トヨタのプリウスは1997年に世界初となる「量産型ハイブリッド車」として高い人気と需要があります。
プリウスは2023年1月にフルモデルチェンジが実施され、現行モデルで5代目となる新モデルは「最先端の高性能ハイブリッドシステム」が搭載された車です。
2023年3月には、ハイブリッド車に続いて「プラグインハイブリッドシステム」を搭載した「プリウスPHEV」が発売されました。
そこでこの記事では、プリウスPHEVの特徴や車の魅力、メリット・デメリット、お得に購入する方法を解説します。
プリウスPHEVが気になる方はぜひ参考にしてみてください。
プリウスPHEVの特徴
画像引用元：トヨタ
プリウスPHEVは、新型プリウスに「最新のプラグインハイブリッドシステム」を搭載した車です。
プリウスPHEVはプリウスの中でも「Zグレード」が設定されています。
プラグインハイブリッドを搭載することで、通勤や買い物、街乗り走行時にはバッテリーに充電した電気を利用しての走行が可能になります。
注目されているPHEVの魅力とは？
画像引用元：トヨタ
PHEVは、大容量な駆動用バッテリーと高出力の駆動用モーターと高効率なガソリンエンジンを組み合わせた最新システムです。
システム最高出力は従来型比約2倍の164kW（223PS）、0-100km/h加速は6.7秒と高性能な数値を記録しています。
PHEVは「カーボンニュートラルの実現」に向けた新たな方法の1つとして重要視されるパワートレインです。
給電機能も利用可能であり、バッテリーに充電した電力を走行シーン以外にも活用できます。
PHEVとHEVの違いは外部電源からの充電
画像引用元：トヨタ
PHEVとHEVの違いは「外部電源からの充電」です。
PHEVは自宅の専用コンセントから外部充電ができる特徴があります。
一方、HEVは駆動用エンジンに充電される電気を使用して走行するため、外部充電には対応していません。
PHEVに搭載されたバッテリー容量は、HEVに搭載されたバッテリーよりも大きい傾向があります。
プリウスPHEVにしかない5つの魅力
画像引用元：トヨタ
プリウスPHEVには他の車にはない魅力が5つあります。
- 圧倒的な低燃費性能
- EV走行距離が87kmまで可能
- 様々な利用シーンで活躍する「回生ブースト」を搭載
- 充電だけでなく給電体対応も可能
- 太陽光を電力に変換する「ソーラー発電システム」も搭載
それぞれ詳しく解説します。
圧倒的な低燃費性能
画像引用元：トヨタ プリウス トヨタ自動車WEBサイト
プリウスPHEVには最新の第5世代型ハイブリッドシステムである「2.0Lプラグインハイブリッド」が搭載されています。
そのため、19インチタイヤ装着車では26.0km/L、17インチタイヤ装着車は30.1km/Lの低燃費性能を記録します。
圧倒的な低燃費性能を維持しつつ、2.0Lのパワフルな加速性能も実現できる良質なモデルです。
EV走行距離は87kmまで実現可能
画像引用元：トヨタ
※画像はハイブリッド
プリウスPHEVに搭載された「プラグインハイブリッドシステム」では、EV走行が可能です。
EV走行距離については、19インチタイヤ装着車で87kmまで、17インチタイヤ装着車で105kmまでの走行可能となります。
長距離走行だけでなく、街乗りでプリウスPHEVを使用する場合には、EV走行で運転できます。
様々な走行シーンで活躍する「回生ブースト」を搭載
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プリウスPHEVには、山道などのアクセルやブレーキの踏み間違え頻度が高い走行状態で活躍できる「回生ブースト」を搭載しています。
Bレンジ以上に相当する強い回生ブレーキを発生させることで、ペダルの踏み替え回数を減らし、運転手のイメージに近い走りを実現させます。
充電だけでなく給電対応も可能
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プリウスPHEVは、バッテリー内に充電した電力を走行シーン以外にも利用可能です。
具体的には、バッテリーに充電し電力を外部給電可能な「EV給電モード」や停電、災害などの非常事態時に車の電力を活用できる「HEV給電モード」を設定しています。
HEV給電モードは、満充電かつガソリン満タンの状態であれば、約5日分の電力供給が可能です。
太陽光を電力に変換する「ソーラー発電システム」も搭載
