車の購入は高額の買い物になるからこそ、後悔しない選択がしたいと思うものです。よく考え検討して購入したつもりでも、後から後悔してしまうこともありえます。
たとえば、購入後に思ったより維持費がかかってしまうとか、自分の生活スタイルにあっていない、燃費が悪いなどといった理由です。
車の購入後に後悔しないために、慎重に検討したほうがいいことにはどんなポイントがあるのでしょうか。満足のいく車選びをするためにどんな点を考慮できるのでしょうか。この記事では、後悔しない車選びに参考になるポイントをご紹介していきます。
- 車の使い方や形状をチェックする
- 必要な機能や装備を考えておく
- 新車か中古車を考える
車の使い方
車の選択の際に検討できるポイントの1つは、どのようなシーンで車を利用するのかということです。普段の生活で車を使うのはどんなシーンなのかをしっかりイメージしてみましょう。どのような用途で使うことが多いのか、乗車人数はどのくらいなのか考えてみます。
用途や乗車人数を考えておくと、どのような車がよいのか判断できるからです。では、車の用途について検討することができるポイントを見てみましょう。
荷物の多さ
日常的にはどれくらいの荷物を載せることが多いでしょうか。また、アウトドアなどで多くの荷物を載せることがあるならラゲッジスペースの大きさは重要です。荷室の大きさだけでなく、シートアレンジも確認しておきましょう。
たとえば、リアシートのスライド量が十分かということ、シートの調整の仕方が簡単なのかは実車を確認しておきたいポイントです。
ラゲッジスペースの広さやどのようなシートアレンジができるかなどは、カタログを見たり、諸元表にある数値だけで判断してしまうと、思っていたよりも狭くて荷物が乗らない、ということになりかねません。実車を見てシート調整してみるとよいでしょう。
乗車人数
家族や友達などとお出掛けをすることが多い方は、乗車可能人数で決めるという方法もあります。乗車できる人数によって車の種類やサイズは変わってくるので、家族構成や日常的に乗る人数などについても考えてみましょう。
乗車人数が多い車種ならば、ミニバンが有力候補になります。ミニバンでもコンパクトなモデルからゆったりと座れるLLサイズのミニバンまであります。
コンパクトミニバンはサイズが小さいので街中での取り回しが優れている一方で、大人数での長距離ドライブの快適性に劣るでしょう。
LLサイズのミニバンなら7人乗車しても快適に移動できるというメリットがあります。乗車人数と快適性のバランスを考慮するのがおすすめです。
デザインや形状
車を選ぶ際には、機能や性能、また金額面について検討することも大切ですが、それに加えてデザインを重視して選ぶことも大切なポイントです。自分が好きなデザインであれば、それだけ愛着が湧きやすくなるので、長く大切に使おうという気持ちも大きくなりやすいでしょう。
可愛いスタイルの車やかっこよい車であれば、ドライブのときに楽しさが増します。また、所有感も増すので愛車を大切にしたいと思うでしょう。デザインや形状で比較しておきたいポイントを見ていきます。
可愛いスタイル
見た目がかわいくておしゃれ、さらにコンパクトなサイズで小回りが利く車は、特に女性に人気のあるタイプです。
丸めで可愛いスタイルの車だったり、パステルカラーを多用したデザインの車であれば、女性にぴったりといえます。アクセサリーを追加して自分だけの可愛い車にすれば、さらに愛着がわくでしょう。
可愛いスタイルの車でも、スライドドアなど実用性に優れた車も選択できます。
かっこよいグレード
一目見てかっこよいと感じるグレードの車に乗りたい方もいるでしょう。車によっては、グレードによって装着されるパーツが異なっているため、同じ車種でもグレードが異なるだけで異なる車に感じることもあるほどです。
エクステリアだけでなく、インテリアもかっこよいグレードのみスポーティになっている車もあります。
そのため、愛車選びでは車種の違いだけでなく、かっこよいと感じられるグレードなのかもチェックしておきたいものです。
普通車・軽自動車の違い
普通車と軽自動車の違いも考えておきたいポイントです。
