コンパクトカーのヤリスをベースとして、人気のコンパクトSUVになったのがヤリスクロス。
販売が好調なヤリスがベースとなっているSUVなので注目を集めていますが、トヨタのラインナップには他のSUVモデルがあるのも事実です。
しかし販売から人気が集まっているのがヤリスクロスです。では、どの程度値引きできるのでしょうか?
ヤリスクロスの特徴から値引き情報、さらに競合車種との比較から見ていきましょう。
ヤリスクロスの良さとは?

ヤリスクロスは、2020年8月に発売されたヤリスがベースとなっているコンパクトSUV。ヤリスの兄弟車ですが、人気のSUVジャンルの車ということもあり、販売開始と共に販売台数を伸ばしています。
ヤリスクロスの良さは、走破性の高さとオンロードでの快適性にあります。
走破性の良さ
ヤリスクロスの魅力に、走破性の高さがあります。コンパクトSUVではありますが、4WD性能も優れており、片輪が浮いた状態でも路面と接触しているタイヤに動力を伝えてくれます。
これはブレーキを前後左右制御しており、確実にタイヤに動力を伝える装置が搭載されているからです。「マルチトレインセレクト」と呼ばれる制御システムで、空転輪があるならブレーキを作動させて疑似的にLSD効果を発生させます。
完全にスリップしている状態でも、空転していないタイヤに動力を伝えるので脱出できるのです。シティ派SUVと思いがちですが、走破性の高さを兼ね備えているのです。
オンロードでの快適性
オフロードでの走破性の高さだけでなく、オンロードでもヤリス譲りのシャシーのよさが体感できます。しっとりとした乗り心地で、かつシャシーのよさを実感できる走行性能を見せてくれるのが特徴です。
ガソリンモデルは1.5Lのエンジンなので、大排気量ではありませんが街乗りでは十分なパワーを出してくれます。また4WDになると、リアにも駆動力が伝わるのでさらに安定感が増します。高速道路でも安定した走行性能を見せます。
ハイブリッドE-Fourモデルになると、ハイブリッドシステムが静粛性の高さを見せつけてくれるのが特徴。街中を走行するときも、エンジン音を気にすることなく快適に走行できます。
人気モデルであるヤリスの基本性能の高さがヤリスクロスにも現れているのです。
ヤリスクロスのモデルチェンジ情報
ヤリスクロスは販売されてから年月が経過していないので、モデルチェンジの情報は出ていません。
しかし考えられるのは、ヤリスクロスのレクサスバージョンです。レクサスブランドは車種を増やしていることから、コンパクトSUVのジャンルに追加される可能性はあるでしょう。
ヤリスクロスに対応する、レクサスのコンパクトSUVというラインナップが追加されるのか今後の情報に注目です。
ヤリスクロスの納期
2020年2月の時点での情報では、ヤリスクロスの納期はガソリンモデルでおよそ4カ月遅れとなっています。またハイブリッドモデルであれば6カ月ほどとなります。
人気があるコンパクトSUVジャンルのモデルだけに、納期が延びているのが特徴です。購入を検討しているなら、早めの契約がおすすめです。また最新の納期情報については、各ディーラーなどにお問い合わせください。

ヤリスクロスの燃費
ヤリスクロスのカタログ燃費は、以下の通りです。
ヤリスクロス HAYBRID Zグレード 2WD
- WLTCモード燃費 27.8km/L
- 市街地モード 29.4km/L
- 郊外モード 29.9km/L
- 高速道路モード 26.1km/L
実際に試乗したときの実燃費は、25.03km/Lでした。カタログ燃費に近い数字を出しているので、好成績といえるでしょう。
トヨタのSUVや他社の車種と比較しても、ヤリスクロスは低燃費です。
街乗りのときの燃費が気になる方にもおすすめですね。ヤリスクロスの燃費については、実燃費をテストしたときの記事もご覧ください。

