新型MAZDA2の情報|マイナーチェンジの遍歴やフルモデルチェンジの情報

MAZDA2 新型

2023年9月に商品改良が発表され、MAZDA2のグレードや装備の見直しが行われています。マツダのエントリーモデルとなるMAZDA2ですが、快適性や利便性が高められ、より魅力的なモデルとなっています。

この記事では、MAZDA2のマイナーチェンジの遍歴や変更点などを詳しくご紹介します。

目次

新型MAZDA2

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

コネクティッドサービス対応のマツダコネクトを装備

MAZDA2の一部機種、CX-3の全機種にコネクティッドサービス対応のマツダコネクトを標準装備としました。

「15 SPORT」・「XD SPORT+」に標準装備です。その他のグレードでは「15C」、「XD」、「15 BD」、「XD BD」にメーカーオプション設定となりました。

用品架装パッケージ車「SCI-FI」

MAZDA2 SCI-FI

画像引用元:MAZDA2|マツダ

 MAZDA2では、「15 BD(イチゴービーディー)」「XD BD(クロスディー ビーディー)」において、用品架装パッケージ車「SCI-FI(サイファイ)」を追加設定しました。

グレードや装備の見直し

機種と装備のオプションがアップデートされ、「15 BD」と「XD BD」は選択肢が拡充しましたが、「15 Sunlit Citrus」はラインアップから外れ、全7機種となりました。

一方で、「15 SPORT」と「XD SPORT+」では、ルーフフィルムやドアミラーカバー、シャークフィンアンテナがボディと同色に統一され、ブラックは別オプションとして提供されます(MT車の場合、ブラックオプションは自動追加、費用も追加)。

また、「XD」モデルでは、以前オプションだった「ユーティリティパッケージ」が標準装備に格上げされました。

MAZDA2のフルモデルチェンジの予想

MAZDA2は、登場から約10年経過し、大刷新が予定されているとされています。MAZDA2の次期モデルは、2024年から2025年にかけてフルモデルチェンジされると予想されています。

欧州では、トヨタのヤリスをベースにしたMAZDA2が公開されており、日本においても展開されるのか注目です。

モデルチェンジした場合に、どのような変化があるのか、想定される内容をご紹介します。

デザイン哲学「魂動」は新たな方向へ進むことになりそうで、次期型マツダ2でさらに進化すると予想されています。

パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ガソリン+マイルドハイブリッドの「SKYACTIV-G 1.5」、およびディーゼルの「SKYACTIV-D 1.5」をラインナップするほか、1.5リットル直列3気筒「SKYACTIV-X 1.5」が導入される可能性があります。

そして目玉はロータリーエンジンの搭載で、「MX-30 ロータリーEV」に搭載される、830ccのロータリーエンジン(8C型)を発電機として使用するプラグインハイブリッドシステムを採用し、環境性能とパフォーマンスを両立する可能性もあるでしょう。

これらの情報は、確定したものではありませんが、欧州市場での展開やハイブリッドシステムの搭載、さらにはプラグインハイブリッドシステムは今後の国内市場での展開に影響するため、注目に値します。

MAZDA2の概要

デミオ

画像引用元:マツダ|デミオ

MAZDA2は、デミオからスタートしており、マツダのエントリーモデルとして人気を集めています。

初代デミオ(1996年 – 2002年)

ミニバンブームに乗って、既存のコンポーネントを活用し、コンパクトながらも広い荷室を持つ小型ワゴンとして短期間で開発・市場投入された背景を持ったモデルです。

ミニバンは広い車内が特徴とはいえ、機械式駐車場に入らないことがネックでした。そのため、車高は1,550mmまでとなり、機械式駐車場に収まる設計となっています。

機能的かつシンプルな設計がバブル崩壊後の時代にマッチし、多くのユーザー層から支持を得て、複数の自動車賞を受賞。マツダ2(デミオ)は「マツダの救世主」とも評されるほどでした。

既存のマツダ・DWプラットフォームをベースに、1,300ccと1,500ccのエンジンが搭載され、各エンジンは電子制御燃料噴射装置(EGI)に改良されて出力も向上しています。

販売時のキャッチコピーには「SMALL & BIG」や「小さく見えて、大きく乗れる デミオ」が使われ、小型ながらも荷室の収容力を強調していました。ステーションワゴンのように荷室の広さを意識したモデルでした。

2代目(2002年 – 2007年)

マツダ・デミオの新モデルは初代の「広く実用的なコンパクトカー」としてのコンセプトを継承していますが、エンジンとプラットフォームは一新されています。

プラットフォームは、17年ぶりにフォードと共同開発された新世代のマツダ・DYプラットフォームを使用しています。これによりフォード・フィエスタとのプラットフォームが共通化されました。

エンジンは、1,300ccと1,500ccの2種類があり、どちらも新開発の「MZR」系エンジンに一新され、可変バルブタイミング仕様や後方排気レイアウトなどを採用しています。