画像引用元：トヨタ
プリウスPHEVでは、太陽光を効率良く電力変換できる「ソーラー発電システム」を設定しています。
ソーラー発電システムは、1年間でEV走行1,200kmに相当できる電力を生み出し、運転をサポートします。
ルーフ部分に「ソーラー発電システム」を搭載することで、駐車場や災害時などの停車中でも太陽光があれば充電可能です。
ソーラーパネルで供給した電力は走行シーンだけでなく、エアコンやオーディオなどの機能に電力供給する場合にも活用されます。
プリウスPHEVのメリット
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プリウスPHEVには3つのメリットがあります。
- 充電した電力で走行できる低燃費
- 航続可能距離が長く充電も短時間
- 補助金制度が充実している
1つずつ詳しく解説します。
充電した電力で走行可能で低燃費
プリウスPHEVでは充電した電力を活用して走行できるメリットがあります。
「ソーラー発電システム」でも充電できるため、停車中でも効率的に電力を蓄えられます。
蓄えた電力は走行シーン以外にエアコンやオーディオなどを利用する際の電力にも活用可能です。
航続可能距離が長く充電も短時間
プリウスPHEVの航続可能距離は、19インチタイヤ装着車で87kmまで、17インチタイヤ装着車で105kmまで可能です。
給電装備としては、外部給電アタッチメントを搭載しているため、充電時間も短く済みます。
また、付属装備であるヴィークルパワーコネクターを充電インレットに差し込むことで、100V/1500Wの外部給電が利用できます。
補助金制度が充実している
プリウスPHEVは購入時の補助金制度も充実しています。
具体的には購入時のCEV補助金として最大55万円までの費用負担を削減できます。
補助金を活用する場合には「初度登録から1ヶ月以内」に申請が必要です。
補助金は地方自治体制度も併用して活用可能です。
地方自治体の補助金については、補助金の有無や上限金額、交付条件が各自治体によって異なるため確認が必要です。
プリウスPHEVのデメリット
画像引用元：トヨタ
プリウスPHEVのデメリットを3つ解説します。
- 車両購入価格が高い
- 充電設備が整っていない可能性も
- 渋滞時には電力を多く使用してしまう
詳しく解説します。
車両購入価格が高い
プリウスPHEVは最新型の「プラグインハイブリッドシステム」や「ソーラー発電システム」を搭載することで「車両価格が高め」に設定されています。
■メーカー希望小売価格
グレード：Z
パワートレイン：シリーズパラレルプラグインハイブリッドシステム
トランスミッション：電気式無段変速機
駆動方式：2WD（FF）
価格（消費税込み）：4,600,000円
車の維持費は抑えられますが、他の車両よりも初期費用が多く必要になるデメリットが考えられます。
充電設備が整っていない可能性も
プリウスPHEVの場合、動力源は電気です。ガソリンでも発電して走行できますが、PHEVの利点を活かすためには、充電設備が必要です。
そのため、車に電力を充電する場合には、充電設備環境の設置が必要になります。
電気スタンドが自宅の近くにあれば問題ありませんが、自宅充電をしたい場合には充電設備の費用負担が発生するデメリットが考えられます。
渋滞時には電力を多く使用してしまう
プリウスPHEVは電力を主な動力源にしています。そのため、渋滞時にはより多くの電力を消費するというデメリットがあります。
以下のニュースは新潟県の大雪により立ち往生した過去の記事です。
※朝日新聞 （https://www.asahi.com/articles/ASQDM6WJGQDMUTIL03C.html）
大雪により立ち往生した電気自動車は、電力を消耗し過ぎたことにより走行できない車もありました。
電気自動車は、電力を長時間維持し続けることを現段階ではできません。
プリウスPHEVをおすすめする人
画像引用元：トヨタ
※画像はハイブリッド
プリウスPHEVがおすすめな人の特徴は以下3つです。
- 低燃費走行を実現したい人
- 街乗りで車を使いたい人
- セダンタイプの車は欲しい人
それぞれ詳しく解説します。
低燃費走行を実現したい人
低燃費走行を実現したい人には、プリウスPHEVがおすすめです。
プリウスPHEVは「プラグインハイブリッドシステム」を搭載した最新モデルです。
