2024年5月にアメリカにおいて2025年モデルの発表が行われています。マイナーチェンジで2025年モデルの変更点が公開されました。
今回のマイナーチェンジでは、フロントマスクやテールライトの変更、さらにハイブリッドシステムの変更やグーグル・ビルドインが追加されています。
さらに2024年9月に発売されるシビックの情報が公開されました。この記事では、発売予定のシビックの特徴を解説します。
ホンダシビック2024年モデルの改良ポイント
2024年の改良モデルでは、新グレードのRSが追加されたり、フロントフェイスのデザインが変更されています。
新グレード「RS」の設定
「RS」は、専用のブラック加飾が外観に施され、スポーティーな印象を強調しています。
装備面では、減速時にエンジンの回転数を自動で調整する「レブマッチシステム」が搭載されており、マニュアル運転がよりスムーズに行えます。さらに、反応が向上した6速マニュアルトランスミッションが採用されており、運転の楽しさが一層増しています。また、専用設計の足回りが採用されており、運転にこだわる方にとって魅力的な仕様となっています。
デザインの細部までしっかりと考えられており、まず目を引くのが低めのスタイルです。フロントバンパーには風の流れを考慮した穴が設けられており、空力性能へのこだわりが感じられます。特にRSモデルでは、ヘッドランプ部分がブラックアウトされており、よりスポーティな印象を強調しています。
さらに、ホイールもブラックで統一されており、ホイールナットまでブラック仕様となっているため、全体的に引き締まった精悍な印象を与えています。
内装も非常にこだわられており、シートにはスエードが使用され、サイド部分は合成皮革で仕上げられているため、触り心地が良く、高級感があります。インパネには赤いアクセントカラーが採用されており、スポーティな雰囲気も演出されています。
「RS」はスポーティーなデザインと運転の楽しさを両立した魅力的な選択肢となっています。
デザインの進化と新色の追加
今回のマイナーモデルチェンジでは、フロントフェイスが「よりシャープで上品な」デザインに変更されました。
日本仕様のシビックは5ドアハッチバックのみの展開ですが、海外市場では4ドアセダンもラインナップされています。
フロントのデザインがよりアグレッシブに改良され、バンパーやグリル、テールライトのデザインも変更されました。ボディカラーには5色あり、既存の「クリスタルブルー・メタリック」の代わりに、新色の「シーベッドブルー・パール」が採用されました。
タイプ別設定で電動パノラミックサンルーフが選択できるようになったのもポイントです。
安全性能の向上
新型シビックは、低重心で水平基調のシンプルかつ上質なデザインが特徴です。内装も外装も、シンプルさを保ちながら質感の高さを感じられる仕上がりとなっています。
また、先進の運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」や、新世代のコネクテッド機能「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」が搭載されており、より安心で快適なドライビングが可能です。
新たに「急アクセル抑制機能」が追加されました。
さらに、次のような先進的な安全機能も搭載されています。
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 先行車発進お知らせ機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 標識認識機能
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 車線維持支援システム(LKAS)
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
- ブラインドスポットインフォメーション
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- パーキングセンサーシステム
- 後退出庫サポート
- オートハイビーム
- アダプティブドライビングビーム
装備の変更
シビックにはGoogle搭載のディスプレイオーディオが装備されており、ナビ機能もGoogleがサポートしているため、GoogleアプリやGoogleアシスタント、Google Playが使用でき、ドライブがさらに便利で楽しくなることは間違いありません。
Googleアプリとの連携やGoogleアシスタントによる音声認識機能が利用可能となりました。
Honda CONNECTが設定されているので、ネット回線とつなげて車を便利に活用できます。
使える機能は以下の通りです。
- Honda リモート操作
- 緊急サポートセンター
- 車内Wi-Fi
- Honda デジタルキー
- Honda ALSOK
- Googleアプリ/サービス専用通信プラン
競合他車との比較
トヨタ カローラ
複数あるカローラシリーズですが、スポーティに走行できるカローラスポーツが競合となるでしょう。
カローラスポーツのダッシュボードには、質感の高いソフトパッドが使用されており、触り心地も優れています。メーター内には、7.0インチまたは4.2インチのカラーディスプレイが搭載されており、多彩な情報が見やすく表示されます。
さらに、全車に専用の通信機が標準装備されているため、販売店オプションの純正ナビを装着することで、T-Connectの便利な機能をフルに活用することができます。
