ヤリスのカタログ燃費や実燃費はどのくらい?競合車種とのパワーユニットや燃費比較

ヤリス 燃費

ヤリスはトヨタのコンパクトカーで、ハイブリッドを搭載したモデルも選択できるので低燃費な車として知られています。車を維持する際に、ガソリン代は考慮すべき点なので、燃費がどの程度なのか気になるものです。

そこでこの記事では、ヤリスのカタログ燃費や実燃費を紹介しています。競合車種との比較もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ヤリスの燃費の特徴

ヤリス

画像引用元:ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ヤリスは1999年にヴィッツとして発売がスタートしました。その後2020年2月にデビューしたトヨタのヤリスは、新世代の車づくりのコンセプト「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を踏襲しています。このTNGAプラットフォームは、コンパクトカーとしては初の採用で、軽量で高剛性、さらには低重心を実現しており、従来のモデルと比較して50kgも軽量化されているので、その点も低燃費に走行できるポイントです。

また、TNGAの理念に沿って、ロングストロークやバルブ挟角の拡大など、高速燃焼技術が取り入れられた新開発の1.5L直列3気筒ダイナミックフォースエンジンが搭載されています。これにより、低燃費と高出力を両立しています。

さらに、ハイブリッドシステムも高効率化され、新しく設計された1.5Lエンジンを組み合わせたハイブリッドユニットによって、ヤリスのハイブリッド車は2024年1月時点で世界トップレベルの燃費性能を実現しているモデルです。

カタログ燃費

ヤリスのカタログ燃費は、以下の通りです。

ハイブリッド車

グレード駆動方式カタログ燃費 (km/L)
HYBRID X2WD36km/L
E-Four30.2km/L
HYBRID G2WD35.8km/L
E-Four30.2km/L
HYBRID Z2WD35.4km/L
E-Four30.2km/L

ガソリン1.5L車

グレード駆動方式トランスミッションカタログ燃費 
X2WDCVT21.6km/L
6MT19.6km/L
4WDCVT19.2km/L
G2WDCVT21.4km/L
6MT19.6km/L
4WDCVT19.2km/L
Z2WDCVT21.6km/L
6MT19.6km/L
4WDCVT19.2km/L

ガソリン1.0L車

グレード駆動方式カタログ燃費
X/G2WD20.2km/L

実燃費

ヤリス

画像引用元:トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ヤリスの実燃費は、燃費計測サイトのe燃費の情報で以下の通りです。

  • CVT:15.13km/L
  • ハイブリッド:32.37km/L

e燃費e燃費

実際の燃費は、気温や運転方法など、さまざまな要因に左右されるため、カタログ燃費よりも低くなることがよくあります。

トヨタのヤリスも例外ではなく、ハイブリッド車とガソリン車ともに、カタログ燃費と実燃費には差があります。

カタログ燃料消費率は、普段の運転に近い条件で計測されているWLTCモードといっても、実燃費は落ちるものです。

低燃費で走行できるためのポイントを抑えておくなら、低燃費に走行できるでしょう。

ヤリスのパワーユニット

ガソリンエンジン

ヤリス

画像引用元:ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ガソリン車でも、同様にコンパクト化と軽量化が徹底されており、その結果、優れた燃費性能を実現しています。さらに、ヤリスは走行性能も高く、操縦の安定性や軽快なレスポンスも併せ持っています。

1.5Lガソリンエンジン車のパワーユニットは、出力が88kW(120PS)あります。車重が軽量に仕上げられていることを考えると十分な出力といえるでしょう。

組み合わされるDirect Shift-CVTは、スムーズで低燃費な走りと、ダイレクトな走りを実現した変速機です。

ガソリン車には1.0Lエンジンも設定されています。街中で軽快な走りができ、維持費も抑えられるパワーユニットが選択できます。

ハイブリッド

ヤリス

画像引用元:ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

ヤリスが低燃費を実現している理由はいくつかありますが、まずはコンパクトカーとして初めて採用されたTNGAプラットフォームが大きなポイントです。このプラットフォームにより、車体は軽量で剛性が高く、低重心化されており、「軽く、小さく、扱いやすい」という特性を持っています。これが燃費の良さに直結していますね。

ハイブリッドモデルについては、損失を大幅に削減した「1.5Lハイブリッドシステム」が採用されていて、世界トップレベルの低燃費を達成しています。これには、小型・軽量化を追求した「1.5Lダイナミックフォースエンジン」が搭載されており、高速燃焼技術が燃費向上に貢献しています。

また、ヤリスには「ドライブモードスイッチ」があり、ノーマル、エコドライブ、EVドライブ、パワーモードと、状況や気分に応じて選べるので、その日のドライブに最適な走りを楽しむことができます。

走りの質に関しても、低重心のTNGAプラットフォームが安定感を提供しており、ハイブリッド車のE-Fourは、発進時や滑りやすい路面でもスムーズに4WDへと切り替えることが可能です。これが、悪天候時でも安心して運転できる理由です。

