電気代の高騰が問題になっているので、生活費を削減するために節約できないかと考えている方もおられます
家庭に電化製品が増えているので、電気代を節約するのが難しく感じますが、工夫すれば節約可能です。
この記事では、電気代を節約するためのポイントや対策方法をご紹介します。
電気代が高くなる原因
まずは電気代が高くなる要因を見ていきます。
- 電化製品の増加
- 電気代の高騰
- 無駄な電気がある
使用する電化製品が増えている
使用する電化製品が増えているので、電気代は高くなりがちです。
スマホやルーターなど欠かせない電化製品の他に、洗濯機や冷蔵庫、クーラーなどの家電もあります。
乾燥機付きの洗濯機なら、自宅で干す必要がない代わりに、電気代が高くなることもあります。
毎日洗濯する人もいれば、そうでない方もおられますが、洗濯頻度が多い方であれば、電気代が高くなったと感じやすいでしょう。
また、クーラーのような空調設備は、夏場に必需品となりました。熱中症にならないためにも、在宅時にクーラーの活用は欠かせません。
電気代が高くなっている
電力自由化や電力会社の経営状況、石油の値上がりなどの影響で、電気代そのものが高くなっているという背景もあります。基本料金や昼夜別プランなど、電気会社やプランによっては、思っていた以上に電気料金が跳ね上がることもあります。
電力自由化によって、電気代を抑える目的で電力会社を変更したとしても、近年の燃料価格の高騰により、規制料金と自由料金の逆転が生じていました。
無駄な電気を使用している
無駄な電気の使用は、電気代が高くなる主な原因の一つです。無駄な電気の使用は、普段使用していない家電から生じます。
無駄な電気の例は、以下の通りです。
1. スタンバイモードの機器: テレビやコンピュータなど、スタンバイモードになっている機器は、電力を消費しています。これらの機器は完全にオフにするか、電源を切ることで無駄な電力の使用を減らすことができます。
2. 高消費電力の機器: 冷蔵庫やエアコンなど、高消費電力の機器は長時間稼働することがあります。これらの機器の使用を最適化し、無駄な電力の使用を制限することが重要です。電源をオフにした方がよいのか、つけっぱなしにした方が省電力なのか確認しましょう。
3. 照明の使用: 明るすぎる照明や不必要な照明の使用は、無駄な電気の使用につながります。必要な場所や時間に適切な照明を使用することで、無駄な電力の使用を抑えることができます。
テレワークが増えたことで、電気を使用する機会が増えています。どうしても電化製品を使うと、無駄な電気も増えてしまいます。
電気代を節約するための具体的な方法
電気代を節約するために、以下の方法を心がけることが大切です。
- 1:家電製品の使い方の見直し
- 2:省エネ対策
- 3:コンセントの活用
- 4:断熱対策と換気をする
1:家電製品の使用方法を見直す
家電製品の使用方法を工夫することで、無駄な電気を減らすことができます。
家電の使いすぎを防ぐ
何気なくつけっぱなしになっているテレビ、スマホの充電、PCの待機電力など、家電の使いすぎは電気代を上げる一因です。
使わない時はきちんと電源を切り、スタンバイ電力も考慮に入れるとよいでしょう。もちろん家電や照明の種類によっては、頻繁につけたり、消したりすると、器具の寿命を短くするのでトータルでエコとはいえないケースもあります。
使わない部分の電化製品はオフにしながら、無駄な電気を使っていないか確認しておきましょう。
エアコンの適切な使用法
エアコンは電力消費が大きい家電製品の1つです。温度設定を見直し、冷房は28度、暖房は20度を目安にすると節電に繋がります。また、定期的なフィルター掃除も重要です。
設定温度を調整するだけでも、電力消費を抑えられるので、電気代の節約につながります。またエアコンのフィルターの掃除をしていない家庭も多いので、1か月に1回はフィルターの清掃をして、ホコリを取り除くのもおすすめです。
省エネ型家電への取り替え
省エネ家電に買い換えると、電気代を抑えることができます。省エネ家電は、効率的に電力を使用し、無駄なエネルギーの消費を減らす設計がされています。これにより、同じ機能を持つ従来の家電と比べて、省エネ家電は電力消費量を削減することができます。