ヤリスクロスのグレード構成と価格帯
ガソリンモデルとハイブリッドモデルで、幅広いグレード構成があります。
ハイブリッド
Z “URBANO” | 2WD 2,997,500円 E-Four 3,228,500円 |
HYBRID Z“Adventure” 1.5L | 2WD 3,003,000円 E-Four 3,234,000円 |
HYBRID Z 1.5L | 2WD 2,887,500円 E-Four 3,118,500円 |
HYBRID G 1.5L | 2WD 2,546,500円 E-Four 2,777,500円 |
HYBRID X 1.5L | 2WD 2,433,200円 E-Four 2,664,200円 |
HYBRID GR SPORT 1.5L | 2WD 2,750,000円 |
ガソリン
Z “URBANO” | 2WD 2,623,500円 4WD 2,854,500円 |
Z“Adventure” 1.5L | 2WD 2,629,000円 4WD 2,860,000円 |
Z 1.5L・CVT | 2WD 2,513,500円 4WD 2,744,500円 |
G 1.5L・CVT | 2WD 2,172,500円 4WD 2,403,500円 |
X 1.5L・CVT | 2WD 2,046,000円 4WD 2,277,000円 |
ガソリンモデルなら約200万円から、4WDでも約230万円で購入できます。
ヤリスクロスのおすすめグレードと選び方
ヤリスクロスのおすすめグレードは、「G」です。
グレードとしては中間グレードとなっており、16インチアルミホイールや上級ファブリック表皮のヘッドレストセパレート型フロントシートなど充実した内装も備えます。
ハイブリッドモデルでも2WDであれば250万円以内で購入できますし、4WDでは約270万円で購入可能です。ガソリンモデルなら4WDでも約225万円です。
SUVというジャンルを考えると、4WDモデルにしておきたいもの。一般道でも安定感の高さでは、2WDと比較できません。タイヤのスリップ状況を車が見張っており、タイヤに回転差が発生すると、後輪も駆動させるからです。
搭載されているのは、「ダイナミックトルクコントロール4WD」です。通常では前輪駆動状態ですが、発進やコーナリング時、さらには滑りやすい路面になると後輪にもトルクが配分されます。
ハイブリッドモデルのE-Fourは、電気式の4WDで発進や走行をモーターによってアシストします。どちらのパワートレインを選択しても、悪路や雪道、さらに雨が降っていてスリップしやすい状況で安心して運転できるでしょう。
普段から安心して運転するためにも4WDをおすすめします。
ヤリスクロスのリセールバリュー
ヤリスクロスのリセールバリューは販売開始から年数が経過していないので予想するしかありません。
3年落ちや5年落ちの実際のデータがないからです。しかし人気ジャンルであるコンパクトSUVなので、査定額も高くなることが予測されます。
特にハイブリッドの方がリセールが高くなるでしょう。今後の人気にも左右されますが、グレードによっては高いリセールが期待できます。
ヤリスクロスのおすすめオプション
ヤリスクロスのオプションとして、カスタマイズカーをピックアップしましょう。
ヤリスクロスは、各種カスタマイズカーが設定されており、お気に入りのスタイルに仕上げることができます。
MODELLISTA ADVANCE ROBUST STYLE

画像引用元:トヨタ
スポーティな雰囲気を感じさせながらも、たくましさもあるのがMODELLISTA ADVANCE ROBUST STYLEです。
押し出し感が強いフロントフェイスになっており、力強さを感じさせます。またリアになると、ブラックアウトされたデザインと、デュフューザー造形になっているので、安定したスタンスがあります。
メッキアイテムなど上質さを向上させるパーツも装着できるのが特徴です。
MODELLISTA ELEGANT ICE STYLE

画像引用元:トヨタ
金属加飾によってプレミアム感があるのがMODELLISTA ELEGANT ICE STYLEです。ウイング状の金属加飾とブラックのコントラストがエレガントな表情になります。
またサイドになると、軽快感とワイド感がある造形になっています。ボディと同色のフェンダーなどが選択可能です。
GR PARTS

画像引用元:トヨタ
スポーツテイストが強調されているのがGRスタイリングです。オフロード感のテイストと共に、スポーティな雰囲気になるので、アクティブテイストをさらに感じさせてくれます。
フロントバンパーガーニッシュやサイドドアガーニッシュなどは、プロテクターのイメージと共に、空力性能も備えているものもあります。
迫力のあるスタイリングとサウンドが魅力のスポーツマフラーなども選択可能です。これらのパーツを装着すると、ベース車と違った魅力を楽しめます。
ヤリスクロスは中古車・新車どっちがいい?
ヤリスクロスは販売されてすぐのモデルですので、中古車といっても高年式のものばかりです。新車は納車待ちになっていることから、未使用車という選択肢をおすすめします。
未使用車とは、登録済みでもお客様の手元にはわたっていない車なので、ほとんど新車と変わりません。登録されているので、ワンオーナーではなくなりますが、コンディションがよいだけでなく保証が充実しているので安心して乗れるのです。
新車なら納車まで待つ必要がありますが、未使用車なら短納期で納車できます。弊社カミタケモータースでは、複数台の在庫を揃えておりますので、ぜひ実車をご覧になることをおすすめします。
ヤリスクロスの最新の在庫情報はこちらをご覧ください。

