車中泊をするには、車内スペースが大きな車が便利です。複数のベース車両の候補がありますが、その中でも人気なのがハイエースです。
ハイエースは、車中泊界隈ではキングのような存在で、その圧倒的な広さと実用性が魅力的なのです。今回は、ハイエースが人気の理由を徹底解説します!


ハイエースは車中泊に最適!その理由を解説

ハイエースは広い車内
ハイエースはもともと商用バンとして開発された車なので、大量の荷物を積めるように車内スペースが広く設計されています。車中泊に人気の車種としてミニバンもあります。ハイエースはミニバンとは違いボンネットがほぼないため、車体の後ろ側により広いスペースを確保しやすいのがポイントです。
またミニバンとは異なり、元々商用車として開発されているのでシートが少ないので荷室が広かったりフラットなスペースを作りやすいのも特徴です。商用車のタフなエンジンの車内の広さと共に魅力となっています。
特に子どもを連れてキャンプに行く場合、持っていく荷物の量がかなり増えますよね。でもハイエースなら、たくさんの荷物を詰め込んでも、余裕があります。
さらに、車内が広いと寝るときにも快適です。シートをフルフラットにすれば、大人でも足を伸ばしてゆったり寝ることが可能。この快適な寝心地も、ハイエースの大きな魅力です。
カスタムパーツも豊富
ハイエースの魅力の一つが、カスタムの自由度の高さです。市販のアフターパーツがとにかく豊富で、車中泊にぴったりなアイテムがさまざまなメーカーから販売されています。自分の使い方に合わせてパーツを選び、理想の一台に仕上げる楽しさがあるのも、ハイエースならではのポイントですね。
実は、ハイエースはカスタム前提の設計になっていて、あえて余白が確保されています。そのため、いろいろなカスタムパーツを組み合わせやすいです。
中でも特におすすめなのがベッドキット! これを取り付ければ、大人2人がゆったり寝られるスペースを確保できるだけでなく、ベッドの下に荷物を収納することも可能。車内の空間を無駄なく使えるので、車中泊の快適さがグッと向上します。
このほかにも、車内をさらに快適にするためのカスタムパーツがたくさん販売されています。「自分だけの理想のハイエースを作りたい!」という方には、カスタムの楽しさも大きな魅力になるでしょう!
ハイエース車中泊におすすめのカスタム

ベッドキットを活用して快適な寝床を作る
ベッドキットとは、車の後部座席に取り付けることで、簡単にベッドスペースを作れるアイテムのことです。車中泊を快適にするためには、荷室をベッドスペースとして活用できるベッドキットがとても便利です。
特にハイエースは荷室が広いため、専用のベッドキットが豊富に販売されています。固定タイプのものや、ベッドマットを跳ね上げて大きな荷物を積めるタイプがあります。さらにテーブル付きのタイプや、収納スペースを確保できるタイプ、さらには自分好みにカスタマイズできるモデルも販売されているので、用途に合わせて選べます。
10人乗りのハイエースに対応したキットもあるので、ハイエースのタイプに合わせたものを選択できます。
断熱・遮光対策で快適な車内環境に
日本の夏は「猛暑」や「酷暑」といわれるほど厳しい暑さが続き、熱中症対策を怠ると体調を崩すリスクが高まります。特に車中泊で旅をする人は、一人での移動や病院から遠い場所にいることも多いため、普段以上に注意が必要です。
そんな暑さ対策として有効なのが、断熱対策です。断熱材や断熱塗料を取り入れることで、外からの熱や直射日光を遮断し、車内の温度上昇を抑えることができます。これにより、エアコンの設定温度を高めても快適さを維持できるため、省エネや電気代の節約にもつながります。
さらに、断熱対策は冬にも効果的です。寒い時期はFFヒーターなどの暖房器具を使って車内を温めるのが一般的ですが、断熱をしっかりしておくことで暖気が逃げにくくなり、気温の急激な低下を防ぐことができます。
サブバッテリーで家電を使う
近年、ポータブルバッテリーの大容量化が進んでおり、これを活用するのも一つの方法です。しかし、キャンプ道具に加えて大型バッテリーを車に積み下ろしするのは手間がかかります。
そこでおすすめなのが、車載用のサブバッテリーシステムです。車は走行中オルタネーター(発電機)が電力を生み出し、メインバッテリーへ充電を行っています。
電圧の状況に応じて自動的に切り替わるため、ドライバーがバッテリー残量を気にする必要はありません。ポータブルバッテリーを持ち運ぶ手間を省きつつ、車中泊やキャンプ中も安定した電源を確保できるのが大きなメリットです。
収納スペースを有効活用する
車内に設置できるバーは、車の頭上スペースを活用できる収納です。走行中に荷物が落ちないように固定するためのパイプを組み合わせると、収納スペースにDIYできます。衣類などの軽量なものを収納しておくのに便利です。
また、車中泊をしていると衛生用品、カトラリーなど、こまごまとしたアイテムがどんどん増えていきます。
そこで、DIYで設置したテーブルの上下を収納スペースとして活用。限られたスペースでも、すっきりと整理できるように工夫できます。
ハイエース車中泊に役立つ便利グッズ