軽自動車は決められた規格内に車体サイズなどが抑えられていますが、普通車は車体サイズがさまざまあり、ミニバン、コンパクトカー、SUVなどの複数の形状から選択できます。
軽自動車でもスーパーハイトワゴンやSUVなどの形状がありますが、軽自動車というジャンルである以上車体サイズが大きく変わるということはありません。
軽自動車
軽自動車は、以下の規格で定められている車です。
- 排気量が660cc
- 全長は3,400mm以下
- 全幅は1,480mm以下
- 全高は2,000mm以下
そのため、ボディサイズに大きな違いはありません。
- ボディサイズが決まっている
- スーパーハイトワゴンなら室内も広い
- 形状が似通ってくる
しかし最近では、軽トールワゴンなど、車内高が高くて室内スペースの広さを確保した軽自動車が登場しています。規格でサイズは限られていても、全高を確保することで、室内の広さが大きくなっています。
デザインや形状が似通ってくるというデメリットがありますが、軽自動車でも室内空間を確保したい方に人気があります。
ミニバン
ミニバンとは、一般的にワゴンタイプの車で、3列シートと両側スライドドアが装備されている車種のことを指しています。後部座席から荷室がつながっているので、シートアレンジをすれば、大きな荷物でも積載しやすいという特徴があります。大人数での乗車に対応している車種が多いです。
- 室内空間が広い
- シートアレンジの可能なものが多い
- 運転席が高いので見通しがよい
ミニバンは、大人数での乗車が可能なので、室内空間が広くてゆったりと乗車できるという点が魅力になります。また、さまざまなシートアレンジが可能なモデルも多いので、その時の乗車人数に合わせた快適な空間を作り出せすことができます。
ミニバンは、たくさんの荷物を運びたい方や大人数でのお出かけの多い方、高級感のあるかっこいい車がお好きな方におすすめの車です。
コンパクトカー
コンパクトカーは、性能とコストのバランスがよいのが魅力となっています。コンパクトカーは普通車なので5人乗りですが、後席が狭いことが多く、通常は1人や2人で乗ることが多い方におすすめです。
- コンパクトで取り回しがよい
- 燃費性能がよい
- 車両価格が安いモデルが多い
車内空間の広さ、走行性能のよさ、さらには燃費性能がよいのもコンパクトカーの特徴で、コストパフォーマンスに優れています。
コンパクトカーは、出勤や買い物といった街乗りが多い方、燃費を重視した車に乗りたい方におすすめです。
SUV
大人数での乗車だけではなく、アウトドアも楽しみたいようであればSUV車がおすすめです。FFモデルもありますが、4WDモデルを選択すれば荒れた路面でも安定して走行できるのが魅力です。
- 4WD駆動でパワフルな走行ができる
- かっこよいデザインが多い
- アウトドアにぴったりの機能がある
また、パワフルなエンジンで駆動できるモデルもあるため、悪路の走行にも適していてアウトドアシーンで活躍することができるのも魅力です。
さらに、アウトドア仕様として作られているので、汚れた荷物も積載しやすくなっていますし、広々とした荷室で大きな荷物の出し入れもしやすいのが特徴です。
セダン
根強い人気と需要があり、現在でも多くの車種が販売されているのがセダンです。特にプレミアム感の強い大排気量の車種は、ラグジュアリーカーとして知られています。
セダンは、全高が抑えられているので走行安定性が優れているのが特徴です。特に後席に座ったときの快適性は、他の形状とは異なります。
- 高級感があるモデルも選択可能
- 種類が豊富にある
- 安全性が高い
近年は、SUVやミニバンなどのジャンルが人気があるため、セダンの選択肢は少なくなってきています。しかし高級車には採用されている形状なので、ラグジュアリーな車を求めるなら、セダンという選択肢になるでしょう。
セダンは、高級感のある車が好きな方や長距離の運転が多い方におすすめの車となります。
重視する機能や装備
重視する機能や装備も確認しておきたいポイントです。車には複数の機能や装備があり、車種やグレードによって搭載されているものが異なります。
