SUVやミニバンという人気ジャンルではなく、今や少数派となるステーションワゴンは他のジャンルにはない魅力があります。
広い荷室と全高の低さからくるスタイリッシュさ、また低いフォルムなどは他のジャンルにはない魅力です。
90年代に高い人気を誇ったステーションワゴンですが人気が下火になっているのが現状。その中で、現在の日本を代表するステーションワゴンのモデルともいえるのがレヴォーグです。
高い支持を集めているレヴォーグが2020年にフルモデルチェンジを迎えました。
初代でも人気だったレヴォーグは、新型になったさらに魅力を高めています。
そこで本記事では、新型レヴォーグの特徴やモデルチェンジ遍歴を詳しくご紹介します。
【2020年10月】2代目にフルモデルチェンジ
ワゴン専用モデルとして開発されたレヴォーグは、ワゴン作りで実績があるスバルがワゴン専用モデルのよさを前面にアピールしたモデルとなっています。
ステーションワゴンのスポーティ感が出ているデザインです。
ボディサイズは、新型モデルは全長×全幅×全高が4,755×1,795×1,500mmですが、初代モデルは4,690×1,780×1,500mm(1.6GT-S アイサイト)でした。
空気を切り裂くようなフロント周りは、シャープでスポーティな雰囲気を感じさせます。
新たなデザインコンセプト「BOLDER」はSUBARU車として初めて採用されており、ヘキサゴングリルとシャープな目つきがスバルらしいポイントです。
先進装備が搭載されており、アイサイトX搭載グレードなら12.3インチのフル液晶メーターが採用されました。
中央には、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムが搭載されています。大型のディスプレイにナビゲーションだけでなく、音楽の再生やアプリの表示なども可能です。
搭載されるパワーユニットは1.8L直噴ターボエンジンで、低回転からトルクがあるスペックで街中でも扱いやすいのが特徴です。
レヴォーグの内装
画像引用元:SUBARU
新型レヴォーグは、質感を高めることを目的として、細かなところまで上質になったデザインが採用されています。
車内に入り込むと目に入るのは、12.3インチのフル液晶メーターと、11.6インチセンターディスプレイです。
負担を軽減するシート
画像引用元:SUBARU
シートはスライド量やチルト・テレスコの量が拡大されており、様々な体形の人でも快適に座れるようにされています。
体重を分散できるようなシート形状になっており、座面は適度に柔らかく、側面はホールド性を重視した固さになっています。
身体を支えられるようになっており、長時間のドライブでも疲れにくい形状にされているのです。
ドライバーがいつも握るステアリングは、新型では底に平らな面が設けられており、握りやすい形状になっています。
荷室拡大で積載性アップ
新型レヴォーグは、ボディサイズがアップしていますが、スポーティなデザインが採用されています。
一見すると荷室容量が下がってしまいそうな要因ですが、新型レヴォーグは、先代モデルよりも荷室容量が10Lアップした492Lの荷室容量を確保しています。
ラゲッジボードの下にあるサブトランクは、容量が69L確保されており、29Lも拡大されているのも特徴。
大きな荷物でもそのまま積載できる大きさが魅力です。プラスチックなので、汚れも簡単に拭き取れます。
快適に過ごせるエアコン
STIのトップグレードのエアコンにはマイルドモードが設定されており、エアコンの動作によって過度に乾燥しないように車内を調整できるのが特徴です。
走行モードがコンフォートになっているときに、窓ガラスが曇らないように湿度を図るセンサーが動作し、窓ガラスが曇らない程度の湿度に調整します。
加湿器のような動作はしませんが、移動中の車内が快適になるような装備です。また足元から冷風が来るのも防いでくれるので、寒くい冬の車内でも過ごしやすいです。
レヴォーグの外装
基本的にはキープコンセプトなのが、新型レヴォーグの外装です。先代モデルと比較すると、フロントフェイスが鋭くなっており、はっきりとした顔つきになりました。ヘキサゴングリルがしっかりと強調されており、力強さを感じます。
スタイリッシュなデザイン
ヘッドライトも小型になって、精悍なフロントフェイスになっています。エンジンフードにはインテークが設置されているのは先代からの継承です。