たとえば、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品を省エネタイプにすることで、一定期間の電気代を抑えることができます。さらに、省エネ家電の導入は地球環境にも良い影響を与えます。エネルギーの節約により、二酸化炭素やその他の温室効果ガスの排出量を減らすことができます。したがって、省エネ家電の購入は経済的にも環境的にも有益な選択肢です。
2:照明の省エネ対策
照明は省エネ対策できる部分が少ないと感じるかもしれませんが、電気代を抑えるためのポイントがあります。
LED電球の使用
LED電球は電気代を抑えるのに非常に効果的です。LEDは白熱電球に比べて少ない消費電力量です。つまり、同じ明るさを提供する際に電気料金が低くなります。さらに、LED電球は長寿命で、交換の頻度が少ないため、交換コストを軽減します。
LEDは発熱も少なく、夏の冷房コストを低減できます。調光機能を備えたLED電球を使用すれば、必要な明るさに合わせて電力消費を最適化できます。LED電球の導入は初期投資がかかるかもしれませんが、長期的には電気代を大幅に削減できるので、トータルで考えると照明として経済的な選択です。
自然光の活用
自然光を最大限活用することも大切な節電策です。特に昼間はカーテンを開けて太陽の光を室内に入れ、電気をつける時間を減らしましょう。
自然光を利用することで、昼間の照明コストを削減できます。これは、人工照明を使用しなくても、室内は明るくなり、電力消費がゼロに近づきます。
もちろん自然光を有効に活用するために、建物のデザインや窓の配置を工夫し、自然光を最大限に取り入れることが重要です。建物の構造を変更するのは難しかったとしても、家具の配置を考慮しておくなら自然光を活用しやすくできるでしょう。
3:コンセントと電源タップの活用
家電製品は使っていない時間も、抜き差しの手間を考えてコンセントに差し込んだままになっていることが多いです。しかし、この状態でも微量ながら電力が消費されています。必要に応じて、電源タップを活用しましょう。
スタンバイ電力のカット
スタンバイ電力のカットは、電気代を抑える効果的な方法です。スタンバイ電力とは、電化製品がオフの状態でも一定の電力を消費することを指します。
多くの電化製品はリモコンや時計、待機モードを備えており、これらがスタンバイ電力を消費します。もちろん全体の電力消費から考えると、スタンバイ電力の消費量は多くありません。
普段使用しない電化製品のコンセントを抜き取るようにしておくなら、スタンバイ電力のカットにつながります。
総合的に、スタンバイ電力のカットは無駄な電力消費を減少させ、電気代を抑えるために簡単かつ効果的な方法です。
電源タップの適切な利用
毎回プラグを抜くのが手間なら、電源タップを活用しましょう。すべての家電を一度にオフにできるので、無駄な電力消費を防げます。
電源タップの使用は、電気代の抑制に効果的な方法です。電源タップは、複数の電化製品を1つのコンセントに接続できる装置で、コンセントごとにスイッチがあります。
必要なコンセントのみ、オンにできるので消費電力のカットができます、さらに、サージ保護機能が組み込まれていることがあり、落雷などの突然の電圧上昇から接続されたデバイスを守ります。
消費電力は多くはないとはいえ、電源タップの使用は電気代の抑制に役立ち、エネルギーの効率的な利用を促進します。
4:断熱対策と換気の工夫
家の断熱性を高めたり、換気の方法を工夫することで、冷暖房の効率を上げ、電力消費を抑えることが可能です。
家の断熱性を上げる
壁や窓からの冷暖房の効果を防ぐ断熱材を活用しましょう。壁の断熱は後から調整しにくいですが、窓に熱反射フィルムを貼ると、夏場の冷房効果もアップします。
良好な断熱性を持つ家は、外部の気温変化から室内の温度を保持しやすくなります。冷暖房の効率が向上し、電気代を削減できます。
断熱材や二重窓などの設備を導入することで、季節ごとのエネルギー使用量が減少します。冬季は暖房コスト、夏季は冷房コストを低減できます。
断熱材やフィルムを貼るのが難しい物件であれば、窓のカーテンを変えるのもおすすめです。断熱性能が高いカーテンに変えるだけでも、断熱性を向上させられます。
換気の方法と時期
また、換気を行うタイミングや方法によってもエネルギー消費は変わります。たとえば、冬場は日中の暖かい時間帯に換気をし、夏場は早朝や夜間に換気を行うと良いでしょう。
