軽自動車は新車販売台数でも、多くの割合を占めるなど人気があります。維持費も安く抑えられ、街乗りにもぴったりな車が多いですが、どのような車種が人気があるでしょうか?
この記事では、2022年の軽自動車の販売台数から人気車種をご紹介しています。車種別の特徴も解説しているので、車選びの参考にしてください。
2023年の軽自動車販売台数ランキング
2022年の軽自動車販売台数ランキングをご紹介しましょう。ホンダのN-BOXは、2位のタフトに約2倍の差をつけてトップとなりました。
安定した人気を集めたモデルですが、やはりスーパーハイトワゴンが人気がありますし、複数の追加ジャンルを追加したハイトワゴンも根強い人気があります。ランキング順に各モデルの特徴を紹介します。
1位 ホンダ N-BOX

1位のN-BOXは202,197台を販売しており、軽自動車の販売台数トップになっています。2011年に登場してから、複数年で販売台数でトップになるなど、安定した人気を誇っているモデルです。
軽自動車よりもワンクラス上の車と感じさせるほどの質感やバランスのよさが魅力です。もちろん使い勝手も優れているので、街乗りに便利な車となっています。2021年の一部改良で電動パーキングブレーキが装備されました。
マイナーチェンジでさらに魅力アップ
2020年12月に大規模なマイナーチェンジを施し、内外装の両方が質の高いものになっています。マイナーチェンジによってフロントフェイスがより親しみやすい印象になり、機能性が強調されたデザインに変わりました。
カスタムになると、高級感のあるデザインになります。メッキが立体化されており、ナンバープレートも中央に配置されたりと、ワイド感や押し出し感があるデザインに仕上がっています。
カスタムのブラックのインテリアカラーは、車に乗り込んだときに質感の高さを感じさせたり、標準グレードの落ち着いた雰囲気と異なります。
燃費性能が高いエンジン
現行モデルに搭載されているエンジンは、i-VTECという機能が搭載されたエンジンで、燃費性能と出力を両立させています。
ロングストロークになり低回転から出力があるため街乗りで力強く走れるでしょう。もちろんフル乗車して高速の合流などでは力不足を感じますが、街乗りの幹線道路なら4人乗ってもしっかり加速します。

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2位 ダイハツ タント

2位のタントは、107,810台を発売しています。スーパーハイトワゴンの人気の先駆けとなったモデルといえるでしょう。広い車内空間と使い勝手のよいシートアレンジがファミリーカーにぴったりです。
スーパーハイトワゴンは大きさが似ているので違いは少ないと感じるかもしれませんが、タントのピラーレス構造は他の競合車種と比較したメリットとなるでしょう。
ピラーレス構造で大開口
大開口のピラーレス構造の他にミラクルオープンドアを採用しており、降車時に予約しておくと自動でドアがオープンする機構があります。
子どもを抱えているときや買い物の後などに、自動で開くと便利です。もちろんシートもロングスライドするので、子どもの世話など必要に応じて調整しやすいのも魅力です。
独自のミッションで低燃費
4代目からのタントにはD-CVTという独自のミッションが採用されています。これは無段変速のCVTとギヤの機構を組み合わせたもので高速域での燃費性能が高くなるものです。
WLTCモードの燃料消費率は22.7km/Lとなるほどで、ダイハツ調べで軽ハイトワゴンクラスでトップの数値です。街乗りにぴったりの車といえるでしょう。

