【2023年最新版】フォレスターのモデルチェンジ情報!新型の特徴やこれまでの遍歴

フォレスター

スバルが発売しているミドルクラスSUVのフォレスターは、1997年から発売されており、本格的な走破性を持っているSUVとして販売台数を伸ばしています。

フォレスターの特徴は、質実剛健なモデルということ。世界で販売台数を伸ばしてきた理由です。

現行の5代目モデルは、2018年6月から発売されているもので、2022年8月に改良して発売されています。

毎年改良型が発表されていますが、人気SUVが4回目の改良でどのような変化をしたのか、新型フォレスターの情報やお得に購入する方法についてご紹介します。

目次

【2022年8月】一部改良

フォレスターSTI Sport

画像引用元:SUBARU

一部改良では、「STI Sport」という新しいグレードが追加されました。このグレードは、ダンパーに専用チューニングがされていたり、専用加飾でスポーティにされています。また、内装にも本革巻ステアリングホイールや本革巻セレクトレバー、そしてシフトパネルにブラックラスト加飾があるのも特徴です。

走行シーンに合わせて減衰力を調整するため、スポーティな走行だけでなく、通常走行時の乗り心地も向上させています。また、他のグレードも含めて、ライティングスイッチの操作が変更されて、車幅灯と尾灯、そしてオフを分けた操作に変更されています。

【2021年8月】安全装備の改良と走りの強化

フォレスター

2021年8月に大幅改良が実施されており、エクステリアの改良や安全装備の改良、さらに走りが改善されていることが大きな変更点です。

まずスバルのデザインコンセプトである「DYNAMIC×SOLID」が進化されてデザインに表れています。ホイールが新デザインに変更されていること、さらにフロントフェイスは「BOLDER」思想を取り入れたデザインになっています。

ボディーカラーも「X-BREAK」除くグレードで変更されており、3色の入れ替えや追加設定されているのもポイント。

パワーユニットは大きな変更点はなく、e-BOXERが搭載されている2.0L直噴エンジンと、「SPORT」に搭載されている1.8L直噴ターボDITです。駆動方式はリニアトロニックCVT+フルタイム4WDです。

「Advance」に本革シート(ナッパレザー)がメーカーオプションで装備できます。これまでよりもさらに上質な内装を楽しめるでしょう。

安全性能の向上

安全装備では、フォレスターには、アイサイトツーリングアシストが搭載されています。新型レヴォーグに搭載されるグレードもある「アイサイトX」は搭載されていません。

ドライバーモニタリングシステムとアイサイトセイフティプラス(運転支援)は「Advance」と「SPORT」に標準装備されます。(他のグレードはメーカーオプション)

さらにアイサイトが改良されているのもポイント。新型レヴォーグと同等のステレオカメラが視野角約2倍となっているので、より安全性能が向上しています。

衝突回避可能な速度差が高まり、従来の約50km/hから約60km/hに向上しました。ツーリングアシストや全車速追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱抑制&車線中央維持の性能も向上しています。

走行性能の向上

e-アクティブシフトコントロールというパドルがe-BOXER車に搭載されています。これは、「SI-DRIVE」のスポーツモード選択時に、スポーティな走りをサポートする機能です。

コーナー進入時に車両の減速に合わせてダウンシフトし、コーナリング中は高いエンジン回転数を保てるように低速ギアを保持します。そしてコーナー脱出時に、モーターによるアシストで力強い加速を見せてくれるものです。この機能によりダイレクトな変速感覚による楽しい走りを実現します。

他には、サスペンションセッティングが見直されており、操舵初期応答性能が向上しています。ヒルディセントコントロールの制御も進化しているので、悪路での走行性能が磨かれているのも変更点。

フォレスターの内装

フォレスター 内装

悪路走破性の高さとオンロードでの快適性を備えているフォレスターは、現行モデルで5代目となります。

2013年に4代目モデル、2018年にも現行モデルがグッドデザイン賞を受賞しており、フォレスターのデザイン性の高さをアピールしています。

機能的なデザインをしているだけでなく、ブラックを基調にしながらもグレードによってはアクセントとなる指し色が加えられており、質感の高さも感じさせる内装です。どのグレードでもスポーティな雰囲気になっており、走りを楽しめるデザインです。

「Touring」
車両価格:3,069,000円

フォレスター

画像引用元:SUBARU

画像引用元:SUBARU

「Touring」には撥水ファブリックと合成皮革シートが採用されています。ベースグレードになりますが、本革巻ステアリングホイールや本革巻セレクトレバーなど、上質さを感じさせる加飾がされているのが特徴です。

