フロントガラスに飛び石が来たらどうする?おすすめリペア方法を紹介

フロントガラスに飛び石

高速道路などを走行していると、突然フロントガラスに飛び石が当たる事もあります。小さな傷であれば問題ないものの、大きなヒビが入るとどうすればよいのか分からないこともあるでしょう。

この記事ではフロントガラスの飛び石の傷をどのように対処するのか、費用の負担を抑えながら修理する方法をご紹介します。

目次

フロントガラスに飛び石が来たら

ウォッシャー液 ワイパー

1:停車する場所を探す

フロントガラスに飛び石が来た場合には、焦らずまず安全な場所に停車させて被害を確認しましょう。

高速道路はすぐに停車できないため、パーキングエリアなどで確認します。傷の大きさによってはヒビが広がる可能性があるので、確認のために停車しましょう。

2:傷の状態を確認する

安全な場所に停車できたら、傷の大きさを確認しておきましょう。フロントガラスの端やヒビが大きい場合には、傷が広がる可能性もあるため、レッカーサービスでの移動を検討しましょう。

自走可能な状態であれば、可能な限り早めに修理するようにします。

フロントガラスに飛び石が来たときの応急処置

フロントガラス ヒビ

フロントガラスに飛び石が来てヒビが入ってしまった場合には、適切に応急処置しておく事をおすすめします。ヒビを放置してしまうと、そこからさらに広がりフロントガラスを交換しなければいけない可能性があるからです。

特に、線で亀裂があるタイプの傷であると、そこからさらにヒビが広がりやすいです。ヒビが入っていると、修理が不可能なケースもありますが、応急処置しておくことで自走ができるでしょう。

もしテープを持っているのであれば、ヒビにテープを貼っておき、すぐに専門業者に修理に出すことをおすすめします。

カーアクセサリー店に、保護シールが販売されているので、近くにお店があるなら処置しておきましょう。

フロントガラスの交換費用

費用

フロントガラスの交換が必要になると、費用の目安は10万円~となります。費用は車種別に異なるので、平均を出すのが難しいのですが、軽自動車でもエブリィで約10万円、N-BOXで約15万円と異なります。

ステップワゴンで約20万円、フォレスターで約27万円の費用です。近年の車には、安全装置がついているので、純正ガラスでの交換となり、費用も高くなりがちです。

さらに、フロントガラスの交換をしてからセンサーの調整の「エーミング調整」が必要となるため、交換費用も高くなります。

安全装置がついていない車であればエーミング調整が不要で、フロントガラスも社外品が使用可能です。そのため、交換費用も抑えられます。

フロントガラスの修理費用

フロントガラスの修理費用は専門業者へ依頼すると、約2万円からの修理費用が相場です。ディーラーでの修理になると、さらに費用が高くなるケースがあります。

もちろんフロントガラスの傷のサイズによっても価格は異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう 。

フロントガラスを修理する方法

フロントガラスを修理するには、市販のキットを購入して自分で修理する方法と、専門店で修理してもらう方法があります。

必要な費用の他に、仕上がりも異なるため、費用だけでなく修理した後のことも考えて選択するのをおすすめします。

自分で修理する場合

自分で修理するなら、ガラスリペアキットを購入して作業するのがおすすめです。

1.フロントガラスを拭く

補修液がしっかり接着されるように、ガラス全体の汚れを取り除きます。

2.汚れを取り除く

傷が入っている部分に汚れが詰まっているなら、きれいにしておきましょう。力を入れすぎて、傷が広がらないように注意します。

3.ポジションキットを取り付ける

補修液が真ん中に注入できるように、位置を調整して取り付けます。インジェクターを取り付け、ガラス面に触れるようにします。

4.補修液を垂らす

レジン液をヒビの中に注入していきます。圧力をかけながら、レジン液を流し込んでいきます。インジャクターとガラス面に圧力をかけたり、抜いたりしながらレジン液が傷の中に確実に入っていくようにしていきましょう。

5.乾燥させる

クリアフィルムを貼り付けるなどして、空気が入らないようにしながら完全に乾燥させます。規定の乾燥時間を守り、レジン液が完全に硬化するのを待ちましょう。

6.仕上げる

レジン液が硬化したので仕上げに移ります。フィルムを剥がしてからカミソリで余分のレジン液を削り落としていきましょう。傷がつくのか心配になるものですが、ガラスの方が固いため、傷をつけることなくレジン液を削れます。