このモデルでは、前輪駆動と、日産から供給を受けるe-4WD方式の四輪駆動が設定されました。

一部の外観や装備も変更・向上しており、アウタードアハンドルやリアコンビネーションランプのデザインが変わり、車名エンブレムが新しいスタイルになりました。

さらに装備が充実し、オートワイパー、オートライト、オートエアコン、ステアリングオーディオリモコンスイッチなどが追加されました。

日本国外では「マツダ・2 (Mazda 2)」として販売され、これ以降「マツダ・デミオ = Mazda 2」としてブランドが統一されています。

3代目(2007年 – 2014年)

マツダの新モデルは、初代・2代目の「汎用ミニバン」コンセプトから、欧州市場向けの一般的なコンパクト・ハッチバックスタイルに転換しました。

新モデルは、マツダ主導で開発された新しいマツダ・DEプラットフォーム(フォード・B3プラットフォーム)を使用しており、小型化・軽量化が図られています。

競合他車がボディサイズや重量を増加させている中、新モデルは全長3,885-3,895mm、全高1,475mm、車両重量970-1,070kgとやや小型軽量になっています。

「SPORT」モデルは、1.5Lエンジンと、5速MTもしくは新しい7速スポーツモード付きCVTをベースに、ボディ補強や専用チューンのサスペンションなどが施されています。また、専用の16インチAW/タイヤや大径ブレーキも特徴です。

エクステリアでは、フロントエアロバンパー、サイドステップ、リアスポイラー、専用グリルなどでスポーティなデザインが強調されています。

4代目(2014年~)

2014年7月17日、新モデルのデミオの生産が防府工場で開始され、いくつかの地域(メキシコ、タイなど)でも生産が行われました。

デザインテーマは「魂動 -Soul of Motion」であり、エネルギーの凝縮と解放に焦点を当てています。車のサイズとデザインに若干の変更が加えられ、新しいLEDヘッドランプやエンブレムの配置も変更されています。

インテリアでは、ドライバーの快適性と操作性を重視して設計がなされています。また、「MAZDA CONNECT」カー・コネクティビティ・システムも採用され、インテリアカラーは多様性を持たせています。

トランスミッションは、「SKYACTIV-DRIVE」を使用した6速ATおよび「SKYACTIV-MT」を使用したMTが導入され、CVTは廃止されました。また、4WD車ではアクティブトルクコントロールカップリング方式が採用され、シャシーやボディも新技術が導入されています。

安全技術「i-ACTIVSENSE」が導入され、「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」(SCBS)が標準装備され、いくつかの安全機能オプションも提供されています。

MAZDA2のマイナーチェンジ情報

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

2019年7月18日(4代目デミオがマイナーチェンジ)

2019年7月18日、マツダは4代目デミオ(2014年発売開始)をマイナーチェンジし、車名も「デミオ」から「MAZDA2」に変更しました。一部改良の主要なポイントとして次の内容が挙げられます。

車名が日本国内向けの「デミオ」から国外向けと同じ「MAZDA2」に変更され、同日から予約が開始され、同年の9月12日に発売が開始されました。

「G-Vectoring Control」(GVC)の改良版、「GVCプラス」が標準装備化されました。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)である「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」が全車速追従機能付にアップデートされました。

運転席には「6Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能(シート位置/アクティブ・ドライビング・ディスプレイ)」と自動防眩ルームミラーが設定されました。

インフォテインメントシステム「マツダコネクト」にAppleの「CarPlay」とGoogleの「Android Auto」に対応する機能が追加されました。

2021年6月24日(一部商品改良)

特別仕様車「Sunlit Citrus」が設定されます。「15S PROACTIVE S Package」および「XD PROACTIVE S Package」を基盤に、インテリアにグレージュとシトラスのカラーが特徴となっているグレードです。

セーレンの「グランリュクス」シートとカード型のアドバンスキー、専用キーシェル、フロアマットなどが特別装備されていました。

「15S Sunlit Citrus」には360°ビュー・モニターとフロントパーキングセンサーなども装備されます。

エンジンおよび燃料効率のアップデートが行われました。「SKYACTIV-G 1.5」エンジンに、「Diagonal Vortex Combustion」技術を採用し、圧縮比を14.0に向上させました。これはWLTCモードにおける燃料消費率を改善し、「2030年度燃費基準75%達成」とされています。

「PROACTIVE」系以上のAT車はワイヤレス充電(Qi)とApple CarPlayのワイヤレス接続をオプションで設定。AWD車には、フロントガラスの雪を除去するためのワイパーデアイサーが標準装備されます。

2023年1月27日(大幅な商品改良)

デザインが変更され、バンパー(フロント・リア)とフロントグリルのデザインが変更され、フロントフェイスが刷新されました。内装も見直されました。

新しいグレード体系と特別仕様車が登場しました。グレード体系が大幅に変更され、新しいフルホイールキャップと新しいカラーオプション(インパネカラー、ルーフカラー)が導入されます。