競合車種との燃費比較

マツダ MAZDA2

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

もともと2014年に4代目デミオとして販売が開始され、2019年7月にマイナーチェンジを経て、グローバルでの名称「MAZDA2」に変更されました。年月は経過していますが、マツダは常に性能更新を行っており、2018年には従来の1.3Lガソリンエンジンから1.5Lエンジンへのグレードアップが実施されました。

2021年6月のアップデートでは、特に一部のガソリンモデルにおいて、「Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃料)」という独自技術を採用し、圧縮比を14まで高めて環境性能を向上させています。

また、クリーンディーゼルエンジンモデルでは、環境性能と低燃費を重視しつつ、ディーゼル特有の力強い走行性能も確保しています。

燃費性能についての考え方がMAZDA2の場合はディーゼルエンジン、ヤリスはハイブリッドで実現しているのが違いです。長距離が多いなら、MAZDA2の良さが活かされるでしょう。

あわせて読みたい
新型MAZDA2の情報|マイナーチェンジの遍歴やフルモデルチェンジの情報 2023年9月に商品改良が発表され、MAZDA2のグレードや装備の見直しが行われています。マツダのエントリーモデルとなるMAZDA2ですが、快適性や利便性が高められ、より魅力...

スズキ スイフト

スイフト

画像引用元:スイフト|スズキ

スズキのスイフトは「走り爽快コンパクト」というコンセプトのもと、優れた走行性能としっかりしたハンドリングを兼ね備えています。コンパクトなボディで取り回しがしやすく、使い勝手も抜群です。

2016年には4代目が発売されました。この世代では、歴代モデルから受け継がれた躍動感あるスタイルを保ちつつ、ハンドリング性能をさらに磨いています。また、軽量かつ高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、燃費性能の向上にも寄与しています。エンジンは熱効率が高く、燃費に優れた1.2L自然吸気のデュアルジェットエンジンを搭載しており、走行性能と燃費性能の両立を実現しています。

2023年12月には新型スイフトが登場しました。このモデルでは、燃焼効率を向上させた1.2Lエンジンと新開発のCVTを組み合わせており、低速からの滑らかなトルク上昇により、より軽快な走りを楽しめます。

ベースグレードを除くモデルでは、減速時のエネルギー回収を行うマイルドハイブリッドシステムが搭載され、加速時にはモーターがエンジンをアシストして、さらに燃費性能を高めています。

スイフトも軽量なボディとマイルドハイブリッドで低燃費に走行できるのが魅力。フルハイブリッドと比較して購入しやすい価格なのも特徴です。

あわせて読みたい
スイフトの燃費は?実燃費や競合車種との比較 スイフトはスズキが販売しているコンパクトカーです。軽量でスポーティな走りが魅力となっているモデルですが、燃費はどのくらいでしょうか? 車を維持する際に無視でき...

日産 ノート

ノート

画像引用元:日産:ノート

日産のノートには、「e-POWER」というハイブリッドシステムが搭載されており、このシステムではエンジンが発電機として機能し、その電力で走行用モーターを駆動します。モーターによってタイヤを駆動させ、ガソリンエンジンのみの車に比べて高い燃費性能を実現しています。

ノートの現行モデル(2020年12月から販売)では、第2世代のe-POWERが全車に搭載されています。このシステムによって、電気自動車と同様の力強い加速と、滑らかな減速制御が可能です。また、走行音も非常に静かで、発進や追い越し時の加速がスムーズで、エンジン音がほとんど気になりません。これにより、長距離運転でも快適な乗り心地を提供。

さらに、現行型ノートではモーター出力とトルクが強化され、特に発進時や追い越し時にはより力強い加速を実感できます。右折時などの素早い走り出しもスムーズに行えるようになっています。そして、インバーターが前モデルよりも小型軽量化され、エンジンの効率も向上しているため、走行性能だけでなく燃費性能も改善されているのが変更点です。

また、ノートは「SPORT」、「ECO」、「NORMAL」という3種類のドライブモードを備えており、運転スタイルに合わせて燃費や走行性能のバランスを調整することができます。オプションのプロパイロット(ナビリンク機能付)は、高速道路での運転をサポートし、より安全かつ快適なドライブを実現します。

燃費性能ではヤリスに劣りますが、快適性ならノートが魅力的です。

あわせて読みたい
現行日産ノートが初のマイナーチェンジ|変更点や競合車種との違い 日産の人気コンパクトカー「ノート」がマイナーチェンジを受け、新バージョンが2023年12月11日に公開され、2024年1月より発売されました。 今回の変更は、高級なオーラ...

