自動車税の基本とお得なポイント活用法【初心者でも分かる節約術】

ポイント自動車税

自動車税種別割は毎年1回のペースで支払う税金です。この記事では、自動車税種別割がどのような税金か、支払方法などを紹介しています。

ポイントを活用してお得に支払える納税方法や、納税を怠るとさまざまなリスクもあるので要チェックです。

目次

自動車税とは?基礎知識を押さえよう

自動車を使用している人は自動車税を支払う義務があるため、自動車税がどのようなものかを把握しておきましょう。

納税を忘れないためにも、自動車税の仕組みや納税義務がある人や支払いのタイミングなどを紹介しています。

自動車を登録するタイミングによる節約術も紹介しているので、参考にしてください。

自動車税の仕組みと役割

自動車購入・保有にかかる税金は、以下の4つです。

  • 自動車税・軽自動車税
  • 自動車重量税
  • 環境性能割
  • 消費税

これらの税金を支払うタイミングと要件はそれぞれ以下のとおり。

車の税金税金を支払うタイミング税金が課される要件
自動車税・軽自動車税1年に1回排気量
自動車重量税新規登録時/車検時車両重量
環境性能割車の購入時環境性能
消費税車の購入時車の本体価格の10%

50万円を超える車を購入・譲渡された際に課される税金には、“自動車取得税”がありました。

しかし、2019年の10月に廃止され、新たに導入されたのが環境性能割です。

環境性能割と消費税は車の購入時の1回のみ支払う税金で、自動車重量税と自動車税・軽自動車税はその都度支払う必要があります。

とくに、自動車税・軽自動車税は1年に1回支払うものなので、忘れずに支払うことが重要です。

自動車税・軽自動車税の名称は2019年10月からそれぞれ“自動車税種別割”と“軽自動車税種別割”に変更されています。

都道府県や市町村の道路に関する費用に充てるのを目的として導入された制度です。

自動車税はそれぞれ以下のように分類されています。

  • 自動車税種別割 :都道府県税
  • 軽自動車税種別割:市町村税

自動車税種別割、軽自動車税種別割のどちらも地方税です。

しかし、それぞれ都道府県税と市町村税に分類されており税金の納付先が異なります。

自動車税の対象となる車両と納税義務

自動車税種別割、軽自動車種別割は自動車の所有に対して課される税金です。仮に、使用していない自動車があったとしても手続きをせずに所有している状態だと税金を支払う必要があります。

そのため、以下も対象になります。

【自動車税の対象になる車両】

  • トラクター
  • コンバイン
  • フォークリフト

前述したとおり、自動車税は自動車を所有していると発生する税金なので、例え公道を走らない場合でも納税の義務があります。

自動車税種別割が課税される対象者や、税金を支払うタイミングは以下のとおりです。

  • 納税対象者:4月1日時点の自動車保有者
  • 納税期限 :5月31日(青森県・秋田県は6月末)