たとえば、スライドドアには電動で開閉するものがあったり、予約しておけば近づいただけで開閉する機能があったりします。また、安全装備も車種やグレードによって異なるのも比較要素です。
長距離運転が多いなら、安全装備や運転支援システムが充実している車がよいでしょう。比較対象となっている車の機能や装備をチェックしておき、自分が必要なものが搭載されているか確認します。
燃費
燃費は車を維持する上での費用に大きく関わってきます。そのため、考慮している車種がどの程度の燃費なのかはチェックしておきましょう。
ハイブリッドシステムが搭載されているなら、実燃費はよくなりますが、車両本体価格は高くなります。ガソリン代で元を取るまで、数十万キロともいわれるため、本当にハイブリッドシステムを搭載したグレードがお得なのか、考慮する必要があるでしょう。
ハイブリッドシステムは、燃費がよくなるだけでなく、走行性能にも影響を与えます。乗り味も含めて検討する必要があるでしょう。
軽自動車やコンパクトカーには、ハイブリッドが搭載されていなくても低燃費なモデルもあります。郊外で乗ることが多いなら、あえてハイブリッド非搭載車を選択する方が、トータルコストを抑えられることもあります。
パワー
愛車候補の車種のパワーも比較しておきましょう。パワーユニットの違いは、購入後に工夫しにくい要素なので、比較段階で考慮しておきたいポイントです。
たとえば、グレードによって搭載されるエンジンの排気量が異なるケースがあります。街中では十分でも、郊外や高速道路を走行する際にはパワー不足を感じることもあるでしょう。
排気量が大きなパワーユニットを搭載している車なら、走りにもゆとりがあるため、長距離運転も楽にこなせます。
もちろん維持費にも影響が出てくるため、コストも計算する必要がありますが、どのようなシーンで使うのかを考慮しておきましょう。
ハイブリッド搭載車であれば、加速時にモーターによるアシストがあるため、発進や加速時に力強く走行できます。走行性能も左右するので、試乗して違いを試してみるのがおすすめです。
好きなメーカー
愛車選びでは、好きなメーカーを選択するという場合もあります。車好きの方の場合には、「このメーカーの車に乗りたい」という具体的な希望があるケースもあるでしょう。
ラインナップやデザインの違いから、好きなメーカーが出てくることもあります。
好みのメーカーのラインナップ
メーカーによってラインナップが異なるため、どのメーカーが好きなのかに影響することがあります。たとえば、スズキであれば軽自動車やコンパクトカーに定評があり、ラインナップも多いのが特徴です。
一方で、マツダは自社で開発しているのは普通車のみで、軽自動車はOEM車両のみを取り扱っています。もしマツダが開発した車がよいというのであれば、普通車の選択肢となるでしょう。
このように、取り扱い車両の中には、好きなメーカーが開発した車があるのかという違いがあります。愛車候補の車がメーカーのラインナップに入っているのかは、車選びの選びのポイントとなるでしょう。
メーカーによるデザインの違い
メーカーによるデザインの違いも車選びの比較ポイントとなります。当然のことですが、メーカーによってデザインコンセプトが異なっており、そのデザインに魅力を感じるかは、よく考慮しておきたいポイントです。
デザインが統一されており、フロントフェイスに特徴があるメーカーもあります。どの車種を選択しても、「コンセプトが似ているので一目見てどのメーカーの車か分かる」場合もあるでしょう。
その場合には、デザインコンセプトが自分の好みに合っているかどうかは、重要なポイントです。
新車なのか中古車なのか
車を選ぶときに悩むポイントの1つは、新車にするのかそれとも中古車にするのか、どちらを購入したらよいのかという点もあります。新車と中古車のそれぞれにメリットとデメリットがありますので、自分が何を重視するのかを考えてみることができます。
新車のメリットとしては、自分の好みの色や装備、オプションなどを自由に選ぶことができるという点があります。その一方で、人気車種などによっては「納車待ち」の状態になっていて、納車までに長期間待たなければいけないことも少なくありません。