新グレード「15 BD」と「XD BD」、特別仕様車「Black Tone Edition」などが導入されました。「Sunlit Citrus」はさまざまな装備追加と共にカタロググレード化されました(一部モデルのみ)。

新しいボディカラーとして「エアストリームブルーメタリック」および「エアログレーメタリック」が追加され、いくつかの色が廃止されました。グレードが8機種(「15 BD」、「XD BD」、「Black Tone Edition」、「15 SPORT」、「XD SPORT+」、「15 Sunlit Citrus」、「15C」、「XD」、「15MB」)に集約・整理されました。

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CX-3も一部改良された

CX-3 XD Vivid Monotone

画像引用元:MAZDA CX-3|マツダ

CX-3も一部改良されており、随所のブラッシュアップが行われています。

一部改良されたCX-3では、デザイン性の高さをさらに深化させた特別仕様車「Vivid Monotone(ビビッド モノトーン)」を新設定しました。

外観では、ブラックキャビンや光沢のクラッティング塗装、専用18インチアルミホイールが採用されています。また内装にグレーのインパネやドアトリム、随所にカッパー色のアクセントがあり、シックながら質の高さを感じさせるデザインになっています。

CX-3もグレードの整理が行われ、6MT車が廃止されました。

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MAZDA2の外装

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

マツダ2は、マツダのデザインテーマ「魂動-SOUL of MOTION」の最新要素を具現化しています。シンプルかつ深い造形により、エレガントで新鮮な印象を放ちます。フロントマスクは、低く前傾したヘッドランプとグリルが、猛獣の鋭い表情を表現。

サイドビューは、フロントタイヤとキャビンの位置を変えることで、先代モデルとは異なるプロポーションを生み出しました。

リアビューでは、力強く立体感のあるフォルムが特徴です。ショルダーラインの流れと高いリアコンビネーションランプが、ダイナミックな印象を加速します。

MAZDA2の内装

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

MAZDA2の内装は、コンパクトカーながら上質感溢れる作り込みが施されています。一歩車内に足を踏み入れると、その上質で洗練された雰囲気が感じられ、ユーザーにはワンクラス上の車に乗っていると感じさせるほどです。

特にドライバー用のシートは、ユーザーをしっかりとホールドし、各種操作に対するレスポンスを高める設計になっています。使用されているシート素材も、その質感と快適さからコンパクトカーの範疇を超えた印象を受けさせます。

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

また、MAZDA2は「オトナな雰囲気」を持ち、その内装はシンプルながらも高品質なデザインになっています。これは、従来のデミオからのブランドイメージの転換を象徴しており、シンプルでありながら、随所に散りばめられた質感が、洗練された大人の空間を創出しています。

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

さらに、MAZDA2の車内空間は、一般的なコンパクトカーに比べややコンパクトなものの、これはドライバビリティの向上を目的としたものです。例えば、前輪を前方に移動させることで、運転者は足を自然に伸ばし、リラックスしたドライビングポジションを取ることが可能になっています。これは、長時間のドライビングでも疲れにくい工夫といえるでしょう。

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MAZDA2のパワーユニット

MAZDA2

画像引用元:MAZDA2|マツダ

ガソリンエンジン:スカイアクティブ-Gと呼ばれる1.5L直列4気筒ガソリンエンジンは、最高出力110PS、最大トルク142Nmを発生します。高圧縮によって軽快なパフォーマンスと優れた燃費性能を発揮する高効率直噴ガソリンエンジンとなっています。

また、2021年6月に一部改良を行い、一部グレードに搭載するガソリンエンジンは、独自技術の斜め渦燃焼を投入し、圧縮比を12から14に高め、環境性能を向上しました。

ディーゼルターボエンジン:スカイアクティブ-Dと呼ばれる1.5L直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、最高出力105PS、最大トルク250Nmを発生します。

このエンジンは250N·m (AT車)という2.5Lガソリンエンジン並の力強いトルクと優れた低燃費を実現した、1.5Lディーゼルエンジンです。

MAZDA2の価格

ガソリン

スクロールできます
15C15BD15SPORT
2WD(6EC-AT)1,548,800円 (消費税込)2WD(6EC-AT)1,741,300円 (消費税込)2WD(6EC-AT)2,083,400円 (消費税込)
2WD(6MT)2,138,400円 (消費税込)
4WD(6EC-AT)1,768,800円 (消費税込)4WD(6EC-AT)1,961,300円 (消費税込)4WD(6EC-AT)2,303,400円 (消費税込)

ディーゼル

スクロールできます
XDXD BDXD SPORT+
2WD(6EC-AT)1,955,800円 (消費税込)2WD(6EC-AT)2,084,500円 (消費税込)2WD(6EC-AT)2,402,400円 (消費税込)
4WD(6EC-AT)2,175,800円 (消費税込)4WD(6EC-AT)2,304,500円(消費税込)4WD(6EC-AT)2,622,400円 (消費税込)

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