダーの位置はルームミラー前。メガネやサングラスを置いておいて、必要に応じて取り出せます。ハンドタオルも収納できます。運転中に汗をかいたら、ハンドタオルで一拭きできますね。

ZR-V X

後席にはセンターアームレストにドリンクホルダーがついています。ちょっと飲み物を飲もうというときに使えますね。

ボトルホルダーは左右のフロントドア、リアドアすべてに用意されています。フロントドアについては横に小物収納スペースもあり、使いやすいです。リアドアには収納スペースはありません。

ZR-Vの充電ポートはType-AとType-CのUSBチャージャー付き。全グレードに備わっています。これでパソコンもスマホも充電ができます。Type-AのUSBチャージャーについては前席と後席に2個ずつあります。「e:HEV X / X」グレードではワイヤレス充電器をオプションで追加可能です。

助手席のシートバックポケットは全車標準装備になっています。運転席については。上位グレードの「e:HEV Z / Z」のみについています。

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ZR-Vのパワーユニット

ZR-V Z

ZR-Vのパワーユニットの設定は2種類です。

ハイブリッドモデルの「e:HEV」グレードでは、2モーター式のハイブリッドユニットと2リッター自然吸気ガソリンエンジンが搭載されています。走りのテイストはスムーズで、快適な走行ができるのですが、加速が重々しい感じです。車重が重いせいでもあります。

ガソリンモデルのパワーユニットは1.5リッター直4直噴ガソリンターボエンジンとCVTの組み合わせ。こちらは車重が軽くなっている上に、ホンダならではのパワーユニットのおかげで、軽快で加速もスムーズです。

ZR-Vの価格

ZR-Vの価格を確認しましょう。現在販売されているZR-Vのタイプは4種類で、FFと4WDの違いがあるので、合計8種類あります。それぞれの価格を掲載します。

タイプ

駆動方式

価格

e:HEV X

FF

3,282,400円

4WD

3,502,400円

e:HEV Z

FF

3,883,000円

4WD

4,103,000円

X

FF

2,932,600円

4WD

3,152,600円

Z

FF

3,532,100円

4WD

3,752,100円

※消費税込み

「X」グレードと「Z」グレードの価格差は、ハイブリッドモデルもガソリンモデルも約60万円です。かなりの価格差がありますが、「Z」グレードの方が上級モデルになり、カーナビや本革シートなどの装備が加わっています。

ハイブリッドモデルとガソリンモデルの価格差はおおよそ35万円。比較的価格差が小さい方で、ZR-Vではハイブリッドモデルを割安で購入できそうです。

FFと4WDの価格差は約22万円。4WDにはシートヒーターがついています。「X」グレードには運転席と助手席、上級カーナビやマルチビューカメラシステム搭載グレードの「Z」には運転席と助手席+後部席にもシートヒーターが設けられています。

おすすめは上位グレードのZ

ZR-V Z

ZR-Vの価格面からどのモデルを選べばいいか考えてみましょう。ハイブリッドモデルは購入時に納める税金が12万円ほど安く、上述の価格差ほどは感じません。そして、ハイブリッドモデルなら、燃費・動力性能・静粛性に優れるので、このくらいの価格差なら選んでみたいところです。

FFか4WDかですが、4WDの方が走行安定性が上。シートヒーターがついていることも合わせて、おすすめ度が高くなっています。

グレードは上級グレードの「Z」の方が装備が豪華。ただ、価格を抑えたいのなら、「X」を購入して、カーナビやマルチビューカメラシステムなどのオプションをつけることができます。

納期はどう?気になる注文後の状況

ZR-Vをこれから購入しようという人にとって気になるのが納期です。すでに納車が遅れているという情報もあり、少し心配にもなるでしょう。そこで、具体的な納期を確認してみましょう。

まず工場出荷時期については、ホンダの公式サイトに説明がありました。その情報によると、ZR-Vの工場出荷時期は2023年7月時点で、ガソリンモデルが1年以上、ハイブリッドモデルが半年以上です。

実際の納車までの期間は、工場出荷後、販売会社への輸送および販売会社での納車準備などに時間がかかるので少し遅れます。ガソリンモデルでは12ヶ月以上、ハイブリッドモデルでは15ヶ月かかることもあるようです。いずれにしても1年以上かかります。

そんなに待ちたくないと言っても、希望通りにはなりません。少しでも納車を早くしてもらいたければ、少しでも早く購入することです。

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ZR-Vの安全装備

ZR-V X

ZR-Vの安全装備がどうなっているか、チェックしてみましょう。

まず予防安全装備として「Honda SENSING」を備えています。「Honda SENSING」はフロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサー、レーダーで万が一の事故に備える装備です。

フロントワイドビューカメラは広い水平画角により側方に対する検知能力をアップさせています。前方・後方のソナーセンサーは壁、ガラスなどを検知し、衝突の恐れがあるときにブレーキ操作を支援します。レーダーは後側方の車両を検知。