インパネ、センタートレイ(シルバーステッチの表皮巻)にはシルバー塗装がされているなど、シンプルでありながらも質の高さがある内装です。

「X-BREAK」
車両価格:3,300,000円

フォレスター

画像引用元:SUBARU

「X-BREAK」になるとは撥水性ポリウレタンのシート材質で、レッドオレンジステッチとタグが付いているデザインです。内装の中には、随所にレッドオレンジの加飾がされており、アクティブさを感じさせるアクセントカラーが追加されているのが特徴です。

外装では他のグレードと異なり、フロント6連星エンブレムがダークメッキになったり、フロントフォグランプカバーが無塗装ブラックになっているのも特徴。

ステアリングホイールやセンタートレイ、フロアコンソールリッド、インパネアッパートリムなどにレッドオレンジが追加されます。

「Advance」
車両価格:3,399,000円

フォレスター

画像引用元:SUBARU

「Advance」になると、撥水ファブリックと合成皮革のシートが装備されますが、オプションでブラックやブラウンのナッパレザーの本革シートを選択できるようになります。他のグレードでは選択できないシートが用意されており、高級感を大きく増すグレードです。

シートヒーターは3段階温度調整機能付なのも特徴。大型のサンルーフもオプションで装備可能です。

「SPORT」
車両価格:3,465,000円

フォレスター

画像引用元:SUBARU

「SPORT」になると、他のグレードでは選択できないウルトラスエード本革のシートが装備。内装のブラックステッチもSPORT専用の加飾です。

マフラーカッターがデュアルになったり、ルーフスポイラーがグレーメタリック塗装など、他のグレードとは異なるエクステリアも特徴です。

「STI Sport」
車両価格:3,740,000円

STI SPORT フォレスター

画像引用元:SUBARU

「STI Sport」は、スポーティな内装になった最上級モデルです。シート素材も、ナッパレーザーですし、ロゴが入っているのもスポーティな印象を与えます。

ブラック/ボルドーアクセント(レッドステッチ)なので、他のグレードよりもスポーティです。

カミタケチャンネル
フォレスターが愛車のスタッフがレビュー!

フォレスターの外装

フォレスター

2020年のマイナーチェンジではパワーユニットが変更されていますが、新設定の「SPORT」には専用のエクステリアデザインが採用されています。「SPORT」には、ブラック塗装のフロントグリル、ダークメタリック塗装のアルミホイールなどが採用されています。

広い室内で利便性はそのままに、外装のデザインによって精悍な印象を装っているのが特徴です。

また左右出しのデュアルマフラー、専用ホイールが装備されます。ルーフスポイラーもグレーメタリック塗装の専用カラーとなっています。「SPORT」でスタイリングの差別化が行われており、上級グレードの上質感だけでなく、スポーティな雰囲気も装っているのが特徴です。

2021年8月の変更点

フォレスター

画像引用元:SUBARU

フロントマスクは、ヘキサゴングリルが大型化されており、グリルがブラックカラーになっています。またヘッドライトはターンランプが4つのLEDランプです。これは中に鏡があるので、斜めから見たときにLEDランプが8個点灯しているように見えるのもポイント。

フロントバンパーは15mm延長されています。全長が4,640mmとフロントが長くなっても、アプローチアングルは従来よりも拡大されており21.4°、「SPORT」で21.3°と改善されています。悪路での走破性が犠牲にされていないのは魅力的です。

「X-BREAK」に標準労日のルーフレールは、ロープホールが全グレードに拡大しています。エクステリアの随所がブラッシュアップされています。

フォレスターのモデルチェンジ遍歴

現行モデルの5代目フォレスターは、2018年6月にフルモデルチェンジされました。5代目が発売されたときには、2.5L車も設定されており、Advanceにはe-BOXERが搭載されています。

スバル初となる乗員認識技術の「ドライバーモニタリングシステム」が採用(一部グレードにはオプション設定)されます。ドライバーのシートポジションやドアミラーの角度などを再現してくれる装備です。

2019年6月

後席に荷物を置き忘れたときにブザーで知らせてくれる、リアシートリマインダーが標準装備されます。またAdvanceに装備されていたLEDライセンスランプが2.5L車に標準装備されました。

2020年10月

2020年10月にフォレスターがマイナーチェンジされています。2年が経過してからの改良で、特にパワーユニットの変更が注目されています。

従来モデルは、2.5LのNAエンジンが搭載されていました。マイナーチェンジで、新型レヴォーグに搭載されている1.8Lターボエンジンが搭載されています。

従来モデルでは2.5Lエンジンは「Touring」、「Premium」、「X-BREAK」の3種類のグレードに分けられていました。しかしマイナーチェンジ後には、「Touring」、「X-BREAK」、「Advance」に分けられています。「Premium」が廃止されて、2.5L車の設定がなくなり、2.0Lのe-BOXERエンジンが搭載。