1年ごとに支払うべき税金なので自動車を1年間所有していたら1年分の税金を支払います。

しかし、年度の途中で新規登録や廃車をおこなった場合は月割課税が採用され月割りに応じた税金の支払いとなります。

新規登録は登録をした翌月から3月までの月数による課税なので、車の登録時期によってはおよそ1か月ほど節税可能です。

具体的な例は以下のとおり。

  • 3月31日に新規登録:4月から翌年3月までの1年分
  • 4月1日に新規登録:5月から翌年3月までの11か月分

車を新規登録する日数が1日違うだけで1か月分の税金が課税されたり、支払わずに済んだりと違いがあるため登録するタイミングが重要なことがわかります。

また、軽自動車税種別割は自動車税種別割よりも、さらに節約が可能です。

4月1日時点の自動車保有者に納税義務が発生するのは共通していますが、軽自動車の場合4月1日時点で軽自動車を所有していなければその年度分は課税されません。

そのため、納税義務がある人は必ず税金を納める必要があり、毎年の支払いのタイミングを忘れないようにしておきましょう。

自動車税の計算方法と税額の決まり方

税金

自動車税は、それぞれ税額が定められています。

どのような条件によって税額が変わるかを把握しておくと、保有している自動車にどのくらいの税負担が必要かがわかります。

税額の決まり方や、重課税の対象となる条件を紹介しているので参考にしてください。

車種や排気量による税額の違い

自動車税の税額は、自動車の使用用途や種類、排気量によって決まっています。

使用用途や種類はそれぞれ以下のとおりです。

  • 使用用途:自家用・営業用・特殊用途(8ナンバー:消防車、救急車、パトカーなど)
  • 自動車の種類:乗用車・トラックなど

排気量が同じであっても、使用用途によって自動車税の税額は異なるということです。具体的な税額は以下のとおり。

自家用乗用軽自動車:10,800円

総排気量2019年9月30日までに購入(自家用乗用車)2019年10月以降に購入(自家用乗用車)営業用
1L以下29,500円25,000円  7,500円
1L~1.5L以下34,500円30,500円  8,500円
1.5L~2L以下39,500円36,000円  9,500円
2L~2.5L以下45,000円43,500円13,800円
2.5L~3L以下51,000円50,000円15,700円
3L~3.5L以下58,000円57,000円17,900円
3.5L~4L以下66,500円65,500円20,500円
4L~4.5L以下76,500円75,500円23,600円
4.5L~6L以下88,000円87,000円27,200円
6L超え111,000円110,000円40,700円

車の購入時期に応じた税額が適用されます。

2019年の9月30日までに自家用乗用車を購入した場合は、今後も同様の税額が適用され、それ以降に購入したものは新しい税額の適用です。

自家用乗用軽自動車は、車の購入時期や排気量に関わらず一律で10,800円の税率です。

自家用乗用車と比較すると営業用の税額は低く設定されており、総排気量が増えるにつれ税額負担が増えることがわかります。

これらを踏まえ愛車を購入するときは、あらかじめ自動車税の負担額を検討しましょう。

重課税の対象になる条件

新車登録をしてから一定の年数が経過すると重課税の対象になります。

先ほど紹介した自動車税の税額よりも、多い税額を支払わなければなりません。

重課税の対象となる具体的な条件と税の重課割合は以下のとおりです。

  • 新車登録から13年経過した車:約15%増
  • 新車登録から11年経過したディーゼル車:約15%増

※上記条件を満たす軽自動車の重課割合は約20%増

2019年10月以降購入の車の自動車税の税額と比較すると、以下のとおり。

総排気量2019年10月以降に購入(自家用乗用車)15%増の重課が適用される乗用車の税額
1L以下25,000円  33,900円
1L~1.5L以下30,500円  39,600円
1.5L~2L以下36,000円  45,400円
2L~2.5L以下43,500円  51,700円
2.5L~3L以下50,000円  58,600円
3L~3.5L以下57,000円  66,700円
3.5L~4L以下65,500円  76,400円
4L~4.5L以下75,500円  87,900円
4.5L~6L以下87,000円101,200円
6L超え110,000円127,600円

営業用乗用車と重課が適用される場合の営業用乗用車の税額はこちらです。

総排気量営業用15%増の重課が適用される営業用乗用車の税額
1L以下  7,500円  8,600円
1L~1.5L以下  8,500円  9,700円
1.5L~2L以下  9,500円10,900円
2L~2.5L以下13,800円15,800円
2.5L~3L以下15,700円18,000円
3L~3.5L以下17,900円20,500円
3.5L~4L以下20,500円23,500円
4L~4.5L以下23,600円27,100円
4.5L~6L以下27,200円31,200円
6L超え40,700円46,800円

なお、新車登録から13年経過した乗用自家用軽自動車の税額は12,900円です。

およそ15%から20%税が増額されると、数千円から数万円程度負担割合が増えることがわかります。

しかし、事前に重課税の存在を知っておけば慌てずに済みます。

自動車税の仕組みや、重課税のタイミングを把握しておくと安心です。

自動車税の支払い方法とそのメリット

決済

自動車税の納付書は5月頃、車検証に記載されている所有者の住所に届きます。

現金以外にも支払い方法があるので、自動車税を納める支払い方法とそれぞれのメリットを紹介します。

支払方法ごとのメリットとデメリットのどちらも把握して、自身に合った支払方法を選択するとよいでしょう。

納付書を使った支払い方法

自動車税を支払った証明がすぐに必要な場合は、指定金融機関の窓口やコンビニエンスストアなどで納付書を使って支払う方法がおすすめです。

納付書を使って現金で支払うメリットやデメリットは以下のとおり。

現金払いを選ぶメリットスマートフォンや機械での操作が不要納税証明書がその場で受け取れる
現金払いを選ぶデメリットポイントが付与されない直接店舗へ出向かなければならない営業時間に合わせて来店しなければならない