フロントシートは肩をしっかりサポートするスポーティなシートが特徴です。最上級グレードには、さらにホールド感が向上したシートが標準装備されており、運転中の安心感が一段と増します。
一方のシビックは、インテリア全体の質感が高く、スポーティなイメージを強調しています。ハイデッキコンソールの下には便利な収納スペースがあり、日常使用でも非常に使い勝手が良いです。液晶メーターは視認性が高く、多彩な情報表示に対応しているため、運転が一層楽しくなります。
フロントシートは上級グレードにはレザーシートが選択でき、さらに上質な空間が広がります。また、運転席には8ウェイパワーシートが装備されており、最適なポジションに調整できるのも魅力的なポイントです。
どちらもスポーティに走行できますが、見た目の違いやパワーユニットの違いは比較考慮するポイントとなるでしょう。
マツダ MAZDA3
シビックの開発コンセプトは「爽快シビック」です。これは「人を中心に」という考え方に基づき、全ての要素を徹底的に磨き上げて、人が感じる気持ちよさや楽しさを追求しました。前のモデルにはセダンも設定されていましたが、11代目からは5ドアハッチバックのみとなっております。
シビックをCセグメントに位置づけていますが、全長が4,500mmを超えているため、このクラスではやや大きめです。そのため、1クラス上の車のような堂々とした見た目が魅力となっています。
シビックは、室内空間もさらに広くなりました。エンジンは1.5Lターボで、これは先代と同様ですが、ホンダらしく高回転までスムーズに回るように改良されています。ミッションはCVTに加え、6速マニュアルも用意されており、走りを楽しみたい方にも適しています。
一方、マツダ3はデザインや走行性能、静粛性、質感など、車の基本的な要素をさらに磨き上げたモデルです。デザイン面では、マツダの魂動デザインがさらに進化し、シンプルで美しいスタイルに仕上がっています。走りのマツダを体現したモデルともいえるでしょう。
パワーユニットの選択肢も豊富で、個性的です。1.5Lと2.0Lのガソリンエンジンに加え、1.8Lのディーゼルエンジンも選べます。ただし、2.2Lのディーゼルは搭載されていません。さらに、新しく開発された2.0LのスカイアクティブXもラインナップに加わっており、これは世界初の技術「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」を採用したエンジンで、マイルドハイブリッドシステムと組み合わせることで、低燃費かつパワフルな走りを実現しています。
MAZDA3はシビックよりもワンサイズコンパクトになっています。パワーユニットでは、MAZDA3ではディーゼルエンジン、シビックはe:HEVが選択できるのが比較ポイントになるでしょう。
スバル インプレッサ
インプレッサとシビックを比較する際のポイントは、安全装備です。
現行モデルの11代目シビックは、全グレードに「Honda SENSING」という先進の安全運転支援システムを標準装備しており、安全性がさらに向上しています。
内装は、広々として運転しやすい空間を確保しつつ、外観は流れるような美しいプロポーションに仕上がっています。低重心のデザインでクーペのようなシルエットを強調し、力強く軽やかな走りを感じさせるスタイルになっています。
一方の現行モデルである6代目インプレッサは、スバルの最新技術が多く搭載されており、安全性能や走行の質感がさらに向上しています。デザインもインプレッサらしさが際立ち、引き締まったスピード感のあるシルエットや、力強さを感じさせるフェンダーが特徴です。全体的にスポーティさが増し、注目されています。
また、このモデルにはフルインナーフレーム構造が採用され、ボディの剛性が高まりつつも軽量化が実現されています。
「アイサイト」はクロストレックと同様に、視野が広がるように改良され、ソフトウェアもアップデートされています。それに、従来の取り付け方法から変更され、フロントガラスに取り付けられるようになりました。さらに、ステレオカメラユニットも改良され、レンズフードが追加されました。そして、二輪車や歩行者をしっかり認識できるように、新たに単眼カメラも装備されています。安全性がさらに向上しています。
価格を抑えてインプレッサを購入したい場合、ガソリン車のST(FWD)がおすすめです。現行モデルの中で安価で2,299,000円から購入できるため、初期費用を大幅に抑えられます。
シビックはガソリン車でも300万円を超える車両価格なので、比較される方もおられるでしょう。
まとめ
シビックの改良モデルは、スポーティなグレードが登場したことや精悍なフロントフェイスにデザインに変化しているのが特徴です。
スポーティに走行できるハイブリッドカー、そして希少なMT車が設定されているのがシビックです。ホンダが好きな方、そして走りを楽しみたい方にぴったりなモデルといえるでしょう。
よくある質問
- 新型シビックの改良点は?
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フロントフェイスが変更されています。スポーティなグレードが追加されていたり、e:HEV LXグレードが追加されています。
- 競合車種との比較ポイントは?
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搭載されているパワーユニットやサイズなどが比較ポイントとなるでしょう。カローラスポーツやMAZDA3、そしてインプレッサなど走りを楽しめるモデルと実車を比較してみるのをおすすめします。