マットや寝具
ハイエースの荷室はフルフラットにできるものの、完全に平らになるわけではなく、どうしても多少の凹凸や隙間ができてしまいます。そのため、より快適に眠るためには、スリーピングマットやエアーベッドを活用するのがおすすめです。
空気で膨らませるタイプが多く、使用しないときはコンパクトに収納できるので、持ち運びの負担も少なくなります。車中泊の快適さを求めるなら、こういったアイテムを準備しておくと安心ですね。
車中泊の際に寝袋を活用することもありますが、キャンプの時とは異なり封筒型の寝袋の方が車中泊の寝具にぴったりです。
ポータブルキッチングッズ
車中泊でちょっとした調理をするならカセットコンロを活用すると良いでしょう。加熱するだけでなくさらに調理する予定であれば、包丁や調理用具も持参する必要があります。
どこまで調理するかによって異なりますが、簡単なシンクをDIYする方もおられます。水回りを装着すると車中泊が充実しますが、車内スペースとのバランスも必要でしょう。
カーテン・シェード
夜間に車内が外から見えてしまうのは、防犯面でも気持ちの面でも避けたいところですね。そんなときに役立つのがカーテンやサンシェードです。これらを用意しておけば、視線を遮ってプライバシーを確保できるだけでなく、朝の強い日差しを和らげてくれるので、より快適に眠ることができます。
また、カーテンやサンシェードには単なる目隠し以上の効果があります。特にサンシェードには遮熱効果があるものが多く、車内の温度調整にも役立ちます。暑さや寒さの影響を和らげることで、より快適な車中泊ができるでしょう。
電気ポット・冷蔵庫
熱湯を作るのにガスコンロではなく電気ポットを使う方法があります。お湯を沸かすのに12V対応の電気ケトルを用意するか、ポータブル電源を組み合わせて電気ポットを使うこともできるでしょう。
ポータブル電源と組み合わせるタイプは場所を取る可能性もあります。使用頻度や大きさなどを考慮してどのようなものが合っているのか検討しておくのがおすすめです。
ポータブル電源
車中泊をする際に意外と困るのが、電源の確保です。そのようなときに便利なのがポータブル電源。これは、本体に電力を蓄えて、スマートフォンや家電製品に給電できるアイテムです。
容量が大きいモデルを選べば、電気毛布や扇風機などを一晩中使用することも可能です。特に冬場は、エンジンをかけたまま眠るのは危険なので注意しましょう。マフラー部分に雪が積もると排気がうまくできず、一酸化炭素が車内に充満し、中毒を引き起こすリスクがあるためです。
快適かつ安全に車中泊を楽しむためにも、ポータブル電源を活用するのがおすすめです。

ハイエースでの車中泊スポット・おすすめの場所
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道の駅での車中泊のポイント
全国各地にある道の駅は、買い物や食事が楽しめるほか、トイレや休憩スペースも完備されている便利な施設です。中には温泉が併設されている道の駅もあります。
ただし、基本的には一時的な休憩を目的とした施設のため、駐車場の長時間利用や車中泊は禁止されている場合がほとんどです。そのため、道の駅で宿泊を考えている場合は注意が必要です。
一方で、車中泊が許可されている道の駅も一部存在します。利用を検討する際は、公式ウェブサイトをチェックしたり、事前に問い合わせて確認することをおすすめします。
オートキャンプ場を利用するメリット
オートキャンプ場で車中泊をする場合、事前にそのキャンプ場で車中泊が許可されているかを確認することが大切です。
オートキャンプ場は車をサイト内に乗り入れることが可能ですが、中には車中泊が禁止されている施設もあります。もしテントを持参せずに行ったものの、車中泊が禁止だったとなると、テントのレンタル費用など思わぬ出費が発生する可能性があります。そのため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。
キャンプ場によっては、「騒音」や「光」の問題から車中泊を禁止している場合があります。たとえば、ドアの開閉音。日中であれば気にならなくても、深夜に何度もドアを開け閉めすると、周囲のキャンパーの睡眠を妨げることがあります。キーロックの電子音も、静かな夜には意外と響き、迷惑になってしまうことも。
オートキャンプ場を利用する際は、車中泊が可能かどうかを事前に確認し、周囲への配慮も忘れずに過ごしましょう。
RVパークを活用して快適な車中泊
RVパークは、車中泊を安心して楽しめる駐車場施設です。利用者向けに24時間使えるトイレや100V電源、入浴施設へのアクセスなどが整備されており、全国に330ヶ所以上設置されています。利用料金は約500円~4000円程度で、事前予約制の施設が多く、車中泊初心者やファミリー層にも利用しやすいのが特徴です。
道の駅やサービスエリア(SA)では車中泊が禁止されている場所もありますが、RVパークは車中泊専用施設なので、ルールを守っていれば安心して滞在できます。
また、BBQや焚き火ができる施設もあるため、自分の楽しみ方に合わせてRVパークを選ぶことができるのも魅力です。快適に車中泊をしたい方は、ぜひRVパークを活用してみてください。