サイドの形状を見てみると、リアが細長くなってきて、シャープな印象を与えます。キャラクターラインがリアのドアあたりから、跳ね上がって伸びていきます。存在感をアピールするフェンダーも台形の形状です。
リアコンビネーションランプも薄型になって、ワイド感があるデザインになっています。薄くなっているデザインで、モダンな雰囲気も感じさせます。全幅は変わっていないのですが、幅広い印象を与えるデザインです。
新世代プラットフォームを採用
画像引用元:SUBARU
現行型のインプレッサから採用されているSGP(スバルグローバルプラットフォーム)は、新型レヴォーグで大きな進化をしています。フルインナーフレーム構造となっており、骨格結合部を強化しています。
アンダーボディパーツの溶接方法も変更されており、骨格部分のパーツ接合部に高粘度の接着剤を多用しました。路面からの入力があったときに変形しにくい構造になっているのです。
スポーティでも機能性がある
スポーティなデザインでも機能性を犠牲にしていないのも特徴です。
リア周りはコンビランプが薄くなっており、ワイド感がありますが、リアゲートの幅は1,025mmから1,055mm、さらに高さが697mmから701mmに拡大しているので、積載性がよくなっています。
リアにかけて大胆に張り出したフェンダーライン、絞り込まれるように流れるデザインでも、ステーションワゴンとしての機能性を維持しているのです。
レヴォーグのモデルチェンジ遍歴
発売から現在に至るまで人気を集めているレヴォーグの、モデルチェンジ遍歴を見ていきましょう。
2014年6月から発売され、レガシィーツーリングワゴンよりもコンパクトなボディサイズのモデルとして登場します。エクステリアの特徴は、スバルのモチーフであるヘキサゴングリル、ホークアイヘッドランプが採用されています。
パワーユニットは、1.6Lエンジン、もしくは2.0Lエンジンが設定されていました。
駆動方式はAWDのみの設定で、1.6L車には、前60:後40を基本にトルク配分をコントロールする「アクティブトルクスプリットAWD」が、2.0L車には前45:後55と後輪のトルクを増やした「VTD-AWD」が採用されています。
2015年4月
複数の機能が、「アドバンスセイフティパッケージ」として、メーカーオプションに設定されました。一部改良がおこなわれ、走行時の後側方検知や高台寺の左右後方検知を行ってくれる「スバルリアビークルディテクション」や左側ドアミラーのカメラでドライバーからの死角となる左前方の画像をマルチファンクションディスプレイに表示する「サイドビューモニター」などが搭載。
制振材や吸音材によって、風切り音やロードノイズが低減していること、また乗り心地向上のための新ダンパーが採用されています。燃費性能の向上も改良されている点です。
2016年4月
安全性能の向上が図られたマイナーチェンジです。前面衝突時にシートベルトを巻き取るプリテンショナーを左右リアに採用されています。リアシートのクッションを改良し、後席の乗員保護性能の向上させています。
特別仕様車だった「1.6GT EyeSight S-style」がカタログモデルとなりました。また特別仕様車「Proud Edition」の廃止など、グレード構成の見直しが行われています。
2016年6月「STI Sport」の追加
レヴォーグの最上級グレードであるSTI Sportが追加されました。専用チューニングされたサスペンションを採用し、フロントにブルシュタイン製ストラット、リアにビルシュタインダンパーが採用されています。
専用デザインのフロントバンパー、フロントグリル、大型マフラーカッターなど、他のグレードよりもスポーティなデザイン。専用色のWRブルー・パールも追加されています。
2017年7月
大幅改良されて、デザインも変更されています。STI Sportを除いたグレードで、フロントグリルやフロントバンパー、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプカバーのデザインが変更されました。
一部グレードの18インチアルミホイールが新デザインのものが装備されます。マルチファンクションディスプレイも4.3インチから5.9インチに拡大されました。アイサイトに「アイサイト・ツーリングアシスト」が搭載され、アクセルやブレーキの操作をサポートしてくれます。
ボディ各所に振動騒音対策が行われています。電動パワーステアリングとサスペンションの改良で乗り心地も改善されました。
2018年4月