まず、納付書を使って現金払いするメリットは納税証明書がその場で受け取れることです。

コンビニや金融機関の窓口で税金を納めると、納税日が押印された領収印が押された納税証明書が渡されます。

他の支払い方法では証明書が発行されることはないので、手元で証明書を保管しておきたい人はこちらの支払い方法を選びましょう。

以前は、車検を受ける際に納税証明書の提出が必要でしたが、現在は納税証明書の提出は必須ではありません。

オンライン支払は、納税をしてからすぐに反映されるわけではないので納税後すぐに車検を受ける際は注意が必要です。

しかし店頭支払いは、店舗へ直接出向く必要があるため支払いをするための時間を設けなければなりません。

金融機関や郵便局の窓口で納付をするときは営業時間内に行く必要があり、仕事などで時間を作るのが難しいと感じることもあります。

メリットとデメリットを総合的に判断して納付書を使った現金払いをするかどうか検討するとよいでしょう。

クレジットカードや電子マネーでの支払い

自動車税、クレジットカードや電子マネーで支払えます。

クレジットカードや電子マネーで税金を支払うメリットとデメリットは以下のとおり。

クレジットカードや電子マネーを選ぶメリットポイントが貯まる手元に現金がなくても納税できるその場で手続きが完了する
クレジットカードや電子マネーを選ぶデメリット手数料がかかる場合がある自治体によっては対応していない領収証が発行されない

自動車税の支払い方法としてクレジットカードや電子マネーを選ぶと、ポイントが貯まります。現金で支払う場合はポイントは付与されないので、同じ金額を支払うなら、カードや電子マネー決済がおすすめです。

とくに、自動車税の納税金額は数万円単位で額が大きいため、還元されるポイントも大きいです。

クレジットカードの引き落とし日は翌月などで、支払いまでに猶予があるので即座に支払い金額分のお金を用意する必要もありません。

引き落とし日までに全額用意しておく必要もなく、分割払いなどを利用すれば、数回に渡り分割できるので納付月の負担を減らせます。

分割払いにすると手数料などが発生する場合がありますが、税金を支払わないと延滞金が発生することを考えると手数料を支払ってでも税金を納めるべきです。

自宅で支払いが完結する点はメリット

クレジットカードや電子マネー決済は、パソコンやスマートフォンを使ってその場で納付ができるため、店舗などに出向く必要がありません。金融機関などが遠い場合や、店舗へ出向く時間を作るのが難しい場合は、クレジットカードや電子マネー決済は便利な支払方法です。

しかし、システムを利用する決済手数料がかかる場合があることは念頭に置いておきましょう。また、クレジットカードや電子マネーを使った支払方法は拡大しているものの、自治体などによっては対応していない可能性もあります。

自動車税を納める自治体では、どのような支払方法に対応しているか確認しておくとよいでしょう。

領収書は発行されない

クレジットカードや電子マネー決済ではパソコンやスマートフォン上で納付手続きが完了するため、領収証は発行されません。

前述したように、証明がすぐに必要な場合は現金払いで納税証明書を発行してもらうか、車検を受ける時期をずらすなどして対応するとよいでしょう。

クレジットカードなどで納付するとあとで他の方法で税金を納めたいと思っても取消ができないため、上記内容を踏まえたうえで支払い方法は慎重に選択することが大切です。

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自動車税をお得に支払うためのポイント活用術

決済

自動車税は支払う納税額自体が大きいため、少しでもお得に支払うように工夫するとよいです。クレジットカードやキャッシュレス決済を利用すれば、現金支払いをするよりもお得になる場合があるので要チェックです。