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3位 スズキ スペーシア

スペーシアは、100,206台を販売しており3位になりました。スーパーハイトワゴンで便利に使える車であることには変わりありませんが、他のモデルと比較してスーツケースのような可愛いエクステリアやハイブリッドを搭載しているのが特徴です。
燃費を重視する方やデザインで選びたい方におすすめといえるでしょう。また複数のスタイルから選択できるので、標準カスタムアクティブ系と選択肢が豊富です。スズキコネクトが搭載されてより便利に使えるようになりました。
多彩なシートアレンジ
スズキの車の特徴としてシートアレンジが豊富です。荷物や使い方に合わせて調整しやすいシートになっており、特に助手席を前側に倒せるのは魅力です。
他のモデルでは後ろ側に倒すことが多く、長尺物を積載したいときに便利といえるでしょう。フルフラットにして大きな荷物を積載したり子どもの世話のために片側の後席シートを前寄りにしたりと便利に使えます。
マイルドハイブリッドでアシスト
スペーシアにはマイルドハイブリッドが搭載されており、モーターの力でアシストしてくれます。アイドリングストップからの再発進からクリープ走行までモーターで行えるほどで、静かな再始動が魅力。
またモーターでアシストしたりパワースイッチを押したときには、アシストをトルクアップできます。NAエンジンでも力強い加速を味わえるでしょう。

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4位 ダイハツ ムーヴ

94,837台を販売したムーヴはトールワゴンです。ムーヴは、車内スペースに優れているモデルで国内の軽自動車の代表的モデルといえるでしょう。コンパクトなボディでも、足元スペースが広がり、移動中でも快適に過ごせる点が人気の理由の1つです。また、後部座席がスライドし、リクライニングできるので、長距離移動でも快適に過ごせます。
燃費性能の高さ
ムーヴは、優れた燃費性能を持っています。ハイブリッドが搭載されているわけではありませんが、TOPAZ NEO(トパーズ ネオ)エンジンが搭載され、WLTCモードの燃料消費率は、20.7km/Lです。
高張力鋼板を採用したり、樹脂パーツを取り入れるなど、軽量化に取り組んでいます。これらの要素から生み出された燃費のよさが、ムーヴが人気の理由です。
スタイリッシュな外観
ムーヴは、スタイリッシュな外観になっています。空力性能に優れた流線型のボディラインと、カラフルな10色のボディカラーが魅力的で、幅広い年齢層に人気があります。
上質なカスタムも設定されており、質感の高いエクステリアデザインやインテリアデザインのモデルです。

5位 スズキ ワゴンR

5位になったのは82,213台を販売したワゴンRです。現行モデルは6代目になりますが、初代は1993年に登場しています。2021年には新しいスタイルのワゴンRスマイルが追加されたり、2022年8月にはワゴンRカスタムZが販売されています。
ワゴンRは、軽自動車でありながら室内スペースが広く、街乗りに適したモデルです。また、シートアレンジが優れていたり収納スペースが豊富で、使い勝手がよい点が魅力的です。
一部改良で新しいカスタムスタイルが登場
2022年8月にスズキの「FZ」系グレードに代わる新たな車種が登場し、安全装備の強化が主な改良点となっています。これまでは、スティングレーというデザインが異なるモデルがありましたが、いわゆるカスタム顔のカスタムZが販売されます。
ラインナップが非マイルドハイブリッドモデルのFXと、マイルドハイブリッドシステムを搭載した「ハイブリッドFX-S」の2種類に変更されました。当時に装備も充実しており、全方位モニター付きディスプレイオーディオがオプション設定となり、コネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応しました。
使い勝手がよい収納スペースや機能
毎日使う車にぴったりの便利な機能があります。USB電源ソケットは、USB-AとUSB-Cの両方が搭載されていますし、リアのアンブレラホルダーなど街乗りにあると嬉しい装備がおすすめポイントです。
ワンタッチで倒せるリアシートを調整すれば、大きな荷物も簡単に積載できます。スーパーハイトワゴンほどの収納スペースがなくても普段使いにはちょうどよいサイズです。