アイサイトのプリクラッシュブレーキ制御が改良されました。衝突回避の可能性を向上させてたり、低速走行中に障害物がある状態で誤ってアクセルを踏み込んだ場合に衝突回避をアシストします。SUBARU60周年特別記念車が追加されました。
2019年5月
ハイビームアシストが作動する車速が30km/hからになっています。「STI Sport Black Selection」でブラック基調のエクステリアとインテリアが採用されていました。RECARO製フロントシートがメーカーオプションで設定されています。
レヴォーグの歴史
レヴォーグの歴史を見ていきましょう。2020年に新型にフルモデルチェンジしましたが、先代も人気のステーションワゴンとして高い支持を集めていたモデルです。
初代2014年~
レガシィーと比較してコンパクトなボディサイズが魅力のモデルでした。フロントフェンダーは、ボリューム感のあるデザインとなっており、フロントからリアにかけてのシルエットが力強い走りを彷彿とさせます。パワーユニットはインプレッサをベースとして、2.0L直噴ターボエンジン、もしくは1.6L直噴ターボエンジンでした。
アイサイトが搭載されており、スポーティでありながらも安全性能が高いことが魅力のモデルです。
2代目 2020年~
先代から正常進化ともいえるデザインになっており、基本的なイメージは継承しながらもシャープなデザインです。
プラットフォームとエンジンは一新されて、フルインナーフレーム構造や構造用接着剤の範囲拡大でねじり剛性が高まっています。
先進のアイサイトも搭載されているので、安全性能が高いモデルがよい方は新型レヴォーグがよいでしょう。
さらに詳しい特徴は、こちらの記事もご覧ください。
レヴォーグを購入する3つの方法
レヴォーグを購入するには、複数の方法がありますが、新車で購入するのであれば以下の3つに絞られるでしょう。
- カーリース
- 現金一括
- 各種ローン
それぞれの方法の特徴をご紹介します。
カーリース
カーリースは、車の賃貸ともいえるサブスクリプションサービスです。毎月の支払いを一定額に抑えることができ、家計の計算がしやすいことが特徴。車検や税金の支払いがリース料金に含まれているので、突発的な費用の支払いがないことが魅力です。
一方で、契約期間が終了すると、基本的には車を返却します。その後、再リースをするのか、別の車をリースするか、さらには買い取りすることもできます。毎月の支払いは一定ですが、長期間にわたって同じ車に乗るのであれば、他の方法の方がお得になるのが懸念点です。
現金一括
現金一括であれば、金利手数料の負担がなく、総支払額を抑えることができます。しかし貯蓄がなければ購入できません。十分な貯蓄があっても、手元の現金が少なくなってしまうのは懸念点となるでしょう。
万が一の出費に備えて、ある程度の現金を残しておきたいのであれば、他の方法を選択する必要があります。手数料負担を少なくしたいなら、おすすめの方法です。
ローン
ローンはディーラー系、銀行系など、複数の種類があります。ディーラー系ローンであれば審査は厳しくないことが多いですが、金利手数料が高くなることが多いです。残価設定ローンであれば、金利が低いこともあるので、注意しておきましょう。
銀行ローンは金利が低くなりますが、審査が厳しいことが注意点。勤続年数や年収の条件をクリアできるのであれば、支払総額を抑えられる方法です。
レヴォーグをお得に購入する方法
複数の支払方法がありますが、お得にレヴォーグを購入する方法をご紹介します。
結論からいうと、超低金利ローンなら支払総額を抑えながら、毎月の支払いも抑えることが可能です。
弊社カミタケモータースでは1.99%の超低金利ローンを取り扱っており、他社同等プランと比較したときに最大123.5万円もお得になるのが特徴。
ローンは利息負担が気になるという方でも、1.99%の超低金利なら支払総額を抑えられます。
もちろん1.99%のプランはフルオプションで、そのまま乗り出しできるのも魅力です。
憧れの車も毎月の支払を抑えながら乗れるので、ぜひおすすめしたいプラン。
オンライン商談も承っていますので、お気軽にお問合せください。
よくある質問
- レヴォーグの内装の特徴は?
-
大画面を採用したセンターインフォメーションディスプレイや大容量の荷室が特徴となっています。
- レヴォーグのモデルチェンジでの変更点は?
-
新世代プラットフォームを採用するなど、剛性が高くスポーティな走りを実現する構造になっています。