ホンダ フィット

フィット

画像引用元:フィット|Honda公式サイト

フィットは5ナンバークラスでコンパクトながら、室内はミニバン並みに広々としています。後席を倒せば、広くて低い荷室ができ、荷物の積載にも困りません。さらに、フィットのハイブリッドモデルは、低燃費ながらも十分な動力性能を備えており、多用途に対応できる点が魅力です。

特に注目したいのが、フィットに搭載されているe:HEVシステムです。これは、駆動用と発電用の2つのモーターを備えた進化したハイブリッドシステムで、エンジンと組み合わせて高効率な運転を実現します。e:HEVは3つのドライブモードを自動で切り替えてくれます。

  • EVドライブモード:発進から街乗りまで、モーターだけで静かに走行します。
  • ハイブリッドドライブモード:加速や坂道で必要なパワーをしっかり提供します。
  • エンジンドライブモード:高速道路などでエンジンを直接使い、効率的に走ります。

どの走行状態でも最適な燃費とパフォーマンスを発揮し、ストレスなく運転が楽しめます。フィットは、これ1台で充実したカーライフを送ることが期待できる車ですね。

フィットのハイブリッドシステムもエンジンで発電し、モーターで駆動する形です。ただし高速域ではエンジンが直接タイヤを駆動させるので、運転環境に適した方法になります。

あわせて読みたい
フィットのマイナーチェンジ遍歴は?2022年の変更点と特別仕様車の特徴 ホンダのフィットは、最新技術が先行して搭載され、多くの人々から支持を受けてきました。以前はシビックがホンダの代表的な車種でしたが、今ではフィットがその役割を...

ヤリスの燃費向上のポイント

ヤリスの燃費を向上させるために、以下のポイントに気をつけていきましょう。

定速走行を心がける

できる限り定速走行にするのは、燃費向上のポイントとなります。発進から適度に加速していき、定速走行が長くなるようにアクセルコントロールします。

巡航をできる限り続け、前後間隔を把握しながら一定の速度で走行できるようにコントロールしましょう。

定期的にメンテナンスする

定期的なメンテナンスも低燃費走行のために大切です。オイル交換やタイヤの空気圧チェックをしましょう。

エンジンオイルはエンジンの効率的な動作に必須です。古いオイルはエンジンに負担をかけ、その結果燃費が悪化することがあります。定期的なオイル交換は、エンジンをスムーズに動かし、燃費を良好に保つために役立ちます。

タイヤの空気圧が不足しているとタイヤの抵抗が増えて、結果として燃料消費が増える傾向です。適切な空気圧を保つことでタイヤの摩耗も防げるため、燃費改善だけでなく、タイヤの寿命を延ばす効果も期待できます。

要らないなものを積載しない

ヤリスのような燃費の良い車でも、重い荷物を載せたり、乗車定員いっぱいで乗ったりすると、車への重量負担が増えて燃費が下がることがあります。

ラゲッジルームに不用なものがあるなら、降ろしておきましょう。

燃費運転のテクニックを向上する

また、冷房や暖房の使用も燃費に影響します。不要な荷物は降ろし、エアコンの使用も必要なときだけにするなど、燃費向上のための対策を心がけると良いでしょう。

また、運転の仕方にも気をつけましょう。急な加速やブレーキは、燃費の悪化だけでなく、エンジンへの負担も大きくなります。アクセルやブレーキをなるべくゆるやかに操作することで、燃費向上やエンジンの長寿命化につながります。

お得にヤリスを購入する方法

未使用車

お得にヤリスを購入したい方におすすめの購入方法は、未使用車の購入です。未使用車とは登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。

登録されているので中古車という扱いですが、コンディションは限りなく新車に近いので、長く安心して乗れます。

新車よりも納車までの期間が短く、乗り換え時期が決まっている方にもおすすめできる購入方法です。在庫がある車両に限られるという懸念点はありますが、弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の在庫車両を展示しているので、好みの車を探していただきやすいです。

ぜひこちらから最新の在庫情報をチェックしてください。

低金利プラン

お得に新車を購入したい方におすすめの方法は、低金利プランの利用です。新車を購入する際に、ローンを利用するのは一般的です。

毎月無理なく一定の支払いにして、希望する車に乗れる方法となります。しかし毎月の支払い額を一定にできますが、金利手数料の負担があります。

そこで低金利プランの利用ができるのです。名前の通り金利が低いローン商品なので、完済までの負担が少なくなります。

弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得に購入可能です。車種やグレードによって異なりますが、他社同等プランと比較して何十万円も差額が出ることもあります。

乗り出しに便利なオプションもセットになっているので、ぜひこちらから詳細情報をチェックしてください。

あわせて読みたい
ヤリスとアクアを比較 | ボディサイズや燃費、内外装や荷室シートの違いを解説 ヤリスとアクアは、トヨタ車の中でも人気が高く、販売台数も他の車種に比べて多い傾向があります。 2021年7月に9年ぶりのフルモデルチェンジを行ったアクアと、2020年に...
目次