ルーミーとはどんな車?特徴・内装・外装・グレードなどを徹底解説!

ルーミー

ルーミーはトヨタ自動車が販売するトールワゴン型のコンパクトカーです。2016年の発売以来、好調に売り上げを伸ばし、人気車種にもなっています。

今回は、そのようなルーミーの特徴・内装・外装・グレードなどの解説をします。これからルーミーを購入しようかどうしようか考えている人は、ぜひこの記事の情報を参考にして、購入判断をしてください。

目次

ルーミーの概要

ルーミー カスタムG
カスタムG

まずルーミーの概要を説明しましょう。

ルーミーはダイハツ工業が製造するトールを元にOEM供給されているモデルです。OEM供給とは、自社ではないブランドの製品を製造することです。

ルーミーは2013年11月9日に発売が開始され、幾度かの変化を経て、2020年9月15日に「使える!動ける広い部屋!」をキャッチフレーズにマイナーチェンジされました。

2023年7月時点では、フルモデルチェンジされたモデルが発表されるのではとの情報も飛び交っています。今後の展開には大きな期待ができますね。

ルーミーのスペック

ルーミーのスペックを確認しておきましょう。

現在発売されているルーミーのグレードは、2WDが5種類、4WDが3種類です。このうち、2WDの「G-T」と4WDの「G」のスペックを見てみましょう。

グレード

G-T

G

駆動

2WD

4WD

車両型式

4BA-M900A-GBGJ

5BA-M910A-GBGE

車両重量(kg)

1,110

1,140

車両総重量(kg)

1,385

1,415

最小回転半径(m)

4.6

全長(mm)

3,700

全幅(mm)

1,670

全高(mm)

1,735

ホイールベース(mm)

2,490

最低地上高(mm)

130

室内 長/幅/高(mm)

2,180/1,480/1,355

定員

5名

エンジン型式

1KR-VET

1KR-FE

エンジン種類

直列3気筒DDHC インタークーラー付きターボ

直列3気筒DDHC

総排気量(L)

0.996

最高出力(ネット・kW(PS)/r.p.m.

72(98)/6,000

51(69)/6,000

最大トルク(ネット・N・m(kgf・m)/r.p.m.

140(14.3)/2,400~4,000

92(9.4)/4,400

使用燃料

無鉛レギュラーガソリン

トランスミッション

CVT

価格は?

ルーミーの全グレードの価格を掲載しましょう。

グレード駆動価格
カスタムG-T2WD2,056,000円(税込)
カスタムG2WD1,924,000円(税込)
G-T2WD1,874,500円(税込)
G2WD1,753,500円(税込)
X2WD1,566,500円(税込)
カスタムG 4WD2,100,000円(税込)
G4WD1,929,500円(税込)
X4WD1,742,500円(税込)
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ルーミーの特徴

ルーミーには様々な優れた特徴がありますが、その中からポイントとなる点を3つピックアップします。

快適な走行性能

ルーミー

ルーミーの快適な走行性能を紹介しましょう。

まず加速時も高速走行時も室内が静かで、ふらつかず安定しています。排気量が限られているとはいえ坂道もすいすい登る馬力があり、街中でも気持ちよく加速します。

高速道路でも優れた加速性能を発揮。スポーツモードをステアリングスイッチに設定し、アクセル操作に対して優れたレスポンスをします。

赤信号の手前では、減速速度約7km/hからエンジンを自動停止。アイドリングストップシステムよりも長くエンジンを止められるので、燃料消費を抑えられます。

ルーミーの小回り性能は軽自動車並みです。くるっと回れる動きは路地や曲がり角の多い街中でも操作しやすくなっています。狭いスペースでの駐車もスムーズですよ。

ルーミー

運転時の視界も良く取れるのがルーミーです。高いアイポイントと広いガラスエリア、水平基調のインパネとフロントピラーに組み込まれたガラスにより、車両の前方も周囲も確認しやすくなっています。遠くも周りもよく見えるので、安全運転もしやすいです。

ルーミーの随所には吸遮音材も配置しています。音の経路の遮断や侵入を抑制し、車内は静か。高速道路走行時も車内で会話がしやすいです。

ルーミーは操縦安定性にも優れます。トールボディーでありながらもスタンスはワイドで、ボディーとサスペンションは高い剛性を備えています。高速走行のコーナリングや車線変更でも安定した動きを維持し、姿勢も崩れません。

優れた安全性能

ルーミー

画像引用元:ルーミー トヨタ自動車WEBサイト

ルーミーの安全性能は優秀です。

衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能では、走行中に前方の車両(車だけでなく、二輪車や自転車も)、歩行者(昼夜とも)を認識し、衝突の恐れがあるとなると、ドライバーに注意喚起。さらに衝突の可能性が高まると、緊急ブレーキを掛けて、車両を減速させます。