19インチタイヤ装着車では26.0km/L、17インチタイヤ装着車は30.1km/Lの低燃費性能を実現できます。
街乗りで車を使いたい人
街乗りで使える車が欲しい人にも、プリウスPHEVはおすすめの車です。
プリウスPHEVはバッテリー充電ができます。充電した電力は走行シーンにも利用可能です。
航続可能距離については、19インチタイヤ装着車で87kmまで、17インチタイヤ装着車で105kmまで実現可能です。
セダンタイプの車が欲しい人
セダンタイプの車が欲しい人にも、プリウスPHEVはおすすめです。
プリウスPHEVも「セダンタイプ」の車です。
PHEV専用デザインとして高性能な走りを追求できるようなスポーティ性とダイナミックな造形の19インチアルミホイールを装備しています。
テールランプには、先進性を強調するような金属調シルバー塗装のロアグリルとグレースモークカラーを採用しています。
プリウスPHEVをおすすめしない人とは？
画像引用元：トヨタ
プリウスPHEVをおすすめしない人も中にはいます。
- 車両価格などの初期費用を抑えたい人
- ガソリン車に乗りたい人
- 車高が高い車に乗りたい人
それぞれ詳しく解説します。
車両価格などの初期費用を抑えたい人
車両価格や初期費用を抑えたい人には、プリウスPHEVはおすすめできません。
プリウスPHEVは「プラグインハイブリッドシステム」や「ソーラー発電システム」を搭載している関係上、車両価格が高めに設定されています。
「費用を安く抑えたい」もしくは「なるべくお得に購入したい」場合、現金購入以外にも低金利クレジットやローンなどの活用をおすすめします。
ガソリン車に乗りたい人
ガソリン車に乗りたい人にも、プリウスPHEVはおすすめできません。
プリウスPHEVはバッテリー電力を活用して走行するため、ガソリン車ではありません。
人によってはガソリン車好きの方も必ずいます。
ガソリン車の購入を検討している方は、他の車を探しましょう。
車高の高い車に乗りたい人
車高が高い車に乗りたい人にも、プリウスPHEVはおすすめできません。
プリウスPHEVはセダンタイプの車です。
SUVとは違い車高が高く設定されていません。車高が高い車を検討している方は別の車を購入しましょう。
プリウスPHEVについてよくある質問
プリウスPHEVについてよくある質問をまとめました。
- プリウスPHEVの特徴とは？
- プリウスPHEVのメリットとデメリットは何？
- プリウスPHEVをおすすめする人は？
h3 プリウスPHEVの特徴とは？
- h3 プリウスPHEVの特徴とは？
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プリウスPHEVは「プラグインハイブリッドシステム」を搭載した車です。
プラグインハイブリッドシステムを搭載することで、通勤や買い物、街乗り走行時にはバッテリーに充電した電気のみで走行できる特徴があります。
- プリウスPHEVのメリットとデメリットは何？
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プリウスPHEVのメリットは「充電した電力で走行可能」なことや「航続可能距離が長く充電も短時間」が挙げられます。
デメリットは「車両購入価格が高い」ことや「渋滞時には電力を多く使用してしまう」などです。
- プリウスPHEVをおすすめする人は？
-
プリウスPHEVをおすすめする人は「低燃費性能を実現したい人」や「セダンタイプの車が欲しい人」です。
プリウスPHEVは新型プリウスの中でも「Zグレード」に設定されているモデルです。
プリウスPHEVをお得に購入する方法
プリウスPHEVをお得に購入する方法が2つあります。
- 未使用車
- 低金利ローン
未使用車
登録済み（届出車）未使用車とは、初度登録されて以降一般の走行に供されていない車のことを意味します。
ワンオーナーまでの扱いにはなりませんが、走行距離が少なく新車に近い状態で購入できます。
保証制度も新車と同じくらい充実しており、万が一の故障や不具合時でも安心して販売店に対応してもらえるでしょう。
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低金利ローン
プリウスPHEVをお得に購入する場合は「低金利ローンの活用」がおすすめです。
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