また2代目レヴォーグで採用された1.8Lの直噴ターボエンジンが搭載された「SPORT」が設定され、力強い走りを見せてくれます。

フォレスターの歴史

フォレスターの歴史を見ていきましょう。インプレッサと同じプラットフォームを持つモデルとして登場し、オンロートでも悪路でも高い性能を発揮するのが特徴です。

初代 1997年~

ステーションワゴンとSUVの中間的なモデルとして登場しました。初代モデルは、インプレッサのプラットフォームを流用しており、水平対向の2Lターボエンジンとスバル独自のシンメトリカルAWDを組み合わせたシステムが搭載されていました。

最低地上高は、200mmと十分な高さがあるので、使いやすさだけでなく悪路での走破性を持ち合わせています。すべてのグレードでAWDになっており、荒れた路面でも安定して走行できます。
力強く走ることができるだけでなく、オフロード性能を持ち合わせているので、独自のキャラクターとなります。本格クロスカントリーよりも、オンロードでのハンドリングを重視した車になりました。

ローダウンされてオンロードでの性能を高めたSTiのグレードも追加されました。

2代目 2002年~

2002年にフルモデルチェンジすると、外装はキープコンセプトですが、ボディが軽量化されました。エンジンの出力は抑えられたものの、街乗りで使いやすいエンジン特性に変更されたモデルです。

多くのメーカーからクロスオーバーSUVが発売されましたが、基本的なスタイルは継承されています。2.0LNAエンジン、もしくは2.0Lターボエンジン、後に2.5Lターボエンジンを搭載したグレードが追加されます。

2004年には、StiVersionが追加されており、6速MTや18インチタイヤ、さらにブレンボブレーキシステムが搭載されるなど、オンロードでの性能が高められました。

3代目 2007年~

2007年からの3代目モデルでは、車高が高くなったのでSUVらしさが出てきます。インプレッサと同様のSubaru Intelligent Chassisシャシーを使用しており、リアサスペンションがダブルウィッシュボーン式のものが採用されます。

2.5Lターボエンジンがなくなりましたが、2.0LNAとターボエンジンが搭載されています。2010年には2.5Lターボエンジンが搭載された「S-EDITION」が登場しました。

またドアもサッシュドアに変更されました。2009年になると、全グレードにサイドエアバッグやカーテンエアバッグが標準装備されました。乗り心地が向上しただけでなく、安全性も高くなっています。

4代目 2012年~

2012年11月にフルモデルチェンジした4代目は、SUVらしさを目指しているモデルとなりました。スバルの独自のシンメトリカルAWDを中心としており、走行性能や安全性能などを向上させ、移動を楽しめるモデルとなっています。

国内では2.0LNA、もしくは2.0Lターボエンジンがパワーユニットとして搭載。AT車には4ATではなく、スバルのリニアトロニックが搭載されるようになりました。ターボエンジンが搭載されたモデルでもリニアトロニックが搭載されていますが、高出力に対応するトルクコンバータやチェーンが最適化されています。

「X-MODE」という制御システムが装備されるようになり、エンジンやトランスミッション、VDCなどを制御してくれて悪路走破性を高めます。

安全性能でも大きく性能が向上しており、先進安全機能のアイサイトが装着されたグレードも設定されました。

5代目 2018年~

現行モデルとなる5代目は、従来モデルよりも大型化しています。当初ターボモデルは設定されていませんでしたが、2020年のマイナーチェンジにより、1.8Lターボエンジン搭載グレードの「SPORT」が設定されました。

次期フォレスターのフルモデルチェンジ情報

2020年10月にマイナーチェンジされているので、次期フルモデルチェンジの情報は2021年2月の時点ではありません。

世界で人気を集めているモデルですので、今後どのような進展があるのか注目しておきたいものです。

フォレスターをお得に購入する方法

モデルチェンジをして、魅力をさらに高めたフォレスターをお得に購入する方法を見ていきましょう。

おすすめしたいのは、低金利ローンと未使用車という方法です。

それぞれの特徴やお得になる理由をご紹介します。

低金利ローン

低金利ローンをおすすめしたいのは、総支払額が少なくなるからです。

フォレスターのように300万円を超えるモデルになると、ローンで購入する方も多いです。

数%しか金利が変わらないと思いがちですが、総支払額では大きな差になります。

たとえばフォレスターのAdvanceなら、弊社カミタケモータースのOPプレミアムプラン1.99%と他社同等プランを比較すると最大96.5万円もお得になります。

超低金利ローンのメリットについては、こちらの記事もご覧ください。

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未使用車

登録済(届出済)未使用車は初度登録済みで、一般の走行に供されていない車のこと。

新車とほとんど状態が変わらないのですが、新車価格よりも比較的安く購入できます。

メーカーオプションやグレードは、1点ものなので希望するものを見つける必要はあります。

それでも希望するグレードがあるなら、お得に購入できるのでおすすめの方法です。

未使用車についてはこちらの記事もご覧ください。

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