ブレーキ制御付誤発進抑制機能とコーナーセンサーは約10km/h以下で障害物を認識後、アクセルの踏み間違いを判定して、エンジン出力を抑制。ブザー音とディスプレイで警告もします。衝突する恐れがあるとなったら、ブレーキ制御が発動します。

全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)では、高速走行中に先行車の様子を検知し、設定した速度の範囲内で適切な車間距離を保ちます。先行車に合わせて停止したときは、ブレーキを掛け続けて運転操作を支援。快適に運転できるようにします。

豊富な収納スペース

ルーミー

画像引用元:ルーミー トヨタ自動車WEBサイト

ルーミーには豊富な収納スペースがあります。

まず多彩なシートアレンジで荷物をたっぷり収納できます。リヤシートは6:4可倒式になっていて、別々にスライド可能。最大240mm前後動かせ、荷物や乗車人数に応じた使い方ができます。

リヤシートを前方にダイブイン格納させると、自転車かカーペットなどの長いものも積載できます。趣味の道具をたくさん入れたり、かさばる買い物の品を収納したりなど、自由な使い方ができるでしょう。

置く、入れる、しまうなど多彩な収納が室内の至るところにあるのもルーミー。いくつか取り上げてみましょう。

  • 大型助手席オープントレイ
  • 回転式カップホルダー(運転席・助手席)
  • 助手席グローブボックス
  • 買い物フック(助手席・デッキサイド左右)
  • センタークラスターポケット(左右)

まだまだありますが、ルーミーの収納スペースを使えば、整理整頓上手になって、室内かいつでもすっきり快適です。

ルーミーの内装

ルーミー

続いて、ルーミーの内装の特徴を見てみましょう。

まずルーミーはコンパクトカーでありながらも、室内が広くなっています。スペックのところで取り上げた室内サイズをもう一度確認してみましょう。

  • 室内長:2,180mm
  • 室内幅:1,480mm
  • 室内高:1,355mm

この中で特にポイントになるのが室内幅、1,480mmあるので室内が広く感じられます。乗車時にも快適で、バックドアも広く、便利です。

スライドドアも装備しています。開口幅は597mmで、開口高は1,216mm。このサイズだと、乗降時に支障がありません。荷物を持ちながらの乗降もスムーズにできますね。

「X」グレード以外にはウェルカムパワースライドドアも装備。ウェルカムパワースライドドアはトヨタの最新技術によるスライドドアで、事前にスマートキーで予約操作を済ませると、自動で開閉するようになっています。

両手が買い物袋や傘でふさがっている、小さな子どもを抱っこしているなどのときはとても重宝するドアです。

ルーミーのグレード別の内装も見てみましょう。

「X」グレードの場合

ルーミー X

画像引用元:ルーミー トヨタ自動車WEBサイト

「X」はエントリーグレードで、内装のデザインはシンプルになっています。メーターはアナログ、エアコンはダイヤル式マニュアルエアコンです。シート表皮のカラーはブラックとアッシュブラウンの組み合わせです。

エントリーモデルでもパワースライドドアは装備しています。オプションでSRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグもつけられ、安全性を高められます。

「G」「G-T」グレードの場合

ルーミー G

画像引用元:ルーミー トヨタ自動車WEBサイト

「G」グレードのシート素材は「X」グレードと同じですが、加飾が加わったことにより質感がUPしています。センタークラスターパネルはピアノブラック調に、シフトレバーボタンにはメッキ加飾、エアコンサイドレジスターにはシルバー加飾が施されました。

エアコンはプッシュ式のオートエアコンで、「X」グレードよりも外観も使いやすさも向上しています。

運転席に2眼オプティトロンメーターを採用し、TFTカラーのインフォメーションディスプレイを搭載している点も「G」グレードの特徴です。

「カスタムG」「カスタムG-T」の場合

ルーミー カスタムG

画像引用元:ルーミー トヨタ自動車WEBサイト

ルーミーのカスタム車になると、内装がさらに充実します。新たにドアトリムオーナメント表皮も加わり、フロントインサイドドアハンドル・レジスターノブにはメッキ加飾が施されています。

シートカラーにも独自の特徴があり、ベース色はブラックですが、アクセントにブルーが入りました。より重厚感のあるカラーになっています。ステアリングホイールは本革巻きとなり、上質感をUPさせています。