ガラス面と平らになるまで削ることができたなら、コンパウンドで仕上げていきましょう。カミソリの刃だけで仕上げたときよりもさらに見た目がよくなります。完全に傷を消すことはできなくても、目立たなくなるほどまで磨けたなら完成です。

お店で修理してもらう場合

お店でフロントガラスの傷を修理してもらう場合もDIYと基本的には同じ工程です。

1.フロントガラスの汚れを取り除く

DIYの場合と同様にまずはフロントガラスの汚れを取り除きます。撥水処理されているガラスであれば、レジン液を流し込んでもうまく密着しなくなるため撥水除去しなければいけません。

2.傷を整える

補修液が注入しやすいように傷を整えていきます。削りすぎると補修の跡が目立ってしまうため、傷を整える程度のバランスを考慮しながら作業します。素人では、どこまで削ってよいのか判断しにくいため、専門店ならではの作業です。

3.レジン液を圧力を加えながら流し込む

真空状態にしながらレジン液をゆっくりと流し込んでいきます。紫外線で硬化するという特性上屋内での作業が好ましいです。青空駐車などでDIYでは外で作業しがちですが、店舗での修理であれば屋内でしっかりと流し込めるため見た目もきれいに仕上がります。

4.仕上げ用レジン液で整える

仕上げ用のレジン液を垂らして、傷を目立たないように仕上げていきます。レジン液を流し込んだ後、完全硬化するまで待ちます。

5.仕上げる

余分なレジン液を削り取り平らにしていきます。削り終えたならコンパウンドでヒビが入っていた部分を磨いて仕上げていきます。

フロントガラスの飛び石は保険を使える?

保険

フロントガラスの飛び石によるヒビを修理するには、DIYとお店で修理する方法があります。いずれの場合もヒビが広がるのを防いだり、傷を目立たなくしたりできますが、傷が完全になくなるわけではありません。きれいな状態に戻すには、フロントガラスの交換が必要です。

しかしフロントガラスの交換になると10万円以上の高額修理となるケースが多くあります。既述したように、安全装備があると純正ガラスでの交換が求められるからです。

結論からすると、飛び石による傷の修理に保険を使うことができます。しかしどの保険でも適用できるわけではなく、車両保険に加入していることや「飛び石による窓ガラスの損害」が補償範囲に含まれていることが条件です。

加入している保険会社の条件によっては、車両保険が適用できないケースもあるため事前に確認が必要です。

保険修理するとコスパが悪い?比較のポイント

一般的には10万円以上の費用が、車両保険を利用するのかの目安です。フロントガラスの交換であれば、10万円以上の費用となるケースが多いため、保険利用も検討できるでしょう。

フロントガラスの傷を車両保険を適用させて修理することは可能ですが、場合によってはコスパが悪くなることもあります。どのようなポイントを比較するとよいのか、ご紹介しましょう。

車両保険の自己負担の金額

車両保険には、免責(自己負担額)が設定されており、保険を適用するときに支払う額が決められています。そのため、フロントガラスの交換費用から、免責金額を差し引きした額を保険会社が支払います。

つまり、自己負担がまったくなく、フロントガラスの修理はできないということです。車両保険が使えるとなると自己負担額を計算に入れていないケースもあります。自己負担額は各自契約内容によって異なるため、確認しておくと良いでしょう。

保険適用後の等級が下がること

自動車保険は等級制度で1年間の保険料が決められているので、保険を適用させると保険料が高くなります。飛び石は自分が原因で起きた事故ではないものの、傷を修理するのに車両保険を使うと翌年度の保険等級が1つ下がってしまいます。

1等級ダウンするということは、「事故有系数適用期間」が1年加算されることなので、トータルコストで比較する必要があるのです。

自己負担額と、この1等級ダウンによる保険料の値上がりを考えて車両保険を利用するのか検討しておきましょう。

他車が原因の飛び石の場合はどうする?