お得に支払うためには、手数料やポイント付与がされるかを把握しておきましょう。

クレジットカードのポイント還元を利用する方法

クレジットカードを使って自動車税を支払うとポイントが貯められるので、還元されるポイント分お得に支払えます。

ポイント還元率は利用するクレジットカード会社によって異なるため、できる限りポイント還元率が多いものを選ぶとよりお得です。

クレジットカードのなかには、公共料金などの支払い時にはポイント還元率が通常利用時よりも低くなるものもあるので確認が必要です。

とくに、自動車税は1年に1回の頻度で納めなければならない税金なので、毎年クレジットカード支払いを利用すればお得感も大きいです。

少しでもお得に支払いたいなら、ポイント還元率などもチェックしてクレジットカード支払いの利用を検討するのもひとつの方法です。

キャッシュレス決済でお得に納付するコツ

QRコード決済はスマホを使って手軽に納付ができる支払い方法で、決済手数料がかかりません。スマホで手軽に納付できるPayPay請求書払いを利用すれば、PayPayステップの付与率を上げられます。

PayPayステップとは、PayPayアプリなどの利用状況に応じてポイント付与率をアップさせられるプログラムです。

条件を達成して付与率がアップすると、より多くのポイントがゲットできます。

これまで紹介してきた自動車税の支払い方法の手数料や、ポイント付与をまとめると以下のとおり。

支払方法手数料ポイント付与
現金払いなしなし
クレジットカード払いありあり
PayPay請求書払いなし達成条件にはカウントあり

PayPay請求書払いは手数料も無料なので、ポイント付与率をアップさせられる点ではクレジットカードよりもお得に納付できるといえます。

ただし、PayPay請求書払いで支払ったからといって、自動車税の支払い自体にポイントがつくわけではありません。

2022年3月までは自動車税の支払いでも直接ポイントが付与されていましたが、2022年4月をもってPayPay請求書払いのPayPayステップ特典が変更され特典付与の対象外となりました。

しかし、自動車税をお得に納付する方法として手数料やポイント付与などの観点からPayPay請求書払いはお得な納税方法といえます。

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自動車税をお得に支払う流れ

税金

自動車税をお得に支払うには、正しい納税方法と手順を把握しておくことが重要です。

納税期限内に支払いを済ませるためにも、支払方法を理解しておきましょう。

クレジットカードとキャッシュレス決済それぞれの支払い手順を紹介しています。

クレジットカードの場合

自動車税をクレジットカードで支払う方法は、納付書のQRコードを読み込む方法と収納番号を入力する方法の2つです。

どちらの支払い方法も自動車税割の納付書とクレジットカードを用意しておきます。

QRコードを読み取って支払う場合

  1. 納付書記載のQRコードをカメラかQRコードリーダーで読み取る
  2. 利用できるクレジットカードを確認して用意する
  3. 納税金額をチェックする
  4. 支払方法を選択する
  5. 画面に従い手続きを完了させる

収納番号を入力して支払う場合

  1. 納付書記載の地方税お支払いサイトにアクセスする
  2. 利用できるクレジットカードを確認して用意する
  3. 納付書に記載されている番号を入力する
  4. 納税金額をチェックする
  5. 支払方法を選択する
  6. 画面に従い手続きを完了させる

どちらの方法を選んでも、QRコードを読み込むか地方税の支払いサイトにアクセスすればあとは画面に従って必要な情報を入力していくだけです。

クレジットカードで支払いをしたら取消ができないため、入力間違いがないようしっかり確認してから手続きを完了させましょう。

キャッシュレス決済の場合

自動車税をキャッシュレス決済で支払う場合は、クレジットカード支払い同様手順どおりに進めれば難しいことはありません。

ここでは、PayPayで支払う方法を紹介します。

PayPayで支払う場合

  1. PayPayアプリを起動してホーム画面のスキャンを選択する
  2. 納付書に記載されているQRコードを読み取る
  3. 納税金額をチェックする
  4. 画面に従い手続きを完了させる

PayPay支払いも納付書記載のQRコードを読み取り、手順に従って手続きをさせるだけで簡単に納付が完了します。

PayPay残高で支払うときは、納税金額に応じてチャージしておく必要があります。

PayPayあと払いを利用する場合はチャージは不要です。難しい手順などもなく時間をかけずに納税が完了でき、手数料もかからずポイント付与率アップにもつながる支払い方法です。