中古車では、色や装備などで自分のお気に入りの車を探すのは大変になりますが、気に入った車があればすぐに乗ることができるというメリットがあります。どちらにもメリットとデメリットがあるので、 購入を決める前によく考えてみることができるでしょう。
予算
車の購入費用は、最新装備や先進技術を搭載したモデルになると特に高額となります。希望する機能や装備を適えるために高級グレードモデルの選択をしたり、オプション装備の追加などをしていくと、予算をオーバーしてしまう可能性も高くなるでしょう。
そのため、前もっていくらまでなら払うことができるかの上限金額を決めておくことが重要になります。実際にお店に行って試乗したりすると、ついつい目移りして最新機能や装備を求めてしまうこともあるので、車体の本体価格だけではなく、毎月のローン返済や車の維持費などの支払いがどれくらいになるのかを含めた、無理のない予算を立てて車を選びましょう。
新車のメリットのひとつは最新モデルを手に入れられる点ですが、車体の価格は高額になります。一方、中古車であれば、安く手に入ることもあります。また、年式が新しくて状態がよい車両の購入ができる可能性もあります。
予算内でよりハイスペックな車の購入を希望するのであれば、中古車の購入を検討することもおすすめといえるでしょう。
愛車に乗る期間
車の寿命は、一般的に10年、10万kmと言われています。理由はいくつかありますが、その中でも最も大きい理由は、部品の劣化です。10年、10万kmを境にして交換が必要になる部品が増えていきます。さらに近年では車の性能が良くなっているため10年が経過しても、適切なメンテナンスをすれば問題なく使用できる車も多くなっています。
新車の購入と異なり中古車の購入時には、購入後のトラブルを避けるために整備状況を確認しておくことが大切です。どのような部品を交換してきたのかやメンテナンスの頻度を確認しておきたいものです。しかし、内外装の汚れと異なり、車両のコンディションは判断しにくい分野です。
できるだけ状態のいい車を選ぶために参考になる、車の整備記録簿などをしっかり確認しましょう。
後悔しないためにポイントを比較しよう
車の選び方のポイントはいろいろありますが、実際に購入する時にはまず自分に必要な機能や性能を比較することができるでしょう。また気になる車種が見つかったときにはぜひ、試乗をしてみることもおすすめです。
条件や見た目だけで車を選んでしまうと失敗することも多いので、実際に乗ってみて細かいところまで確かめることが必要になります。選び方のポイントを参考にしながら、本当に自分に合った車を購入しましょう。
お得に車を購入する方法
お得に車を購入する方法のうちの2つをご紹介します。1つは未使用車を探す方法で、もう1つは低金利ローンを利用することです。
未使用車
未使用車とは、初度登録されていても一般の運行に供されていない車のことをいいます。登録済みとなるので、新車ではなく中古車の扱いにはなりますが、新車に近いコンディションなので、安心して乗っていただくことができる車です。
未使用車は、新車と違ってグレードやボディ色も在庫のあるものに限られてしまうという点はありますが、在庫の多い店舗等で探せば希望に合っているモデルを見つけやすくなるでしょう。
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低金利ローン
車をお得に購入したい方におすすめの方法には、低金利ローンもあります。車種やグレードにもよりますが、車の購入金額は高額になることもあるので、ローンを利用するという方も多くいらっしゃいます。ローンでの支払であれば、毎月の支払いを一定にしながら希望の車に乗ることができるからです。
しかし、ローンにはどうしても利息の負担が発生しますので、低金利ローンの利用がおすすめとなります。低金利ローンを利用すると、同じ車の購入であっても利息の負担を減らすことが可能です。たった数%と思っても、総支払額に換算したときには、何十万円もの違いが生じていることもあります。
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