カミタケチャンネル!
エコレンタカーで楽しむ鍋パーティー!本日は、普段とは少し違った景色からお届けしています。今回は、エコレンタカーで借りられる車を使って旅をする企画です!
今回ご用意したのは、ハイエースバン(5人乗り・スタッドレスタイヤ装着車)。一見、普通のハイエースに見えますが、実はベッドキット仕様になっています!これなら車中泊も快適に楽しめますね。
本日の企画:「車内で鍋パーティー」
今回は車中泊まではしませんが、車内で鍋を楽しむ企画を実施!まずは食材を調達するためにスーパーへ向かいます。

辛いの好きですよね?

そうですね!じゃあ辛い系でいきましょう!
ということで、辛い鍋に決定!
目的地:淀川河川公園へ到着!
無事に食材を購入し、向かったのは淀川河川公園(枚方市)。ここは、高槻市と枚方市をつなぐ枚方大橋が目の前に広がる開放的なスポットです。天気も良く、1月とは思えない暖かさになりました。
ベッドキット仕様のハイエースをチェック!今回の車両は雪道や路面凍結時でも安心のスタッドレスタイヤを装着しています。まずは、ベッドキットをセットアップしてチェック。

めっちゃ広い!普通に寝れる!
フラットな仕様になっていて、家族4人くらいなら十分寝られそうです。さらに、セットにはクッション4つ&シートカバーが付属!これなら、快適に過ごせそうですね。
無料オプション
- ランタンLED
- シートカバー
- ポータブル電源
また、ポータブル電源も完備されており、IHコンロや電気ケトル、USB充電、さらにはヘアアイロンまで使用可能!これがあれば、車中泊でもしっかり準備が整いますね。

後方のスペースで準備をしていても、163cmの人が座っても頭上の空間は余裕があります。
いざ鍋の準備!…しかしトラブル発生!?
食材も揃えて、いよいよ鍋を作ろうとしたところ…ポータブル電源の出力不足でIHが使えないことが発覚!
急遽、エコレンタカーの営業所へ戻って対応可能なポータブル電源を取りに行くことに。
場所を移して、駐車場で鍋パーティー!
無事にポータブル電源を調達し、カミタケモータース枚方本店の駐車場で鍋パーティーを再開!

やっと鍋が食べられる!

めっちゃ美味しい!でも思ったより辛くない?
しっかりと辛味を追加しながら、楽しい鍋タイムを満喫しました。
車中泊するなら、鍋の匂いに注意!鍋パーティーを楽しんだ後、車内に鍋の匂いが残る問題に気付きました。車中泊をする場合は、外で調理するか、しっかり換気をするのがおすすめですね!
エコレンタカーなら、車中泊仕様の車も充実!
今回利用したハイエース以外にも、エコレンタカーでは最新車種を多数取り扱っています。冬の旅行やスキー・スノーボードには、スタッドレスタイヤ装着車がオススメ!
3月までは、スタッドレスタイヤ装着の車種も選べるので、冬のドライブも安心です。また、ウィークリー・マンスリープランもあるので、個人・法人問わず長期利用も可能!
気になる方は、ぜひエコレンタカーをご利用ください!

よくある質問
- ハイエースで車中泊は可能?
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ハイエースで車中泊は可能です。特に荷室をフラットにしたり、アクセサリーを組み合わせると車中泊しやすくなります。ベッドキットを装着しているなら、さらに車中泊しやすくなるでしょう。
- 車中泊仕様のハイエースをレンタルできる?
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エコレンタカーではベッドキットを装着した車中泊仕様のハイエースをレンタルしていただけます。無料のオプションもセットになっているので車中泊を楽しめます。