室内の新鮮な空気供給は、快適な居住環境を維持するために必要です。しかし、適切な換気システムを備えていない場合、窓を開けて換気を試みることがあります。これにより、空気を換気できても外部の気温が室内に影響を与え、暖房や冷房の必要性が増えるので、電力消費が増加します。
住宅に換気システムが装備されているなら、上手に活用して室内温度が変化しにくいようにしましょう。空気の循環が悪いと感じるなら、サーキュレーターを活用するのもおすすめです。
5:プランや電力会社の選択
電気を使う量や時間帯によって適した電力プランは異なります。電気代を節約したいなら、電気の使用状況と電力会社やプランの見直しを行いましょう。
電気料金プランの見直し
自分のライフスタイルに合ったプランを選びましょう。電力会社はさまざまな電気料金プランを提供しており、自分の消費パターンに最適なプランを選択可能です。低料金のプランやピーク時間外の使用に特化したプランなどがあります。適切なプランを選ぶことで、電気代を削減できます。
一般的な電力会社との契約では、使用した電力量に応じて料金がかかる「従量電灯」が選ばれることが多いです。
しかし電力会社によっては、夜や朝の時間帯の電気代が割り引きされるプランを用意している場合があります。
もしくは契約しているアンペア数を下げることで、月額料金を節約可能です。アンペアとは使用する電力の最大量で、契約しているアンペア数に応じて料金も高くなります。
ただし使用している電化製品によっては、同時使用すると簡単にブレーカーが落ちる原因にもなります。生活スタイルや電化製品とのバランスを保ちましょう。
他の電力会社への切り替え
また、電力自由化に伴い、色々な電力会社から選ぶことができるようになりました。新電力会社のプランやサービスを比較検討し、自分に最適なものを選びましょう。
そもそも新電力会社は大手電力会社系列の送配電会社から電力を供給されて、送電しています。つまり自社で発電したり、送配電の設備を保有していないのです。
新電力会社は、大手電力会社とは異なり、電力の小売りのみを行っています。大手電力会社のように大規模設備を保有していないことや従業員数が少ないことから、コストカットできるため、安い電気料金で提供が可能になっています。
プランや使い方によって異なりますが、電気代を節約するのに有効な方法です。さらに新電力会社のプランには、発電方法を選択できるタイプもあります。太陽光発電や風力発電、さらに水力発電で作られた電力を使うタイプです。
再生可能エネルギーを使用している電力なら、エコに貢献できているという満足感もあるでしょう。
電力会社によっては、ポイント還元のサービスもあるため、割引プランと比較して見ると電気代の削減につながります。
家電別の節約術
さて、ここまで一般的な電気の節約方法を見てきましたが、家電製品ごとにも節約術は存在します。
冷蔵庫
冷蔵庫は24時間稼働する家電製品なので、ここに節約の余地があります。
冷蔵庫の中の量を調整する
まず、冷蔵庫の中を無秩序に詰め込むと、冷気の循環が悪くなり省エネ効果が半減します。
買い物をしたときでも、無理に食材を詰め込み過ぎないようにしましょう。冷却効率が悪くなるほど購入しすぎるなら、電気代が高くなる原因になるだけでなく、食品のロスにもつながる可能性があります。購入して使用してから食材を購入するようにします。
ドアの開閉を少なくする
また、ドアを開けたままにする時間も短くしましょう。冷蔵庫内の温度が上がると、再び冷えるまでの間に電力を消費します。取り出す物を決めてからドアの開閉をしましょう。
食材を詰め込み過ぎないようにしているなら、食材を取りやすくなるためドアの開閉も少なくなるでしょう。
冷蔵庫の温度を調整する
季節によって異なりますが、冷蔵庫の設定温度を調整すると、電気代の節約につながります。
炊飯器
炊飯器では保温機能を見直しましょう。なるべく炊きたてを食べ、長時間保温しない方が電気代を節約できます。
保温時間を短くする
どうしても保温したままにしておき、食べたいときにすぐに食べられるようにしておきたいと思うものです。しかし時間が経つほど、後で電子レンジで温める方が電気代の節約につながります。
食事をするタイミングを図っておき、保温時間が短くてもよいようにしておきましょう。
タイマーを活用する
保温する時間は最小減にとどめておき、必要なら2回に分けて炊飯する方が節約になります。またタイマーを活用して、保温の時間をできる限り短くするのもおすすめです。