そのため、賢くお得に手続きをしたいなら利用を検討するとよいでしょう。

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自動車税の支払い時期と注意点

注意

自動車税は前述したとおり、5月31日(青森県・秋田県は6月末)が納付期限です。支払時期を過ぎてから納付するといくつものリスクが発生する可能性があるため注意が必要です。

自動車税を納付期限までに支払わなかった場合のリスクや注意点を紹介します。

支払いの期限と延滞金のリスク

自動車税は自動車の所有者が支払う義務がある税金なので、紹介したいずれかの方法で納税することが重要です。

納税には期限があるので、期限内に支払いを済ませておく必要があります。

仮に、納付期限内に納税できないと延滞金を支払わなければならずデメリットが大きいです。自動車税の支払いが遅れたときに発生するペナルティには以下のようなものがあります。

  • 延滞金が加算される
  • 車検に通らない
  • 財産が差し押さえられる

必ず納期限内に支払いを済ませることが重要です。

まず、期限内に納付をしなければ通常支払うべき自動車税と別に延滞金が加算されます。

具体的な延滞金の割合は以下のとおり。

  • 納期限の翌日から1ヵ月を経過する日までの期間:2.4%
  • 納期限の翌日から1ヵ月を経過した日以降の期間:8.7%

※2024年12月31日まで

延滞金特例基準割合は毎年見直されているためその年度ごとに延滞金の利率は異なりますが、納期限から時間が経過するにつれて延滞金の割合も増えていることがわかります。

延滞期間は日割り計算される仕組みです。

また、自動車税を支払わなければ税金を納めていないため、車検も通りません。車検を通さずに車を使用していると道路運送車両法の違反に該当し刑事処罰の対象です。

無車検車運行の法定刑は、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金や、6点の違反点数を加算された上に30日間の免許停止などの罰則があります。

このような事態にならないためにも、納付期限内に納税することが必須です。

仮に、納付期限内の支払いを忘れていた場合は即座に支払いを済ませて対応することが重要です。

しかし、納付期限を過ぎると納付書を用いてのコンビニでの支払いやクレジットカードによる支払いができなくなります。金融機関や各自治体の窓口にて現金払いしかできなくなるため注意が必要です。

年度ごとに変わる税率の確認方法

延滞税の割合は年度ごとに変わる可能性がありますが、前述したとおり延滞するとリスクしかないので期限内に納税することが重要です。

納税が難しい場合は、都道府県納税事務所もしくは役所の税務課に相談する方法があります。いくつか条件がありますが条件を満たすと納税の猶予制度が利用でき、1年以内の分割納付が認められるなど延滞時に発生するリスクを避けられます。

また、納付書が届く前に支払うべき納税額を知っておけば自動車税の税金分を確保しておけるので事前にチェックしておくのもおすすめです。

自動車税の年税額は各都道府県などのホームページでも確認できます。

車検証には総排気量も記載されているため、自動車税の年税額一覧表と照らし合わせて確認できます。また、繰り返しになりますが新車登録をしてから13年(ディーゼル車は11年)を経過すると重課される点も忘れずに確認しておきましょう。

よくある質問

自動車税はなぜ必要?

自動車税は地方税の普通税で、さまざまな行政サービスとして活用されています。自動車を運転するときにも関わってくる道路整備を始め、医療や福祉など豊かな生活を送るためにも欠かせない税金といえます。

車を手放した場合、自動車税はどうなる?

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に納税義務があり、5月頃に納付書が送られてくるものです。つまり、納税すると翌年の3月分までの税金を納めていることになります。税事務所によって還付の方法が異なる場合があるため、各事務所の指示に従いましょう。

自動車税を支払わないとどうなる?

自動車の所有者は納税義務があり必ず支払わなければならないものなので、忘れずに支払い義務を果たしましょう。納税しないと延滞金も増えるので、速やかに対応すべきです。

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