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ルーミーの外装

ルーミー

今度は、ルーミーの外装の特徴を見てみましょう。

まずフロントグリルが大型で、どっしりした印象があります。ラグジュアリー感もあり、威風堂々たる面構えになっています。

標準モデルはアクティブでカジュアルさが特徴です。カスタムモデルはシャープな目元が印象的です。

ルーミー

ルーミー カスタムG 画像引用元:トヨタ

カスタムモデルでは力強さを増しています。メッキ仕様の大型グリル、シャープなオートレベリング機能も備えたLEDフォグランプなどにより存在感を放っています。

リヤランプには3DLEDを採用。鏡面に反射させ立体的で高級感あふれる光を生み出します。

ルーミーのグレード

ルーミーのグレードは以下のようになっています。

駆動

グレード

2WD

X

G

G-T

カスタムG

カスタムG-T

4WD

X

G

カスタムG

各グレードの内装についてはすでに紹介しましたが、もう一度詳しい特徴を見てみましょう。

「X」グレード

ルーミー

ルーミー X画像引用元:トヨタ

「X」グレードはルーミーのエントリーモデルです。価格が抑えられていることと装備がシンプルになっているのが特徴です。インテリアにメッキ加飾は施されていません。

助手席にはパワースライドドアが装備されていますが、ミニバンのエントリーモデルの中には装備されてないものもあるので、評価が高くなっています。

エアコンはダイヤル式のマニュアルエアコン、メーターは単眼のアナログメーター、マルチインフォメーションディスプレイはLCDであるなど、エントリーモデルらしくなっています。ただ、日常用に使う分においては特に不便を感じることもないでしょう。

2020年9月のマイナーチェンジでは、「スマートアシスト」機能が追加され、安全機能が向上しました。メーカーセットオプションではスマホとの連携が可能になり、スマホを使った様々なサービスを社内で利用できるようになっています。

「G」グレード

ルーミー

ルーミーG画像引用元:トヨタ

「G」グレードのパワースライドドアは助手席側だけでなく、運転席にも標準装備されています。

メーターは2眼オプティトロンメーター、マルチインフォメーションディスプレイはTFTカラー、エアコンはプッシュ式のオートエアコンとなり、質感を向上させています。各所に加飾が施されているのも「G」グレードです。

運転席シート上下アジャスター、フロントセンターアームレストなども加わり、座席周りの快適さも増しています。

「G-T」グレード

ルーミー

ルーミー G-T 画像引用元:トヨタ

「G-T」グレードのエンジンは最高出力98psを発揮する1.0Lターボエンジンです。ターボエンジンらしい爽快な走りを楽しめます。リヤにもスタビライザーが装備され、安定性が増しました。

ステアリングスイッチにはスポーツモードが追加され、アクセル操作に対して優れたレスポンスを発揮します。

次期ルーミーはどうなる?モデルチェンジ情報

ルーミーの前回のマイナーチェンジ版は2020年9月15日に発売されましたが、2023年末にもフルモデルチェンジが行われるとの情報があります。フルモデルチェンジでどのような変更が加えられるのか、予想してみましょう。

まずデザインについてはスポーティーさを増すと予想できます。トレンドも取り入れながら、全長、全幅、ホイールベースも拡大しそうです。ワイドな感じの車になる可能性もあるでしょう。

大型ラジエターグリルは継承。薄型LEDヘッドランプなどを採用し、よりスタイリッシュになる見込みです。

装備面で導入されそうなのが次のようなものです。

  • 電子パーキングブレーキ
  • オートブレーキホールド機能
  • 10インチ大型ディスプレイ
  • パノラミックビューモニター
  • ブラインドスポットモニター

より利便性が増した装備になるでしょう。

フルモデルチェンジにより価格がどうなるのかが気になるところですが、今後の続報に期待しましょう。

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お得にルーミーを購入する方法

ルーミーをお得に購入しようと思ったら、未使用車や低金利ローンなどを利用してみましょう。値引きするよりもお得になることがあります。

未使用車

登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車です。状態は新車に限りなく近く、それでいて中古車扱いなので、価格が抑えられています。

中古車はいやだという方でも、未使用車なら新車同様のルーミーをお得に購入できる場合が多いです。

ルーミーの未使用車を購入する場合におすすめなのが、在庫の多い店舗にあたることです。在庫が多いと、自分の好みのカラーやグレードのルーミーを探しやすくなるからです。

弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の車両を展示しているので、好みのボディーカラーのルーミーを探しやすいのが魅力!

ぜひこちらから最新の在庫情報をチェックしてください。

低金利ローン

ルーミーをお得に購入したければ、低金利ローンを利用したいところです。低金利ローンは金利手数料が低く、返済利息が少なくなります。

ルーミーの価格は高い方ではありませんが、それでも新車を購入するときの負担は大きいです。その上で高い利息負担が加われば、生活にも響くでしょう。そこで低金利ローンを利用するのです。

弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得に購入していただけます。

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よくある質問

Q.ルーミーの魅力は?

A.ルーミーの魅力は、コンパクトなボディなのに、広々とした車内です。使いやすいパッケージで、ミニバンの魅力をコンパクトなボディに凝縮したデザインです。

Q.買うなら新車?中古車?

A.ルーミーを買うのなら、新車がおすすめです。ルーミーはマイナーチェンジにより安全装備が向上しています。新車なら新しい安全装備で、安心して快適に運転できるようになっています。

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