ヤリスクロスの値引きはどこまでいける?
ヤリスクロスで実際にどこまで値引きができるのか見てみましょう。
2025年9月時点でのいくつかの値引きの実績は以下の通りです。
グレード | 車両値引き | オプション値引き |
HYBRID Z URBANO 4WD | 30万円 | 45万円 |
HYBRID G | 15万円 | 20万円 |
HYBRID Z 4WD | 30万円 | 0万円 |
HYBRID Z | 15万円 | 20万円 |
参考:価格ドットコム
30万円からと値引きが厳しくなっていた以前よりも多くなっています。納車まで待つ必要があるので、他のモデルと比較をすると、値引き幅が少なくなってしまうケースがあるのは仕方がないでしょう。
値引きのライン
まず現状の値引き率ですが、少し前よりも値引きが出てきているといえるでしょう。納車が厳しかったときは20万円ほどの値引きを引き出すのも難しかった印象ですが、30万円ほどの値引きの実績情報もあります。
本体価格だけではなく、ディーラーオプションや付属品の割引も含めてトータルで30万円くらいの値引きが提示された場合は、「良い条件を引き出せた」といえますね。特に上位のZグレードにオプションを多く盛り込んで契約するケースでは、30万円を超える値引き条件も実際に提示されています。つまり「Z+オプション多め」は交渉の伸びしろが大きいパターンといえるのです。
また、狙っている具体的なグレードによっても「合格ライン」の値引き額は微妙に変わります。そのため、商談に臨む際には「このくらい出ればOK」という基準をしっかり持っておくことが大切です。
さらに、納期についても注意が必要です。購入を本気で検討しているのであれば、「条件が出たときにすぐ決断する」くらいのスピード感が望ましいです。あわせて、ライバル車である日産キックスや新型ヴェゼルの納期情報も並行して値引き額をチェックしておくと、比較しやすく商談を有利に進められます。
値引きを引き出す方法
新車の値引きは、いつ買うかで意外と大きな差が出てきます。よく知られているのは、やはり1月~3月の年度末決算期です。この時期はディーラーも目標達成に向けて本気で動くため、普段より条件が出やすくなります。ほかにも、6月の四半期決算期や夏のボーナスシーズン、8月~9月の中間決算期、そして12月の年末商戦なども“狙いどき”といえます。
中でもやはり注目は年度末の決算期です。販売台数を伸ばすためにキャンペーンが積極的に展開され、この時期だけの特別値引きが提示されることも珍しくありません。もちろん四半期決算や年末商戦も悪くはありませんが、値引き幅で見ると決算期が頭ひとつ抜けています。
もし新型ヤリスクロスを購入するなら、このタイミングでの“大幅値引き”をぜひ狙いたいところです。そして忘れてはいけないのが下取りです。ディーラーにそのまま出すと査定額が相場より低くなるケースもあるので、まずは1店舗でいいので買取店で査定を受けておくのが賢いやり方です。
そこで出た金額が“ものさし”になるので、ディーラーでの査定が高いのか低いのか、すぐに判断できます。愛車の相場を把握していれば、購入予算の見通しも立てやすくなりますし、一石二鳥です。
最近はネット査定サービスでざっくりとした相場がわかるので、まずはそこから試してみるのもおすすめです。ちょっとした手間をかけるだけで、商談をぐっと有利に進められます。
ヤリスクロスの競合車種は?
ヤリスクロスの競合車種といえるのは、ホンダのヴェゼルと日産のキックスです。サイズ感も似ているので、ヤリスクロスを検討するときに選択肢に含まれるかもしれません。
ヤリスクロスと比較したときに、車種別の特徴を見てみましょう。
ホンダ ヴェゼル

ヴェゼルはクーペ的な見た目と、広々とした空間が魅力です。積載性も高くなっており、アウトドアなどに出かけるときにも便利に使えるでしょう。
モニターが中央に配置されており、水平基調でシンプルな内装です。車内も広さを感じるデザインになっており、後席のゆとりもあります。
後席を倒せばフラットな空間が出現しますし、座面を跳ね上げると高さのある荷物を積載しやすいです。ヤリスクロスと比較しても、シートアレンジの豊富さは魅力となるでしょう。

日産 キックス

画像引用元:日産
車内での快適性が魅力のキックス。キャビンスペースや後席の快適性は魅力となるでしょう。シートアレンジは平凡ですが、広さという面では十分です。
e-POWERというパワーユニットは、キックスの特徴です。モーターで走行するので、高い静粛性があるのが魅力。
ガソリンエンジンとは違った走り心地が楽しめるので、電動自動車のようなトルクある走りを味わいたい方におすすめです。

ヤリスクロスをお得に購入する方法
ヤリスクロスをお得に購入する方法としておすすめなのが、低金利ローンを使用することです。
新車購入では、ローンを活用する人が多いですが、意外と負担になっているのが金利。数%の金利の違いによって、総支払額は大きく異なるからです。
たとえば弊社カミタケモータースでは、1.99%の超低金利ローンを取り扱っており、他社同等プランと比較しても最大78.9%もお得になります。
値引きでこれだけの差を出すことは難しいですが、超低金利ローンを利用するならば、最終的な支払総額を抑えられるのです。
もちろん人気のフルオプションですので、安心して乗ることができます。新車購入を検討しているのであれば、お得な超低金利ローンをご検討ください。
どれほどお得になるのかは、こちらのページをご覧ください。