6位 日産 ルークス

72,600台を販売した日産のルークスは、軽スーパーハイトワゴンでデイズルークス、その後はルークスとして販売されています。日産と三菱の合弁会社である「NMKV」が開発したモデルです。
ルークスの特徴の先進の安全装備や利便性に優れる機能も搭載していること、さらに多彩なシートアレンジでしょう。
2022年の一部仕様変更で魅力アップ
2022年9月にルークスの仕様変更が行われています。シートが抗菌仕様となり菌の繁殖を防いでくれることや標準顔のXにターボエンジン搭載車が設定されています。
「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」で「K CAR オブ・ザ・イヤー部門賞」を受賞するなど使い勝手のよさが評価されている車です。
ロングスライドシートで便利に使える
最大可動域320mmのロングスライドシートで使い方に合わせてシートをアレンジできます。後席部分のスペースを確保できるので、ゆったりと乗車できるでしょう。
後席座席を前側にスライドさせると荷室床面長は675mmになりますし、左右独立でシートを調整できるのも特徴です。
7位 スズキ ハスラー

7位になったハスラーは70,373台を発売していました。ユニークなデザインで幅広い年齢層に人気があるモデルです。トールワゴンにSUVスタイルのデザイン、大径タイヤを装備して新しいジャンルの車として登場しました。
悪路での走破性も高めているため、舗装されていない道でも安心して走行できるでしょう。またハイブリッドが搭載されて街乗りでは低燃費なのは魅力的です。
マイルドハイブリッドが搭載
ハスラーにはマイルドハイブリッドが全車に搭載されています。減速時のエネルギーはモーター機能付発電機のISGで発電しておき、加速時などモーターでエンジンをサポートしてくれます。
SUVテイストのモデルですが、WLTCモードで25.0km/Lという低燃費な車です。ターボエンジンが搭載されているグレードでも22.6km/Lなので力強い走りと低燃費を両立しています。
4WDなら走行性能が高くなる
大径タイヤと最低地上高が180mmという高さを確保しているだけでなく、4WDシステムが搭載されており悪路走破性を高めています。
雪道ではスノーモードを選択してアイスバーなど空転しやすいシーンでもトルクが路面に伝えられるように調整してくれます。

8位 スズキ アルト

67,204台のアルトは8位となっています。1979年から発売されているロングセラーモデルですがスズキを代表する車として安定した人気があります。通常のモデルの他に派生車種としてラパンがあります。
現行モデルは2021年から発売されている9台目でラパンのような四角い形状になりました。また、マイルドハイブリッドがアルトとして初めて設定されました。
現行モデルは丸みがあり親しみやすいデザイン
現行のアルトはベーシックで親しみやすいデザインになっており、コンパクトな車でも毎日乗る車として使いやすさが感じられます。
スクエアなデザインが採用されたことにより前席のヘッドクリアランスが拡大して乗降性が改善されました。
安全装備も充実した
安全装備も充実しているので毎日安心して運転できます。 スズキセーフティサポートが標準搭載されており、ステレオカメラ方式で夜間の歩行者を検知して衝突被害軽減ブレーキを作動させます。
狭い道で車からの死角を少なくするための全方位モニター用カメラも装備可能です。車を真上から見たような映像をモニターに映し出してくれるので、歩行者や自転車との衝突を防止できます。狭い道でのすれ違いもスムーズになります。

9位 ダイハツ ミラ
65,317台を発売したミラはダイハツが発売しているハッチバック型の軽自動車ですが、現行モデルでは低燃費のミライースと上質なミラトコットに分かれています。
初代は1980年から販売しているというロングセラーモデルですが、2018年に販売終了してミライースへと変更されさらに派生車種としてミラトコットが発売されました。
新しいベーシックとしてのミライース

環境に優しい車としてミライースは注目されています。製造工程やリサイクルも考慮した地球温暖化の原因となるCO2を低減に取り組み、車を製造する段階からリサイクルまで環境に配慮しました。
ハイブリッドなどは搭載されていませんが、低燃費でしっかり走行できるのでガソリン代も抑えられるでしょう。
可愛いデザインのミラトコット

画像引用元:ダイハツ
ミラトコットは可愛いスタイルのデザインになっており、水平基調でスクエアなボディと丸目のヘッドライトが特徴的です。
ミライースがベースになっているので、低燃費に走行できるだけでなく快適性も高められた車内になっています。