テレビ
テレビは明るさを抑えることや見ていないときはオフにするとよいでしょう。
画面の明るさを抑える
テレビの画面の明るさを適度に下げるだけでも節電になります。また、使わない時は省エネ機能を使いましょう。
その他には、テレビの明るさを調整すると消費電力を減らせます。見にくくならない範囲で明るさを抑えるとよいでしょう。
見てないときはオフにする
テレビをつけっぱなしにしてしまうこともありますが、見ていないならオフにするのもおすすめです。
エアコン
エアコンは温度設定調整したり、フィルターの清掃を行うことも電気代対策となります。また、風向きを室内全体に当たるように設定したり、扇風機を併用したりすると、空調の効率がよくなります。
短時間ならオンオフしない
短時間の間ならオンオフしない方が効率よく使えます。少しの間の外出でエアコンを切ってしまうと、外気温と室温の差が大きくなってしまうので、つけっぱなしの方が節電になります。
もちろん外気温が高くない場合は、外出する時間によってはオフにしておいた方がよいでしょう。
設定温度を調整する
エアコンの設定温度を調整してみます。夏は28度、冬は20度をベースに設定温度を調整しましょう。
設定温度を1度調整するだけでも、年間の電気代が異なります。1度調整すると、冷房で13%、暖房なら10%削減できるといわれています。
フィルターの清掃
エアコンのフィルターの清掃も定期的に行いましょう。あまりフィルター清掃しないことがありますが、ホコリが詰まっているとエアコンの効率が悪くなります。
掃除機でホコリを吸い取るだけでも、効率の改善になるので、月に1回は掃除しておきましょう。
サーキュレーターを併用する
温かい空気は上にいき、冷たい空気は下に溜るので、サーキュレーターで循環させるのはおすすめです。
部屋を効率よく調整するのに有効な方法です。サーキュレーターがなければ、扇風機を活用するのもよいでしょう。
電気代節約の取り組み方
ここまでで、電気を節約するための方法をご紹介してきました。しかし、それらを実践するためには日々の生活習慣の改善が欠かせません。
また節約グッズを活用したり、家族で節約意識を高めることも必要です。
日々の生活習慣の改善
節電のためには、毎日の生活の中で少しずつ節電習慣を身につけることが大切です。使用する家電製品の選び方、エネルギー消費量の見直しなど、日常生活のなかで意識することで、電力消費を抑えられます。
急激に変わる訳ではなかったとしても、細かな積み重ねが電気代の節約につながります。無駄な電気を消費していないか、よく確認しながら生活してみましょう。
節電グッズの活用
節電グッズの活用も有効な方法です。たとえば、電力使用量を測定できるメーターや、スタンバイ電力をカットするタップなど、様々なグッズが市販されています。
使用している電力を「見える化」してみると、意外と電力を消費していることに気がついたり、省エネへの意識が高まることもあるでしょう。
また節電タップも、オンオフにしているコンセントが見やすくなるので、節約意識を高めるグッズになるでしょう。
家族で節電意識を高める
家族全員で節電の取組をすれば、その効果は大きくなります。家族一人一人が意識して、無駄な電気使用を減らすことが電気代節約に繋がります。
無駄な家電製品のオフを家族みんなが協力すると、家庭の電気代節約につながるので、節電意識を高めていきましょう。
節電生活で電気代を減らすための実践的な方法と習慣づくり
これまでに紹介した節電のための具体的な方法を実践し、それを習慣化することで、節電生活を実現しましょう。電気代節約は一日にしてならず、ひとつひとつの小さな改善が大きな節電に繋がります。
また、節電は財布を助けるばかりでなく、地球環境への負荷軽減にもつながる大切な取り組みです。小さな節電の習慣から、エコな生活を実現しましょう。
固定費を抑えるなら車の維持費も再チェックしよう
電気代の節約を目標にしているなら、家計における車の維持費の見直しを行いましょう。
毎月の支払いで車の維持費は、安くない可能性もあるからです。これから車の購入を考えているなら、トータルでお得になる購入方法をおすすめします。また、ローンの返済額が家計を圧迫しているなら、無理なく返済できる車に乗り換えてしまうのもおすすめです。
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