一般的にフロントガラスに飛び石が来る場合、自車が原因ではなく他車からの飛び石となるため修理費用を請求したくなります。しかし飛び石は、加害者としても飛び石を起こした自覚もなく、気づくこともほとんどありません。

また、被害を受けたとしても、加害者を特定するのは難しいものです。ドライブレコーダーが普及しているので、どのような状況で飛び石が発生したのか、記録できることもあるでしょう。

しかし、ドライバーとしても飛び石が行うことを想定して運転するのは不可能なので、「過失」と認められることはほとんどありません。一方で、トラックからの落下物が原因で、フロントガラスにヒビが入ったのであれば、ドライブレコーダーの映像が証拠となり、被害届けを出すこともできるでしょう。

飛び石で被害が発生した場合も、事故として扱われるので、ヒビが入ったのであれば警察に届ける必要があります。特に車両保険を使う可能性があるなら、損害賠償請求ができないとしても届け出をしておきましょう。

フロントガラスのひびと車検の基準

車検密着

飛び石でフロントガラスにヒビが入ってしまった場合には1cmを超えたなら、車検に通らないと覚えておくとよいでしょう。これはあくまでも目安となるので、実際は検査員の判断によります。

判断基準

審査基準のポイントとなるのは、道路運送車両保安基準の第195条にある、「運転者の視野を確保できるものであること」、「貫通されないものであること」です。

透明で運転者の視野を妨げず、なおかつ強度の面で貫通しないことが条件となっています 。フロントガラスは視野が確保されているだけでなく、強度も必要ということです。

そのため、フロントガラスにヒビが入っていると、必要な強度が確保されていないと判断される可能性があります。

リペアしても車検に引っかかる可能性はある

早期のリペアを行ってフロントガラスのヒビが大きくなる前に修理することもあるでしょう。しかしDIYで作業した場合は、特に修理した部分にひずみが発生する可能性はあります。

道路運送車両保安基準には、ひずみがないことも条件になっています。どのような状態が「ひずみがある」と判断されるのかは、検査員によって異なるでしょう。

そのため、心配であれば早めに車検を受けることをおすすめします。整備工場やディーラーで車検の前にフロントガラスの交換が必要になるのか、それともリペアでも大丈夫なのか判断してもらえるでしょう。

フロントガラスのヒビを防ぐ秘訣

ポイント

なぜ飛び石が起きるのか

そもそもこの石は、前を走る車のタイヤの溝に挟まっていたものが抜けて、後方に飛んできます。

乗用車のタイヤでも飛び石が起きることもありますが、トラックのように大きなタイヤの溝であれば、大きな石が挟まっている可能性もあるので飛び石のリスクが大きくなるのです。

さらに高速道路を走行しているときは、スピードが出ているのでボディを傷つける可能性も高くなります。

大型車の後ろを避ける

トラックやダンプカーはタイヤの溝も大きく、大きな石が挟まっている可能性があります。

特にダンプカーであれば砂利道を走行していることが多いため、後ろを走行するのを避けるのが賢明です。 高速道路であれば後ろを走行しないように、調整できるでしょう。

スピードを抑えて走行する

スピードが出ている方が、飛び石が来た場合の被害が大きくなります。少しでも飛び石による被害を抑えるために、自車のスピードを抑えるのはおすすめです。

車間距離を十分に取る

車間距離を十分にとって相談するのも大切なポイントです。飛び石が来たとしても車間距離が十分にあると、フロントガラスに飛んでくる可能性は低くなります。

スピードに合わせて車間距離を十分にとっておくと、被害を予防できるでしょう。

保護フィルムを貼る

フロントガラスの保護フィルムを貼っておくのもおすすめの方法です。保護フィルムがあれば、飛び石の被害を抑えることができます。

費用が必要ですが、フロントガラスの交換費用を考えると予防策を講じるのもよいでしょう。

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新店舗外観 カミタケモータース

枚方近郊でフロントガラスの飛び石修理を行うならカミタケモータースがオススメです。

フロントガラスのリペアの1箇所22,000円(税込み)で行うことができ、2箇所目以降は+5,000円で作業できます。

修理可能なフロントガラスの傷は500円玉におさまるサイズ、また窓の縁から約5cm以上離れている傷です。

フロントガラスのリペアよりも交換が必要な場合でも、車両保険に加入しているなら負担額を抑えながら修理できる場合があります。

カミタケモータースでは、車両保険を使うのかそれとも自己負担で済ますのか、またフロントガラスの修理の仕方など予算に合わせて相談していただけます。いつでも貸出可能な無料代車もございます。

フロントガラスの飛び石が気になっている・早く修理を済ませたいならぜひお気軽にご相談ください。

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