様々なシーンで使える機能も備わっています。機能が豊富なので、すべては紹介しきれませんが、いくつか取り上げてみましょう。

▼衝突軽減ブレーキ(CMBS)

衝突軽減ブレーキ(CMBS)は先行車や歩行者を検知して、衝突の恐れがある場合に音とディスプレイで警告します。さらに近づいたときは軽いブレーキングを行い、より危険が増したときは強いブレーキングも行います。衝突回避・被害軽減を支援する機能です。

▼歩行者事故低減ステアリング

歩行者事故低減ステアリングは歩行者側の車線を逸脱し、歩行者と衝突の恐れが生じたときに音とディスプレイで警告します。さらに車道方向へのステアリング支援も行い、ドライバーに回避行動を促します。

▼路外逸脱抑制機能

路外逸脱抑制機能は、ZR-Vが車線や草、砂利など道路境涯をはみ出しそうになったときにディスプレイとステアリング振動により警告を発します。さらに境涯内に戻るようにステアリング支援も行います。

▼渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)

渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)は高速道路での安全装備です。まず設定した速度で定速走行し、先行車が近づいたら、先行車との距離や速度差を測定し、自動的にZR-Vを加減速させます。加減速により適切な車間距離を維持できます。

前に車が割り込んできたら、自動的に追従走行を開始。先行車が車線変更でいなくなったら、設定速度までZR-Vを加速させます。

▼ブラインドスポットインフォメーション

ブラインドスポットインフォメーションは走行中に斜め後ろの車の存在を検知する機能です。斜め後ろ方向のドアミラー鏡面上にマークを表示し、存在をお知らせします。車がある方向にウィンカー操作をすると、ドアミラー鏡面上にマークを表示し、ドライバーに注意を促します。

▼誤発進抑制機能

誤発進抑制機能では、まず停車時や10km/h以下の低速走行時に近距離にある壁などの障害物を検知。その上で、アクセルペダルを踏み込んだ際の急発進を防止します。さらに音とディスプレイで警告も発します。

このほかにも「Honda SENSING」には様々な機能が組み込まれていて、ドライバーの安全運転をサポートします。

「Honda SENSING」以外では、次のような機能も付属。

  • LEDアクティブコーナリングライト
  • マルチビューカメラシステム
  • VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)
  • ヒルディセントコントロール

どれも素晴らしい安全機能ですが、完璧なシステムではありません。限界もあるので、ドライバー自身周囲に気を使いながら、安全運転を心がけてください。

ヴェゼルとどっちを選ぶ?

ヴェゼル

ホンダからはZR-Vの他にヴェゼルというSUVも販売されています。この両者を比較してみて、どっちを選ぶべきか考えてみましょう。

パワー・出力。動力性能という点では、ZR-Vが圧倒しています。ゆとりや速さもあり、騒音も低く、ドライビングが心地いいです。ハンドリングの精度や高速域での安定度、乗り心地という点でもZR-Vが上。

ヴェゼルの方はタウンユースでの使い勝手と経済性で優れています。

結論を言ってしまうと、ドライビングを気持ちよく行いたいのならZR-Vを選びたいところ。長距離運転にも向いています。日常・実用重視の方はヴェゼルを選んでみましょう。

ZR-Vのグレード比較

カミタケチャンネルにて、ZグレードとXグレードの内外装を比較しています。

ぜひ動画でチェックしてみてください。

ZR-Vをお得に購入する方法

新車の購入ではガソリンモデルでも約300万円からの価格になります。少しでもお得に購入したい方向けに、お得にZR-Vを購入する方法を紹介します。

未使用車

登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。未使用車は中古車に分類されますが、走行距離が少ないので、新車に近い状態を維持しています。

何が何でも新車でないといけないという人は別ですが、納期も早い未使用車はZR-Vをすぐにほしい人にとっては狙い所です。

新車よりもお得に購入できる場合もあるため、気になる車がないか在庫を確認してみるのがおすすめです。

弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の在庫を展示しているので、好みの車を探していただきやすいのが魅力。在庫が多い店舗なら、在庫に左右される未使用車も探しやすいです。

ぜひこちらから最新の在庫情報をチェックしてください。

低金利ローン

300万円台のZR-Vを一括で購入する方よりも、ローンを利用する方が一般的です。その際に選びたいのが低金利ローン。金利の高い低いで、最終的な返済額は数十万円も異なることがあります。

金利は数%の違いだけと感じることがありますが、新車購入ではトータルの支払い額が大きく変わることがあります。

弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得にZR-Vを購入可能です!

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よくある質問

おすすめグレードは?

ZR-Vのおすすめグレードは「Z」です。上級グレードの「Z」には、ステアリングシートヒーターやLEDアダティブドライビングビームなど標準グレードにはない様々な装備がついています。内装面でも選択の幅があり、好みの色やタイプを利用できます。

早く納車したい場合はどうしたらよい?

ZR-Vの納期はかなり遅くなっています。1年以上待つことも多いです。そんなに待ちたくないというのなら、未使用車の購入を考えてみましょう。未使用車なら車の現物がありますから、短納期で納車されます。

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