10位 ダイハツ タフト

10位のタフトは56,861台を販売しました。四角くアクティブが似合うデザインになっているタフトはアウトドアに使う人にぴったりのモデルです。
タフトという名前自体が1974年普通車として販売されていましたが、2020年から発売が開始されたときにはアクティブな軽自動車として登場します。
アクティブに使うことを想定したモデル
日常で使いやすいだけでなくアクティブに使うことを想定した車内なのが特徴です。リアシートはシート調整ができない形状で割り切っていますが、その分シートを倒した時にすき間のないフラットな空間になります。
小物を積載する時に荷崩れしにくいので、アウトドア用品を積み込みやすくなっています。汚れにくいシートバッグ加工やマルチフックなどアウトドア用品が積載しやすい内装です。
悪路でも安心して走行できる
タフトにはグリップサポート性能が搭載されているため、滑りやすい路面でタイヤが空転するとスリップを制御しサポートしてくれます。
最低地上高が190mmもあるのも凹凸路で安心して走行できるポイントです。アプローチアングルやディパーチャーアングルもしっかり確保されています。競合となるハスラーとは異なったデザインなので、好みで選択できるでしょう。

11位 日産 デイズ

画像引用元:日産
日産のデイズは軽のハイトワゴンですが、内装の質感が高いことが特徴となっています。ゼログラビティシートを採用し座り心地のよいシートでロングドライブも快適でしょう。
車内も手が届くところにたくさんの収納スペースがあるのでドライブ中も便利です。標準モデルなら落ち着いたスタイル、ハイウェイスターなら質感の高さがあるスタイルになっています。
インテリアではアラウンドビューモニターなど安全運転をサポートしてくれる装備も充実しているため、装備を重視する方におすすめのモデルです。
12位 ホンダ N-WGN

画像引用元:ホンダ
ホンダが発売しているN-WGNは、トールワゴンです。人気のN-BOXよりも全高が抑えられており、上質な室内が特徴です。
販売台数でもトップになっているN-BOXも質感は高いですが、さらにN-WGNは質感を高めたモデルといえるでしょう。
スライドドアを採用しているN-BOXに対して、ヒンジドアを採用したN-WGNは内装の質感が高まっています。車内環境を重視するならN-WGNを選択肢に含めるのはおすすめです。
13位 スズキ ジムニー

スズキが販売している本格的系の4WDといえばジムニーです。ラダーフレームを採用してパートタイム4WDを搭載してシンプルで信頼性のおける構造を採用している車。
まさに悪路を走破するためのモデルといった構造になっています。軽量なボディと優れた走破性で高い人気を誇っているモデルです
現行の4代目になりボディ剛性が高まるなど魅力が高まっています。ハイブリッドなどは搭載されていないため燃費性能を気にする方はハスラーの方がおすすめです。
14位 三菱 eKシリーズ

※画像はekクロスEV
三菱のeKシリーズはスーパーハイトワゴンのeKスペースやeKワゴンなどがあります。またeKクロスや電気自動車のeKクロスEVも含まれています。
eKシリーズは軽自動車の大部分のジャンルを占めるほど多種多様なラインアップです。特徴や自分が重視するポイントで車選びができるでしょう。
車内スペースを重視するならeKスペース、アウトドアが似合うeKクロススペース、街乗りで使いやすいeKワゴン、レジャーで使えるコンパクトなeKクロスです。
15位 日産 サクラ

画像引用元:日産
日産の軽自動車のEV車がサクラです。軽自動車の電気自動車でも車内の質感が高くなっており街乗りで快適に乗車できます。
日産のデイズと共通の作りになっていますが、サクラの床下には駆動用リチウム電池が搭載されます。後席の乗り心地のサクラの方がよくなっているのが特徴です。モーターによる滑らかな加速がガソリンエンジンとの違いを感じさせます。
WLTCモードで180kmという航続距離ですが、買い物などの街乗りでは十分な数値といえるでしょう。セカンドカーにぴったりの車です。
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